救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

現段階での小泉総理の訪朝に反対する緊急声明(2004/05/10)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2004.05.10)


■現段階での小泉総理の訪朝に反対する緊急声明

 5月4日、5日の日朝拉致問題政府間協議をめぐり、マスコミでは小泉総理が近く
訪朝するという話が多数報じられている。また、北朝鮮への人道支援再開も検討され
ている。これらについて、わたしたちは強い危機感を持っている。
 現段階で小泉総理が訪朝すると、帰国した5人の家族の帰国問題だけに焦点が絞ら
れ、北朝鮮の思惑通りに、横田めぐみさんら今現在北朝鮮で助けを求めている被害者
らの救出がないがしろにされる危険が高まってしまう。

 小泉総理は、すべての拉致被害者と家族を取り戻すという意志を明確にすべきであ
る。帰国した5人の家族の帰国は当然なことであるが、北朝鮮に拉致された10名等
の帰国こそが、救出の主要な課題である。

 そもそも一国の最高指導者である総理が、日本人を拉致していまだに返さないテロ
国家を再度訪問することは慎重にして頂きたい。逆に、金正日がすべての拉致被害者
を連れて日本に謝りに来るのが順序である。

 家族会・救う会は昨年9月に、5人の家族をまず取り戻すまでは日朝交渉を再開せ
ず、家族帰国後、最優先で残る拉致被害者問題を究明するという政府方針を、経済制
裁という圧力でその実現を図るという条件付きで支持し、議員連盟も全員救出のため
に経済制裁を政府に要請しているのである。しかし、現段階で小泉訪朝と人道支援再
開が実現すれば、経済制裁断行は困難となり、大使レベルでの国交正常化交渉よりも
もっと高位の首脳会談が開催され、10人とそれ以外の拉致問題が事実上棚上げとな
り、切捨てられる可能性が高い。

 また、訪朝した総理に対して5人の家族らが自分たちは日本に行きたくないと直接
訴えることがあったらどうするのか。北朝鮮はそれくらいのことは十分行う国である
ことを知っておくべきだ。

 小泉総理の訪朝の条件は、金正日政権がすべての拉致被害者と家族を帰国させ、拉
致の全貌を明らかにするための道筋をつけることである。5人の家族の出迎えは総理
自身ではなく、総理特使などが派遣されるべきだ。

 わたしたちは、以上の理由で、現段階での小泉総理の安易な訪朝には強く反対である。

平成16年5月10日
北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会会長 佐藤勝巳


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