国民大集会全記録6(2022/06/03)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2022.06.03)
■国民大集会全記録6
櫻井 次に主催者を代表して黒岩祐治知事にお願いいたします(拍手)。
◆映画「めぐみ?引き裂かれた家族の30年」を支援
黒岩祐治(北朝鮮による拉致被害者を救出する知事の会会長、神奈川県知事)
また、この日を迎えてしまいました。いつもこの会に来るたびに申し上げてい
るのですが、「めぐみ?引き裂かれた家族の30年」というドキュメンタリー映
画、この制作に私は深く関わりました。
今もよく覚えています。ワシントンに在住していた時、友だちから紹介された
カナダ人のご夫婦で映画監督がいらっしゃいました。そのお二人が、北朝鮮によ
る拉致被害者の問題があるということを知りました。「こんなとんでもないこと
があるんですか。信じられない思いでした。このことを何とかドキュメンタリー
映画にしたい。この無念の思いは世界中の思いである。にも関わらずアメリカ人
のほとんどの人が知らない。知ってもらわなければならない」と。
そして、「協力してほしい」と言われました。お二人は横田ご夫妻等に密着取
材をしていましたが、「これまでの長い歴史の映像素材がない。これを是非フジ
テレビに提供してくれないか」と。
こんな大事なことを取材するのであればこれは是非協力しようと約束をしまし
たが、テレビ局に帰ってきて大反対されました。「ニュースのために使うことを
前提として撮っているもので、それ以外のものに使うことはまかりならん」と。
「そんなことを言っていていいのか」と大喧嘩をして、何とかその映像を出し
ました。ご覧になっていない方は是非見てください。ほとんどがフジテレビのニュー
ス映像を積み重ねたものです。
そして英語でナレーションがあります。当然カナダ出身の監督が作ったから。
だが最初から国際仕様になっています。これをもっと活用すべきではないでしょ
うか。
あの「30年」が「45年」になってしまいました。しかし問題の本質は皆含
まれています。横田早紀江さんが街頭でマイクを握り、おそらくそんなことは人
生でやったことはないだろう。そしてちらしを道行く人に配る。そんなことは今
までの人生になかったことだろう。娘を救いたい一心でやっておられた。
渡されたちらしをパーンとはねのける通行人がいました。大変衝撃的な映像で
す。それままだまだ拉致問題をみんなが知らなかったからではないでしょうか。
我々が毎年こういう大会をやって、「あきらめないでいこう」と繰り返し言う
のは大きな意味があると思います。風化すると、またちらしをパーンとはじかれ
てしまう。そんな時代になっては絶対にいけない。この思いを今日改めて皆さん
と共に確認したい。そういう思いでやってきました。
知事会もあきらめません。皆さん頑張りましょう(拍手)。
◆非道なことが昭和52年に次々に起こった
平井伸治(鳥取県知事、知事の会発起人、全国知事会会長)
皆様こんにちは。本日は、横田拓也代表を初め家族会の皆様、また西岡会長や
櫻井さん等、この運動を進めてこられた皆様方と共にここに集結したことは大変
大きな意義があると思っています。
先程岸田総理もしっかりと決意を述べられました。古屋議連会長を初め塚田様、
森様、竹内様、東様、玉木様初め多くの国会議員も集結しています。地方からも
松田会長を初め、鳥取県では坂野県議、松田県議等がかけつけています。
私たちは飯塚前代表のご意志を継いでここに集まった意味、それは諦めないと
いうことだと訴えることができたと思います。
是非この気持ちを胸に、今日から再スタートを切らなければなりません。松本
孟さんも来ておられますが、妹の松本京子さんが日本海からいなくなったのは昭
和52年10月21日のことでした。実は鳥取県ではその後11月14日にも、
古都瑞子(ふるいちみずこ)さんという方がいなくなりました。その翌日が横田
めぐみさんが拉致された日です。
何が起こったのか。今まで私たちは何を考え、何を行動できたのか、もう一度
考えなければなりません。明らかなんです。今のウクライナの情勢を見て皆心を
痛めます。なぜか。それは暴力の前に、自由も命も奪われてしまうということで
す。
その非道なことが北朝鮮の手によって昭和52年に、次々に起こったわけです。
このことを私たちは決して忘れないし、取り戻さなければならないわけです。皆
様のお力を結集していただき、政府を突き動かし、バイデン大統領も膝をついて
ご家族の前で話を聞かれました。
今がひょっとしてチャンスに変わるかもしれない。厳しい時だからこそ変わる
かもしれないのです。「新緑の香に新緑の風を待つ」。2月に亡くなられた、ホ
トトギスの主宰を務めておられた稲畑汀子さんの句です。また新緑の季節が巡り
巡って来てしまいました。新しい新緑の風を我々は待たなければならないわけで
す。
是非皆様と共に諦めずに頑張ります。宜しくお願いいたします(拍手)。
櫻井 ではここで松田良昭さんに主催者を代表してご挨拶をいただき、参加して
いる都道府県会議員の紹介もお願いしたいと思います。
◆もっと日本が強くなって、もっと堂々としなければ
松田良昭(拉致問題地方議会全国協議会会長、神奈川県議会議員)
今日は35府県から93名の議員が参加しました。どうぞお立ち下さい(拍手)。
一人ひとりをご紹介したいのですが、人数が多いのでスクリーンで紹介させて
いただきます。皆様大変お忙しい中ありがとうございます。
本来なら毎年幹事会で昼食を食べながら様々な意見交換をしてきました。「う
ちの県はこういう活動をしている」、「うちはこういう問題があった」とかです
が、このコロナ禍の中、できません。
皆さん、各議会で決議案を出そう。そしてブルーリボンバッジをすべての議員
に付けてもらおう。アニメめぐみを見てもらおう。様々なことをやりながら街頭
にも立っていただいている皆さんです。
私の地元の神奈川では、「神奈川新聞」というのがあります。「帰国の願い込
め14曲」、川崎でめぐみさんの同窓生が演奏会をしたという記事が出ています。
ヴィヴァルディの「四季」から、そして早紀江さん作詞の「コスモスのように」
等です。その同級生は、「45年間経ってしまったけど、今も進行していること
を確認しよう」ということだったそうです。
今日も川崎の議員も来ていますが、私たちは45年前に主権を侵され、そして
我々の同胞が北朝鮮に連れていかれていることを実感しながら、いつも動いてい
ます。
先週ある方から、「松田さんあなたは拉致の活動をやっているけど、私は拉致
被害者は帰ってこないと思う」と言われました。「このような状況では北朝鮮は
返さない」と。私は、「決してあきらめない」と言いました。誰がなんと言おう
とあきらめずにやっていくんだ、と。これが我々の信念です。
ただですね、もっと日本が強くなって、もっと日本が堂々としていかなければ
帰ってこないという思いもあります。国民みんなが北朝鮮に向かって、「本気だ
ぞ」ということを見せなければ、帰ってこないかもしれない。
しかし我々はあきらめない。今日集まっていただいた方も本気でしょう。そし
てたくさんの方々が被害者を取り戻す思いがあります。一歩でも下がれば、たち
まちどんどん下がってしまう。我々が前に、前に進んで、地方議会も頑張ります。
頑張りましょう(拍手)。
◆帰りを待っている日本の兄弟姉妹も70歳以上に
今井英輝(特定失踪者家族会会長、今井裕さん兄)
今回で国民大集会に3回目の参加ができましたことに感謝申し上げます。
特定失踪者家族の思いをお話ししたいと思います。小泉元総理から岸田総理ま
で、認定拉致被害者家族には面会されていますが、特定失踪者家族会は官房長官
・拉致担当大臣止まりで、総理との面会は一度も行われておりません。総理は、
「すべての拉致被害者を必ず取り返すと言っています。特定失踪者家族と面会さ
れない理由は何なんでしょうか。
第2に、国が拉致認定した人は松本京子さん一人です。今月12日、拉致対策
本部から、「北朝鮮による拉致の可能性を排除できない行方不明者として捜索し
ていた1名を国内で発見した」と発表されました。
残る拉致の可能性を排除できない事案の方は871名で、1年に2人か3人発
見されていますので、全部発見するには400年以上かかることになります。こ
の方は特定失踪者問題調査会が調べた特定失踪者以外の人でした。
国は今、40年、50年も経って認定者を出すんですか。警察は今まで隠して
いました。あるいは忘れていました。だから認定者は出ない。認定者を出すと北
朝鮮に猛反撃される。だから絶対にミスがあってはならない。証拠があっても警
察は今出せない状況です。
今後の日朝交渉では是非特定失踪者から拉致が濃厚な約460名全員を加えて
もらいたい。2002年に帰ってきた蓮池さんは、「5人が日本に帰ってきたこ
とを知っている拉致被害者がまだたくさんいる。どこからか情報が入っているは
ず」と言っています。
日本から迎えを待っている拉致被害者、そして帰りを待っている日本の家族。
その親はもう90%以上亡くなっています。拉致された人も、日本で待っている
兄弟も既に70を越えています。これ以上待てない時期に来ています。日本の国
民はもっと怒らないと国は動いてくれません。終わります(拍手)。
◆特定失踪者家族紹介
竹下珠路(特定失踪者家族会事務局長、古川了子さん姉)
皆様こんにちは。現在日本政府が発表している拉致の可能性を排除できない行
方不明者は871名、別名特定失踪者と呼んでいます。今日はその代表というべ
き8名が参加しています。失踪年代順に紹介します。
昭和43年(1968年)に東京都墨田区から失踪した早坂勝男さんの兄早坂勇
治さん、弟の早坂胞吉(えなきち)さん(拍手、以下略)。
昭和44年(1969年)に青森県弘前市から失踪した今井裕さんの兄今井英輝
さん。
昭和47年(1972年)に東京都渋谷区から失踪した生島孝子さんの姉、生島
馨子(けいこ)さん。
昭和49年(1974年)に富山県新湊市から失踪した荒谷敏生さんの妹、矢島
文恵さん。
昭和59年(1984年)に山梨県甲府市から失踪した山本美保さんの双子の妹、
森本美砂さん。
昭和60年(1985年)に兵庫県神戸市から失踪した秋田美輪さんの姉、吉見
美保さん。
そして私、昭和48年(1973年)に千葉県市原市から失踪した古川了子(の
りこ)の姉、竹下珠路(たまじ)です。ありがとうございました(拍手)。
櫻井 ではここで参加者の皆様方のご紹介をお願い致します。
◆参加者紹介
西岡 まだ紹介されていない参加者をご紹介します。
まず4人の副知事を紹介します。黒沼東京都副知事、砂川埼玉県副知事、穴澤
千葉県副知事、佐久間新潟県副知事(拍手)。知事の会は47都道府県から参加
してくださいました(拍手)。
全国の救う会の仲間が来ています。お立ち下さい(拍手)。
またアメリカで私たちをずっと助けてくださっている古森義久さん(拍手)。
以上です。
櫻井 様々な方が様々な見地から問題提起をしてくださいました。ポイントの一
つひとつを心に刻んで、そのことを実現、もしくは追及していくことが必要だと
思います。中間報告ですが本日800名(満席)の方がご参集くださいました。
ありがとうございました(拍手)。
(7につづく)
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■岸田首相にメール・葉書を
首相官邸のホームページに「ご意見募集」があります。
下記をクリックして、ご意見を送ってください。
https://www.kantei.go.jp/jp/iken.html
葉書は、〒100-8968 千代田区永田町2-3-1 内閣総理大臣 岸田文雄殿
■救う会全国協議会ニュース
発行:北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会(救う会)
TEL 03-3946-5780 FAX 03-3946-5784 http://www.sukuukai.jp
担当:平田隆太郎(事務局長 info@sukuukai.jp)
〒112-0013 東京都文京区音羽1-17-11-905
カンパ振込先:郵便振替口座 00100-4-14701 救う会
みずほ銀行池袋支店(普)5620780 救う会事務局長平田隆太郎
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■国民大集会全記録6
櫻井 次に主催者を代表して黒岩祐治知事にお願いいたします(拍手)。
◆映画「めぐみ?引き裂かれた家族の30年」を支援
黒岩祐治(北朝鮮による拉致被害者を救出する知事の会会長、神奈川県知事)
また、この日を迎えてしまいました。いつもこの会に来るたびに申し上げてい
るのですが、「めぐみ?引き裂かれた家族の30年」というドキュメンタリー映
画、この制作に私は深く関わりました。
今もよく覚えています。ワシントンに在住していた時、友だちから紹介された
カナダ人のご夫婦で映画監督がいらっしゃいました。そのお二人が、北朝鮮によ
る拉致被害者の問題があるということを知りました。「こんなとんでもないこと
があるんですか。信じられない思いでした。このことを何とかドキュメンタリー
映画にしたい。この無念の思いは世界中の思いである。にも関わらずアメリカ人
のほとんどの人が知らない。知ってもらわなければならない」と。
そして、「協力してほしい」と言われました。お二人は横田ご夫妻等に密着取
材をしていましたが、「これまでの長い歴史の映像素材がない。これを是非フジ
テレビに提供してくれないか」と。
こんな大事なことを取材するのであればこれは是非協力しようと約束をしまし
たが、テレビ局に帰ってきて大反対されました。「ニュースのために使うことを
前提として撮っているもので、それ以外のものに使うことはまかりならん」と。
「そんなことを言っていていいのか」と大喧嘩をして、何とかその映像を出し
ました。ご覧になっていない方は是非見てください。ほとんどがフジテレビのニュー
ス映像を積み重ねたものです。
そして英語でナレーションがあります。当然カナダ出身の監督が作ったから。
だが最初から国際仕様になっています。これをもっと活用すべきではないでしょ
うか。
あの「30年」が「45年」になってしまいました。しかし問題の本質は皆含
まれています。横田早紀江さんが街頭でマイクを握り、おそらくそんなことは人
生でやったことはないだろう。そしてちらしを道行く人に配る。そんなことは今
までの人生になかったことだろう。娘を救いたい一心でやっておられた。
渡されたちらしをパーンとはねのける通行人がいました。大変衝撃的な映像で
す。それままだまだ拉致問題をみんなが知らなかったからではないでしょうか。
我々が毎年こういう大会をやって、「あきらめないでいこう」と繰り返し言う
のは大きな意味があると思います。風化すると、またちらしをパーンとはじかれ
てしまう。そんな時代になっては絶対にいけない。この思いを今日改めて皆さん
と共に確認したい。そういう思いでやってきました。
知事会もあきらめません。皆さん頑張りましょう(拍手)。
◆非道なことが昭和52年に次々に起こった
平井伸治(鳥取県知事、知事の会発起人、全国知事会会長)
皆様こんにちは。本日は、横田拓也代表を初め家族会の皆様、また西岡会長や
櫻井さん等、この運動を進めてこられた皆様方と共にここに集結したことは大変
大きな意義があると思っています。
先程岸田総理もしっかりと決意を述べられました。古屋議連会長を初め塚田様、
森様、竹内様、東様、玉木様初め多くの国会議員も集結しています。地方からも
松田会長を初め、鳥取県では坂野県議、松田県議等がかけつけています。
私たちは飯塚前代表のご意志を継いでここに集まった意味、それは諦めないと
いうことだと訴えることができたと思います。
是非この気持ちを胸に、今日から再スタートを切らなければなりません。松本
孟さんも来ておられますが、妹の松本京子さんが日本海からいなくなったのは昭
和52年10月21日のことでした。実は鳥取県ではその後11月14日にも、
古都瑞子(ふるいちみずこ)さんという方がいなくなりました。その翌日が横田
めぐみさんが拉致された日です。
何が起こったのか。今まで私たちは何を考え、何を行動できたのか、もう一度
考えなければなりません。明らかなんです。今のウクライナの情勢を見て皆心を
痛めます。なぜか。それは暴力の前に、自由も命も奪われてしまうということで
す。
その非道なことが北朝鮮の手によって昭和52年に、次々に起こったわけです。
このことを私たちは決して忘れないし、取り戻さなければならないわけです。皆
様のお力を結集していただき、政府を突き動かし、バイデン大統領も膝をついて
ご家族の前で話を聞かれました。
今がひょっとしてチャンスに変わるかもしれない。厳しい時だからこそ変わる
かもしれないのです。「新緑の香に新緑の風を待つ」。2月に亡くなられた、ホ
トトギスの主宰を務めておられた稲畑汀子さんの句です。また新緑の季節が巡り
巡って来てしまいました。新しい新緑の風を我々は待たなければならないわけで
す。
是非皆様と共に諦めずに頑張ります。宜しくお願いいたします(拍手)。
櫻井 ではここで松田良昭さんに主催者を代表してご挨拶をいただき、参加して
いる都道府県会議員の紹介もお願いしたいと思います。
◆もっと日本が強くなって、もっと堂々としなければ
松田良昭(拉致問題地方議会全国協議会会長、神奈川県議会議員)
今日は35府県から93名の議員が参加しました。どうぞお立ち下さい(拍手)。
一人ひとりをご紹介したいのですが、人数が多いのでスクリーンで紹介させて
いただきます。皆様大変お忙しい中ありがとうございます。
本来なら毎年幹事会で昼食を食べながら様々な意見交換をしてきました。「う
ちの県はこういう活動をしている」、「うちはこういう問題があった」とかです
が、このコロナ禍の中、できません。
皆さん、各議会で決議案を出そう。そしてブルーリボンバッジをすべての議員
に付けてもらおう。アニメめぐみを見てもらおう。様々なことをやりながら街頭
にも立っていただいている皆さんです。
私の地元の神奈川では、「神奈川新聞」というのがあります。「帰国の願い込
め14曲」、川崎でめぐみさんの同窓生が演奏会をしたという記事が出ています。
ヴィヴァルディの「四季」から、そして早紀江さん作詞の「コスモスのように」
等です。その同級生は、「45年間経ってしまったけど、今も進行していること
を確認しよう」ということだったそうです。
今日も川崎の議員も来ていますが、私たちは45年前に主権を侵され、そして
我々の同胞が北朝鮮に連れていかれていることを実感しながら、いつも動いてい
ます。
先週ある方から、「松田さんあなたは拉致の活動をやっているけど、私は拉致
被害者は帰ってこないと思う」と言われました。「このような状況では北朝鮮は
返さない」と。私は、「決してあきらめない」と言いました。誰がなんと言おう
とあきらめずにやっていくんだ、と。これが我々の信念です。
ただですね、もっと日本が強くなって、もっと日本が堂々としていかなければ
帰ってこないという思いもあります。国民みんなが北朝鮮に向かって、「本気だ
ぞ」ということを見せなければ、帰ってこないかもしれない。
しかし我々はあきらめない。今日集まっていただいた方も本気でしょう。そし
てたくさんの方々が被害者を取り戻す思いがあります。一歩でも下がれば、たち
まちどんどん下がってしまう。我々が前に、前に進んで、地方議会も頑張ります。
頑張りましょう(拍手)。
◆帰りを待っている日本の兄弟姉妹も70歳以上に
今井英輝(特定失踪者家族会会長、今井裕さん兄)
今回で国民大集会に3回目の参加ができましたことに感謝申し上げます。
特定失踪者家族の思いをお話ししたいと思います。小泉元総理から岸田総理ま
で、認定拉致被害者家族には面会されていますが、特定失踪者家族会は官房長官
・拉致担当大臣止まりで、総理との面会は一度も行われておりません。総理は、
「すべての拉致被害者を必ず取り返すと言っています。特定失踪者家族と面会さ
れない理由は何なんでしょうか。
第2に、国が拉致認定した人は松本京子さん一人です。今月12日、拉致対策
本部から、「北朝鮮による拉致の可能性を排除できない行方不明者として捜索し
ていた1名を国内で発見した」と発表されました。
残る拉致の可能性を排除できない事案の方は871名で、1年に2人か3人発
見されていますので、全部発見するには400年以上かかることになります。こ
の方は特定失踪者問題調査会が調べた特定失踪者以外の人でした。
国は今、40年、50年も経って認定者を出すんですか。警察は今まで隠して
いました。あるいは忘れていました。だから認定者は出ない。認定者を出すと北
朝鮮に猛反撃される。だから絶対にミスがあってはならない。証拠があっても警
察は今出せない状況です。
今後の日朝交渉では是非特定失踪者から拉致が濃厚な約460名全員を加えて
もらいたい。2002年に帰ってきた蓮池さんは、「5人が日本に帰ってきたこ
とを知っている拉致被害者がまだたくさんいる。どこからか情報が入っているは
ず」と言っています。
日本から迎えを待っている拉致被害者、そして帰りを待っている日本の家族。
その親はもう90%以上亡くなっています。拉致された人も、日本で待っている
兄弟も既に70を越えています。これ以上待てない時期に来ています。日本の国
民はもっと怒らないと国は動いてくれません。終わります(拍手)。
◆特定失踪者家族紹介
竹下珠路(特定失踪者家族会事務局長、古川了子さん姉)
皆様こんにちは。現在日本政府が発表している拉致の可能性を排除できない行
方不明者は871名、別名特定失踪者と呼んでいます。今日はその代表というべ
き8名が参加しています。失踪年代順に紹介します。
昭和43年(1968年)に東京都墨田区から失踪した早坂勝男さんの兄早坂勇
治さん、弟の早坂胞吉(えなきち)さん(拍手、以下略)。
昭和44年(1969年)に青森県弘前市から失踪した今井裕さんの兄今井英輝
さん。
昭和47年(1972年)に東京都渋谷区から失踪した生島孝子さんの姉、生島
馨子(けいこ)さん。
昭和49年(1974年)に富山県新湊市から失踪した荒谷敏生さんの妹、矢島
文恵さん。
昭和59年(1984年)に山梨県甲府市から失踪した山本美保さんの双子の妹、
森本美砂さん。
昭和60年(1985年)に兵庫県神戸市から失踪した秋田美輪さんの姉、吉見
美保さん。
そして私、昭和48年(1973年)に千葉県市原市から失踪した古川了子(の
りこ)の姉、竹下珠路(たまじ)です。ありがとうございました(拍手)。
櫻井 ではここで参加者の皆様方のご紹介をお願い致します。
◆参加者紹介
西岡 まだ紹介されていない参加者をご紹介します。
まず4人の副知事を紹介します。黒沼東京都副知事、砂川埼玉県副知事、穴澤
千葉県副知事、佐久間新潟県副知事(拍手)。知事の会は47都道府県から参加
してくださいました(拍手)。
全国の救う会の仲間が来ています。お立ち下さい(拍手)。
またアメリカで私たちをずっと助けてくださっている古森義久さん(拍手)。
以上です。
櫻井 様々な方が様々な見地から問題提起をしてくださいました。ポイントの一
つひとつを心に刻んで、そのことを実現、もしくは追及していくことが必要だと
思います。中間報告ですが本日800名(満席)の方がご参集くださいました。
ありがとうございました(拍手)。
(7につづく)
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■岸田首相にメール・葉書を
首相官邸のホームページに「ご意見募集」があります。
下記をクリックして、ご意見を送ってください。
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葉書は、〒100-8968 千代田区永田町2-3-1 内閣総理大臣 岸田文雄殿
■救う会全国協議会ニュース
発行:北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会(救う会)
TEL 03-3946-5780 FAX 03-3946-5784 http://www.sukuukai.jp
担当:平田隆太郎(事務局長 info@sukuukai.jp)
〒112-0013 東京都文京区音羽1-17-11-905
カンパ振込先:郵便振替口座 00100-4-14701 救う会
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