国民大集会報告2(2023/05/31)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2023.05.31)
■国民大集会報告2
次に、官房長官の松野博一さん、拉致問題担当大臣でもいらっしゃいます(拍
手)。
◆6/29、日、米、韓、豪、EU共催でオンライン国連シンポを開催
松野博一(拉致問題担当大臣、内閣官房長官、衆議院議員)
国民大集会の開催に当たり、一言ご挨拶申し上げます。
今年3月に、家族会及び救う会の皆様と総理が面会された際、私も同席させて
いただきました。ご家族から長年に渡る苦しみや悲しみを改めて直接お伺いする
と共に、運動方針に込められた切実な思いをしっかりと受け止めさせて頂きまし
た。
拉致問題の解決は、もはや一国の猶予もないという切迫感をひしひしと感じて
おります。
今年初めには4年振りに、家族会・救う会・拉致議連による米国訪問が実現し、
米国連邦議会議員、政府高官、有識者等々と面会して、ご家族の切実な思いを聞
いて頂くと共に、拉致被害者の早期帰国の実現に向けたより一層の連携、協力を
働き掛けて頂けたと伺っています。
拉致問題を解決する上で、米国との連携は極めて重要であります。政府として
も、今回の訪米の成果を拉致問題の解決のためにしっかりと活かしてまいります。
拉致問題の解決には国際社会との連携が重要です。先般のG7広島サミットでは、
首脳コミュニケにおいて、北朝鮮に対し拉致問題を即時に解決するよう求めるこ
とが改めて確認されました。
来月29日には、日本、米国、韓国、豪州政府及びEUの共催で、グローバルな課
題としての拉致問題の解決に向けた国際連携をテーマに、オンライン国連シンポ
ジウムを開催いたします。同シンポジウムの模様は国連WEBテレビ及びユーチュー
ブ政府拉致問題対策本部公式動画チャンネルで配信しますので、是非ご視聴をい
ただければ幸いです。
またこの夏には、これまで拉致問題に触れる機会の少なかった若い世代への啓
発活動として、「拉致問題について学び拉致問題を周囲の人に自分事として考え
てもらうためにはどうしたらよいか」について議論を行う、中学生サミットの実
施を予定しています。
日朝間に存在する不信感を打ち破り、双方にとり明るい未来を描くためには、
先ほど総理も述べられた通り、わが国が主体的に動き、トップ同士で関係を構築
していくことが極めて重要であります。総理直轄のハイレベルで協議を行い、早
期の首脳会談実現に向けた環境が整備されるよう、総理の指示の下政府一丸となっ
て努力してまいります。
すべての拉致被害者の一日も早い帰国実現に向けて、ご家族の皆様に寄り添い
ながら、全力で取組んでまいります。今後ともご支援、ご協力をいただきますよ
うお願いを申しあげ、私の挨拶とさせていただきます(拍手)。
櫻井 岸田総理が、「大胆に変えなければならない、トップ同士の関係が大事だ、
首脳会談をやりたい」と、おっしゃってくださいました。北朝鮮に、拉致被害者
のご家族の皆様方の気持ちが伝わるように、政府の意思が伝わるようにと思いま
す。
ではまず各政党で拉致問題を担当している皆様方が来て下さっています。山谷
さん、先ほど古屋さんのお話でアメリカに行かれたということでしたが、そのこ
とのご報告も含めてお願いいたします(拍手)。
◆今何か大きな機会が来ている
山谷えり子(自由民主党拉致問題対策本部長、拉致問題担当大臣、参議院議員)
皆様、こんにちは。今日は「即時一括帰国」に向けて、一にも早くという強い
想いでこうしてお集まりくださり、誠にありがとうございます。
岸田総理とは折々、北朝鮮情勢、日朝首脳会談への扉を開くことについて意見
交換をしています。総理は本当に強い気持ちを持っておられて、「何としても」
という気持ちでおられることをひしひしと感じています。
G7の前に、家族会・救う会の方に自民党に来ていただいて訪米報告をしました。
そして決議をまとめて、大臣、総理にも説明をしたところです。
G7ではしっかりと話し合われ、そして首脳声明に「拉致問題の即時解決を求め
る」という文言がしっかりと入りました。国際社会の拉致問題解決への認識、そ
して解決に向けての思いがまた強まっていると感じています。
ゴールデンウイークに訪米団の団長として、超党派の拉致議連、家族会、救う
会の皆様と4年振りにアメリカに行きました。たくさんの政府高官、議員、有識
者、シンクタンクの皆様とお会いすることができました。
先ほど、横田代表が「新運動方針」について話がありましたが、とにかく時間
がないのだから、新しい運動方針の下、人道支援に反対しない、早く解決したい
と訴えたところ、皆さんが深く理解し、受け止めていただきました。
それに加えて、国務省ではシャーマン副長官というナンバー2の方が、「これ
は国連安保理の正式の議題として日本とともにやっていこう」と話され、もう少
しで正式の議題になるんだと、かなり踏み込んだ具体的なやり取りができました。
また議員の皆さんは、上院で拉致問題の解決に向けての決議文を出してくださ
いまして、その中にはハガティさんという元駐日大使をしておられた方が、「上
院でこれから(拉致問題の)公聴会を開いていくべく動く」と話されました。
皆さん覚えておられるでしょうか。17年前、横田早紀江さんが下院の公聴会
で、拉致問題を世界中のメディアに向けて訴えられました。拉致被害者家族がそ
れぞれ被害者の写真を持って立ち上がった時に、下院では、「ウワー」とどよめ
いたような声と共に、「こんなひどいことが」という思いであふれました。
こんどは上院ですが、今状況が変わっています。この人権侵害問題を何として
も解決しなければという思いは高まってきているところですので、この機会を是
非つかまえながら解決に向けて頑張っていきたいと思います。
財務省では、北朝鮮が暗号資産を北朝鮮がハッキングテロで盗んで現金化して
いますが、「それをしっかり見張っているよ。つい最近もこういうことがあった」
と具体的な説明をしてくれました。日米の連携が大変強まったと思っています。
また、韓国は前政権とはがらりと変わりました。3月末に508人の脱北者か
ら聞き取り、北朝鮮の状況はこんなにひどいということがわかる報告書が初めて
出されました。
妊婦が公開処刑されたり、若者たちが処刑されたり、本当にひどい拷問等が行
われていることが明らかになりました。韓国人の拉致被害者がたくさんおられま
す。
日米連携が強まっただけでなく、国際社会でも連携が強まっており、その力を
なんとしても日朝首脳会談に活かして、すべての拉致被害者に祖国の土を踏んで
いただくまで頑張ります。今何か大きな機会が来ていると感じていますので、皆
様の「頑張れ!」というお力もいただきながら、頑張ります。
全国の署名は1700万筆を超えました。私たちは決してあきらめません。「即時
一括帰国」の扉を開いていきたいと思いますので、皆様方これからも熱い気持ち
で解決への歩みを共にしていただきたいと思います。
横田拓也さんの先ほどの金正恩委員長に向けての言葉、そして政府への言葉、
そして国民の皆様への言葉を重く、重く受け止めながら頑張っていきたいと思い
ます。本日はどうもありがとうございました(拍手)。
櫻井 では、立憲民主党の拉致問題対策本部長の松原仁さん、宜しくお願いいた
します。
◆ストックホルム合意や日朝平壌宣言は破棄を
松原仁 (立憲民主党拉致問題対策本部長、元拉致問題担当大臣、衆議院議員)
私は、先ほど岸田総理がおっしゃった「主体的に動く」ということが極めて重
要なことだと思っています。もちろん、国連安保理やその他の場所において、北
朝鮮を議題とし、彼らに対して一定の国際世論から非難を浴びせることも極めて
重要なことですから、こういった作業を我々はずっと行っていかなければなりま
せん。
しかし、拉致問題担当大臣をやった人間として痛感することは、北朝鮮は一方
において「バイ(1対1)」の話し合いをすることにおいてしか、この問題を解
決する意思をもっていないというのが、私の見立てです。
そうした時に何が必要か。今行っていることはどんどん進める。しかし、それ
だけで北朝鮮側を対話の場面に引きずり出すことができるのか、ということが問
題になってきます。
かつて5人が戻ってきた時、ブッシュ大統領が、「北朝鮮は悪の枢軸」と言い
ました。蓮池薫さんに後でインタビューすると、「北朝鮮の政府高官は脂汗を流
していた」そうです。こういった状況になって初めて彼らは対話の場に出てくる。
圧力があっての対話です。
従って、何を圧力としてやっているのかということが問われる。なかなか材料
がない、と言われている。しかし私はまだ、制裁措置は、各委員会等でも発言し
ていますが、たくさんあると思っています。今日は具体的には言いませんが、そ
れが一つ。
また、従来から申し上げていますが、北朝鮮側は日本が怒っているということ
を理解していないと私は思っています。私が様々な関係と接触した5年くらい前
の話では、「本当に日本は拉致問題で怒っているのか」と。とんでもない話です
が彼らはそう言っている。
ではどのようにして彼らに我々の怒りを伝えるか。それは主体的に言えば、リ
スクがあるかもしれませんが、ストックホルム合意を破棄する。そして中山恭子
さんもおっしゃっていましたが、日朝平壌宣言を破棄する。そのくらいのことま
でやらなければ、日本が怒っていると彼らは見なさないのではないかと思ってい
ます。
その上で、それでも我々は人道支援は否定しない。これが日本の主体的な動き
の歩みだと思っています。まずそれを政府に強く求めていきたいと思います。
同時に、NATO(北大西洋条約機構=欧米の軍事同盟)が最初に東京に連絡事務
所を置くことを検討しているということについて、最初に私が外務委員会で質問
したところ、林さん(外務大臣)が可能性を示唆しました。
NATOのアジアにおける中枢に日本がなるということは、「日本が一国だけで怒っ
ているのではない。我々の周囲には大きな組織ができてきている」ということで
す。
さらには、「今ある人権侵害の問題、マグニツキー法(特定人権侵害行為への
対処に関する法案)の問題、人権DD(企業内の人権問題)」は、ヨーロッパの国
々を含めて中国の人権問題に対して強い怒りを持っているわけですが、こうした
ものをツールとして北朝鮮の拉致問題だけでなく、市民への人権侵害を含めて、
いわゆるマグニツキー法を一緒に出して北朝鮮に発動する。
人権DDは発動するまでもなく輸出入は禁止になっています。G7の中で日本だけ
がマグニツキー法を持っていない、人権DDを持っていないのを早く変えて、我々
は「戦う民主主義である」ということを表明しなければ、私は北朝鮮を対話の場
に引き出すことはできないだろうと思っています。
私は岸田総理の決意を高く評価しますが、「主体的に動く」というのであれば、
まず人権問題に対する法的ツールを、他のG7の国々と同じように持つべき時がき
ていると思います。
そして、ストックホルム合意や日朝平壌宣言まで否定して、我々は怒っている
ということを示すことです。その上で、日本において人道支援はやりますよとい
う力強い戦いのメッセージを今こそ挙げなければならないと思っています。
このことをこの集会で何回も申し上げてきましたが、政府と政党が一致結束し
て、この問題のために戦うということを強くお伝えいたします。頑張りましょう
(拍手)。
櫻井 次に公明党拉致問題対策事務局長の三浦信祐さん、宜しくお願いいたしま
す(拍手)。
◆反撃能力を持たなければならないという厳しい環境に
三浦信祐(公明党拉致問題対策事務局長、参議院議員)
皆様、こんにちは。2002年に5名の拉致被害者の帰国が実現して以来、20年以
上が経過しましたが、一人の拉致被害者の帰国も実現していないということは、
痛恨の極みであり、与党の政治家の一人として、拉致問題を解決したいという強
い思いを持っている一人としても、誠に申し訳ない思いです。
その間にも、北朝鮮におられる拉致被害者の方々も、日本で待ち続けている皆
さんも高齢化が進んでいます。
政府は拉致問題を、「時間的制約のある深刻な人権問題である」として、一日
も早い拉致被害者の安全確保、即時帰国に向けた取り組みをしていることは充分
分かります。
しかし、結果が大事だと私たちは強く、改めて決意をし直したいと思っていま
す。
このような中で、家族会と救う会の皆様は去る2月に、「親の世代の家族が存
命の内に全拉致被害者の一括帰国が実現するなら、わが国が北朝鮮に人道支援を
行うことに反対しない」という新たな運動方針を決定され、金正恩に、そして先
ほどもメッセージを示してくださいました。
北朝鮮国内の食糧不足が伝わってくる中で、すべての拉致被害者の一刻も早い
帰国実現、そのために人道支援が北朝鮮との交渉を進める足がかりになる、そう
いう思いであるならば、また皆様の気持ちを思うと、とても胸が痛い思いでいっ
ぱいです。
わが党の山口代表も2月28日の記者会見で、「皆様方の運動方針について、ご
家族の切実な思いを充分くみ取る必要がある。そして人道支援については対話の
きっかけを作ることになるのなら手段の一つとして念頭に置いてよい」と言って
います。
そしてアメリカにも皆様が行かれました。こここそ前に進めなければいけない。
改めて皆様の行動に思いを一つにしなければならないと思います。
弾道ミサイルの発射を繰り返し、核実験の準備も進めているという声も聞こえ
てくる中、このようなことにも歯止めをかけて、そして拉致問題の早期の全面解
決をはかるためには、様々な国際会議において国際社会がしっかりと連携してい
くことも不可欠だと思います。
私も自民党、公明党の与党の一員として国家安全保障戦略に関するワーキング
チームの一員として3文書の改訂に携わらせていただきました。反撃能力を持た
なければならないという厳しい環境、私たちは覚悟を決めています。
そういう中にあって尹錫悦大統領との関係も韓国との関係も改善の兆しがある。
今こそ日米韓が結束して何としても人道問題、そして主権と国土の一体性を確保
しながら、必ずや拉致被害者の皆さんに帰っていただく。その思いをしっかりと
共に決意をしていきたいと思います。
横田さんは、金正恩委員長に、「自分の娘を愛すると同じように拉致被害者の
親世代は拉致された家族や娘を愛している。この気持ちは一緒じゃないか。どう
してその気持ちが分からないのか」ということを、改めて金正恩委員長に考えて
ほしいと、先般の12日の救う会の会合で話されました。
一刻も早い拉致問題の解決、その思いに応えていかなければならない。そして
まさに時間との戦い、一刻の猶予もない。私も皆さんと思いは一つです。
我々公明党はこの難局、そして厳しい状況を打開して結果を出していくために、
先ほどの岸田総理の覚悟もしっかりと受け止めながら、皆様と共に全力を尽くし
ていくことをお約束させていただきたいと思います。皆さん、頑張りましょう
(拍手)。
櫻井 次に日本維新の会の幹事長、藤田文武さんです。宜しくお願いいたします
(拍手)。
◆改めて今日決意を胸に
藤田文武(日本維新の会幹事長、衆議院議員)
皆様、こんにちは。本日の国民大集会にあたり、一言党を代表してご挨拶をさ
せていただたいと思います。
先程の横田拓也さんのお話をお聞きして、この問題の難しさ、そして直球勝負
でまっすぐ行くだけでは前になかなか進まない。そういう難しさを改めて私自身
も胸に受け止めました。
様々な悔しさ、やるせなさがある中で、こうしてある種の譲歩とも取られるよ
うな表明をなされた。そういう強い気持ちを持って戦ってこられた関係者の皆様
の思いを思う時、私も一人の政治家として力不足、無力さを感じる次第です。
今日岸田総理が語られた決意、党は違えど私は支持したいと思います。そして
決意だけに終わらず一歩進み、すべての拉致被害者の皆様が即時に帰国されるよ
う、ありとあらゆる活動を、党派を超えて、そして国民が一致結束して取組んで
いく、その決意を新たに致しました。
私たちは、党としては様々な啓発活動、様々な小さな取組の積み重ねをやって
きましたが、なかなか進まないこの難しい問題に力不足を感じるわけですが、そ
の小さな積み重ねを止めてはならないと、改めて今日決意を胸にしました。
国民一丸となって、即時一括帰国を実現するために手を取り合って頑張りましょ
う。宜しくお願いいたします(拍手)。
櫻井 次に国民民主党の拉致問題対策本部長の川合孝典さんお願いいたします
(拍手)。
◆コロナ禍の3年間で250万筆の署名を集めた
川合孝典(国民民主党拉致問題対策本部長、参議院議員)
皆様、ご苦労様です。皆さんと同じように、私もブルーリボンバッジを付けさ
せていただいています。私がこのブルーリボンバッジを初めて身に付けたのは
1989年のことでした。私たちの職場の先輩だった人が実は拉致被害者だったとい
うことを知り、当事者意識を持ってこの問題に取り組まなければならないと思い、
一サラリーマンの立場で拉致問題に向き合ってきました。それから30年以上が経
過しています。
こうした状況の中、一向に解決に向けて歩みが進まないこの問題に、もどかし
い思いを抱えながら向き合ってきました。我々ができることは一体何なのだろう
ということに思いを致し、私たちは「拉致被害者の即時一括帰国を求める署名活
動」を一貫して続けてきました。
コロナ禍の3年間でも、250万筆を超える署名を集め、特にこの1年間では87万
筆を超える過去最高の署名を集め、官邸に届け、拉致問題担当大臣にお渡しした
上で、拉致問題解決に向けた取組を前に進めることを要請し続けてきました。
野党の立場でもありますので、我々ができることは、世代が交代する中国民の
皆さんが拉致問題の記憶を決して風化させないこと、そして国民世論に訴え続け
ることしかできないわけですが、そうした取り組みを粘り強く進めて、必ずすべ
ての拉致被害者の方を皆さんのご家族の元に取り戻す、その覚悟を持って取り組
みをこれからも進めていきたいと思っています。
先ほど岸田総理から、首脳会談を求めるといった踏み込んだご発言をいただき
ました。心の底から期待しています。この動きがどうなるのかを注意深く見守り、
そして本日お集まりの皆様、全国の拉致問題と向き合っている皆様たちと力を合
わせて、政府、そしてこの活動に取り組むすべての方々をバックアップしましょ
う。
私たちの力で必ずこの問題を解決する。この決意をお集まりの皆様とご確認を
させていただく。このことを申し上げて、私から名様への決意と連帯のメッセー
ジとさせていただきます。共に頑張っていきましょう(拍手)。
櫻井 会場にはその他の国会議員の方々がいらしています。拉致議連の事務局長、
北村経夫さんからご紹介いたします。
◆参加国会議員紹介
北村経夫(拉致議連事務局長、参議院議員)
本日ご出席いただきました国会議員の皆様をご紹介させて頂きます。
まず政府側から、
岸田文雄 内閣総理大臣(拍手、以下略)
松野博一 拉致問題担当大臣
次に各党代表で、先ほどご挨拶いただきました
山谷えり子 自由民主党拉致問題対策本部長
松原 仁 立憲民主党拉致問題対策本部長
三浦 信祐 公明党拉致問題対策事務局長
藤田 文武 日本維新の会幹事長
川合 孝典 国民民主党拉致問題対策本部長
次に拉致議連の役員を紹介いたします。
古屋 圭司 拉致議連会長
笠 浩史 拉致議連事務局長代理
次に衆議院議員
中野 英幸 大臣政務官
三ツ林裕巳 厚生労働委員長
谷田川元 衆議院議員
米山 隆一 衆議院議員
中川 宏昌 衆議院議員
次に参議院議員です。
上田 清司 参議院議員
堀井 巌 参議院議員
井上 義行 参議院議員
竹内 真二 参議院議員
小林 一大 参議院議員
星 北斗 参議院議員
以上です。ありがとうございました(拍手)。
(3につづく)
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■岸田首相にメール・葉書を
首相官邸のホームページに「ご意見募集」があります。
下記をクリックして、ご意見を送ってください。
https://www.kantei.go.jp/jp/iken.html
葉書は、〒100-8968 千代田区永田町2-3-1 内閣総理大臣 岸田文雄殿
■救う会全国協議会ニュース
発行:北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会(救う会)
TEL 03-3946-5780 FAX 03-3946-5784 http://www.sukuukai.jp
担当:平田隆太郎(事務局長 info@sukuukai.jp)
〒112-0013 東京都文京区音羽1-17-11-905
カンパ振込先:郵便振替口座 00100-4-14701 救う会
みずほ銀行池袋支店(普)5620780 救う会事務局長平田隆太郎
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■国民大集会報告2
次に、官房長官の松野博一さん、拉致問題担当大臣でもいらっしゃいます(拍
手)。
◆6/29、日、米、韓、豪、EU共催でオンライン国連シンポを開催
松野博一(拉致問題担当大臣、内閣官房長官、衆議院議員)
国民大集会の開催に当たり、一言ご挨拶申し上げます。
今年3月に、家族会及び救う会の皆様と総理が面会された際、私も同席させて
いただきました。ご家族から長年に渡る苦しみや悲しみを改めて直接お伺いする
と共に、運動方針に込められた切実な思いをしっかりと受け止めさせて頂きまし
た。
拉致問題の解決は、もはや一国の猶予もないという切迫感をひしひしと感じて
おります。
今年初めには4年振りに、家族会・救う会・拉致議連による米国訪問が実現し、
米国連邦議会議員、政府高官、有識者等々と面会して、ご家族の切実な思いを聞
いて頂くと共に、拉致被害者の早期帰国の実現に向けたより一層の連携、協力を
働き掛けて頂けたと伺っています。
拉致問題を解決する上で、米国との連携は極めて重要であります。政府として
も、今回の訪米の成果を拉致問題の解決のためにしっかりと活かしてまいります。
拉致問題の解決には国際社会との連携が重要です。先般のG7広島サミットでは、
首脳コミュニケにおいて、北朝鮮に対し拉致問題を即時に解決するよう求めるこ
とが改めて確認されました。
来月29日には、日本、米国、韓国、豪州政府及びEUの共催で、グローバルな課
題としての拉致問題の解決に向けた国際連携をテーマに、オンライン国連シンポ
ジウムを開催いたします。同シンポジウムの模様は国連WEBテレビ及びユーチュー
ブ政府拉致問題対策本部公式動画チャンネルで配信しますので、是非ご視聴をい
ただければ幸いです。
またこの夏には、これまで拉致問題に触れる機会の少なかった若い世代への啓
発活動として、「拉致問題について学び拉致問題を周囲の人に自分事として考え
てもらうためにはどうしたらよいか」について議論を行う、中学生サミットの実
施を予定しています。
日朝間に存在する不信感を打ち破り、双方にとり明るい未来を描くためには、
先ほど総理も述べられた通り、わが国が主体的に動き、トップ同士で関係を構築
していくことが極めて重要であります。総理直轄のハイレベルで協議を行い、早
期の首脳会談実現に向けた環境が整備されるよう、総理の指示の下政府一丸となっ
て努力してまいります。
すべての拉致被害者の一日も早い帰国実現に向けて、ご家族の皆様に寄り添い
ながら、全力で取組んでまいります。今後ともご支援、ご協力をいただきますよ
うお願いを申しあげ、私の挨拶とさせていただきます(拍手)。
櫻井 岸田総理が、「大胆に変えなければならない、トップ同士の関係が大事だ、
首脳会談をやりたい」と、おっしゃってくださいました。北朝鮮に、拉致被害者
のご家族の皆様方の気持ちが伝わるように、政府の意思が伝わるようにと思いま
す。
ではまず各政党で拉致問題を担当している皆様方が来て下さっています。山谷
さん、先ほど古屋さんのお話でアメリカに行かれたということでしたが、そのこ
とのご報告も含めてお願いいたします(拍手)。
◆今何か大きな機会が来ている
山谷えり子(自由民主党拉致問題対策本部長、拉致問題担当大臣、参議院議員)
皆様、こんにちは。今日は「即時一括帰国」に向けて、一にも早くという強い
想いでこうしてお集まりくださり、誠にありがとうございます。
岸田総理とは折々、北朝鮮情勢、日朝首脳会談への扉を開くことについて意見
交換をしています。総理は本当に強い気持ちを持っておられて、「何としても」
という気持ちでおられることをひしひしと感じています。
G7の前に、家族会・救う会の方に自民党に来ていただいて訪米報告をしました。
そして決議をまとめて、大臣、総理にも説明をしたところです。
G7ではしっかりと話し合われ、そして首脳声明に「拉致問題の即時解決を求め
る」という文言がしっかりと入りました。国際社会の拉致問題解決への認識、そ
して解決に向けての思いがまた強まっていると感じています。
ゴールデンウイークに訪米団の団長として、超党派の拉致議連、家族会、救う
会の皆様と4年振りにアメリカに行きました。たくさんの政府高官、議員、有識
者、シンクタンクの皆様とお会いすることができました。
先ほど、横田代表が「新運動方針」について話がありましたが、とにかく時間
がないのだから、新しい運動方針の下、人道支援に反対しない、早く解決したい
と訴えたところ、皆さんが深く理解し、受け止めていただきました。
それに加えて、国務省ではシャーマン副長官というナンバー2の方が、「これ
は国連安保理の正式の議題として日本とともにやっていこう」と話され、もう少
しで正式の議題になるんだと、かなり踏み込んだ具体的なやり取りができました。
また議員の皆さんは、上院で拉致問題の解決に向けての決議文を出してくださ
いまして、その中にはハガティさんという元駐日大使をしておられた方が、「上
院でこれから(拉致問題の)公聴会を開いていくべく動く」と話されました。
皆さん覚えておられるでしょうか。17年前、横田早紀江さんが下院の公聴会
で、拉致問題を世界中のメディアに向けて訴えられました。拉致被害者家族がそ
れぞれ被害者の写真を持って立ち上がった時に、下院では、「ウワー」とどよめ
いたような声と共に、「こんなひどいことが」という思いであふれました。
こんどは上院ですが、今状況が変わっています。この人権侵害問題を何として
も解決しなければという思いは高まってきているところですので、この機会を是
非つかまえながら解決に向けて頑張っていきたいと思います。
財務省では、北朝鮮が暗号資産を北朝鮮がハッキングテロで盗んで現金化して
いますが、「それをしっかり見張っているよ。つい最近もこういうことがあった」
と具体的な説明をしてくれました。日米の連携が大変強まったと思っています。
また、韓国は前政権とはがらりと変わりました。3月末に508人の脱北者か
ら聞き取り、北朝鮮の状況はこんなにひどいということがわかる報告書が初めて
出されました。
妊婦が公開処刑されたり、若者たちが処刑されたり、本当にひどい拷問等が行
われていることが明らかになりました。韓国人の拉致被害者がたくさんおられま
す。
日米連携が強まっただけでなく、国際社会でも連携が強まっており、その力を
なんとしても日朝首脳会談に活かして、すべての拉致被害者に祖国の土を踏んで
いただくまで頑張ります。今何か大きな機会が来ていると感じていますので、皆
様の「頑張れ!」というお力もいただきながら、頑張ります。
全国の署名は1700万筆を超えました。私たちは決してあきらめません。「即時
一括帰国」の扉を開いていきたいと思いますので、皆様方これからも熱い気持ち
で解決への歩みを共にしていただきたいと思います。
横田拓也さんの先ほどの金正恩委員長に向けての言葉、そして政府への言葉、
そして国民の皆様への言葉を重く、重く受け止めながら頑張っていきたいと思い
ます。本日はどうもありがとうございました(拍手)。
櫻井 では、立憲民主党の拉致問題対策本部長の松原仁さん、宜しくお願いいた
します。
◆ストックホルム合意や日朝平壌宣言は破棄を
松原仁 (立憲民主党拉致問題対策本部長、元拉致問題担当大臣、衆議院議員)
私は、先ほど岸田総理がおっしゃった「主体的に動く」ということが極めて重
要なことだと思っています。もちろん、国連安保理やその他の場所において、北
朝鮮を議題とし、彼らに対して一定の国際世論から非難を浴びせることも極めて
重要なことですから、こういった作業を我々はずっと行っていかなければなりま
せん。
しかし、拉致問題担当大臣をやった人間として痛感することは、北朝鮮は一方
において「バイ(1対1)」の話し合いをすることにおいてしか、この問題を解
決する意思をもっていないというのが、私の見立てです。
そうした時に何が必要か。今行っていることはどんどん進める。しかし、それ
だけで北朝鮮側を対話の場面に引きずり出すことができるのか、ということが問
題になってきます。
かつて5人が戻ってきた時、ブッシュ大統領が、「北朝鮮は悪の枢軸」と言い
ました。蓮池薫さんに後でインタビューすると、「北朝鮮の政府高官は脂汗を流
していた」そうです。こういった状況になって初めて彼らは対話の場に出てくる。
圧力があっての対話です。
従って、何を圧力としてやっているのかということが問われる。なかなか材料
がない、と言われている。しかし私はまだ、制裁措置は、各委員会等でも発言し
ていますが、たくさんあると思っています。今日は具体的には言いませんが、そ
れが一つ。
また、従来から申し上げていますが、北朝鮮側は日本が怒っているということ
を理解していないと私は思っています。私が様々な関係と接触した5年くらい前
の話では、「本当に日本は拉致問題で怒っているのか」と。とんでもない話です
が彼らはそう言っている。
ではどのようにして彼らに我々の怒りを伝えるか。それは主体的に言えば、リ
スクがあるかもしれませんが、ストックホルム合意を破棄する。そして中山恭子
さんもおっしゃっていましたが、日朝平壌宣言を破棄する。そのくらいのことま
でやらなければ、日本が怒っていると彼らは見なさないのではないかと思ってい
ます。
その上で、それでも我々は人道支援は否定しない。これが日本の主体的な動き
の歩みだと思っています。まずそれを政府に強く求めていきたいと思います。
同時に、NATO(北大西洋条約機構=欧米の軍事同盟)が最初に東京に連絡事務
所を置くことを検討しているということについて、最初に私が外務委員会で質問
したところ、林さん(外務大臣)が可能性を示唆しました。
NATOのアジアにおける中枢に日本がなるということは、「日本が一国だけで怒っ
ているのではない。我々の周囲には大きな組織ができてきている」ということで
す。
さらには、「今ある人権侵害の問題、マグニツキー法(特定人権侵害行為への
対処に関する法案)の問題、人権DD(企業内の人権問題)」は、ヨーロッパの国
々を含めて中国の人権問題に対して強い怒りを持っているわけですが、こうした
ものをツールとして北朝鮮の拉致問題だけでなく、市民への人権侵害を含めて、
いわゆるマグニツキー法を一緒に出して北朝鮮に発動する。
人権DDは発動するまでもなく輸出入は禁止になっています。G7の中で日本だけ
がマグニツキー法を持っていない、人権DDを持っていないのを早く変えて、我々
は「戦う民主主義である」ということを表明しなければ、私は北朝鮮を対話の場
に引き出すことはできないだろうと思っています。
私は岸田総理の決意を高く評価しますが、「主体的に動く」というのであれば、
まず人権問題に対する法的ツールを、他のG7の国々と同じように持つべき時がき
ていると思います。
そして、ストックホルム合意や日朝平壌宣言まで否定して、我々は怒っている
ということを示すことです。その上で、日本において人道支援はやりますよとい
う力強い戦いのメッセージを今こそ挙げなければならないと思っています。
このことをこの集会で何回も申し上げてきましたが、政府と政党が一致結束し
て、この問題のために戦うということを強くお伝えいたします。頑張りましょう
(拍手)。
櫻井 次に公明党拉致問題対策事務局長の三浦信祐さん、宜しくお願いいたしま
す(拍手)。
◆反撃能力を持たなければならないという厳しい環境に
三浦信祐(公明党拉致問題対策事務局長、参議院議員)
皆様、こんにちは。2002年に5名の拉致被害者の帰国が実現して以来、20年以
上が経過しましたが、一人の拉致被害者の帰国も実現していないということは、
痛恨の極みであり、与党の政治家の一人として、拉致問題を解決したいという強
い思いを持っている一人としても、誠に申し訳ない思いです。
その間にも、北朝鮮におられる拉致被害者の方々も、日本で待ち続けている皆
さんも高齢化が進んでいます。
政府は拉致問題を、「時間的制約のある深刻な人権問題である」として、一日
も早い拉致被害者の安全確保、即時帰国に向けた取り組みをしていることは充分
分かります。
しかし、結果が大事だと私たちは強く、改めて決意をし直したいと思っていま
す。
このような中で、家族会と救う会の皆様は去る2月に、「親の世代の家族が存
命の内に全拉致被害者の一括帰国が実現するなら、わが国が北朝鮮に人道支援を
行うことに反対しない」という新たな運動方針を決定され、金正恩に、そして先
ほどもメッセージを示してくださいました。
北朝鮮国内の食糧不足が伝わってくる中で、すべての拉致被害者の一刻も早い
帰国実現、そのために人道支援が北朝鮮との交渉を進める足がかりになる、そう
いう思いであるならば、また皆様の気持ちを思うと、とても胸が痛い思いでいっ
ぱいです。
わが党の山口代表も2月28日の記者会見で、「皆様方の運動方針について、ご
家族の切実な思いを充分くみ取る必要がある。そして人道支援については対話の
きっかけを作ることになるのなら手段の一つとして念頭に置いてよい」と言って
います。
そしてアメリカにも皆様が行かれました。こここそ前に進めなければいけない。
改めて皆様の行動に思いを一つにしなければならないと思います。
弾道ミサイルの発射を繰り返し、核実験の準備も進めているという声も聞こえ
てくる中、このようなことにも歯止めをかけて、そして拉致問題の早期の全面解
決をはかるためには、様々な国際会議において国際社会がしっかりと連携してい
くことも不可欠だと思います。
私も自民党、公明党の与党の一員として国家安全保障戦略に関するワーキング
チームの一員として3文書の改訂に携わらせていただきました。反撃能力を持た
なければならないという厳しい環境、私たちは覚悟を決めています。
そういう中にあって尹錫悦大統領との関係も韓国との関係も改善の兆しがある。
今こそ日米韓が結束して何としても人道問題、そして主権と国土の一体性を確保
しながら、必ずや拉致被害者の皆さんに帰っていただく。その思いをしっかりと
共に決意をしていきたいと思います。
横田さんは、金正恩委員長に、「自分の娘を愛すると同じように拉致被害者の
親世代は拉致された家族や娘を愛している。この気持ちは一緒じゃないか。どう
してその気持ちが分からないのか」ということを、改めて金正恩委員長に考えて
ほしいと、先般の12日の救う会の会合で話されました。
一刻も早い拉致問題の解決、その思いに応えていかなければならない。そして
まさに時間との戦い、一刻の猶予もない。私も皆さんと思いは一つです。
我々公明党はこの難局、そして厳しい状況を打開して結果を出していくために、
先ほどの岸田総理の覚悟もしっかりと受け止めながら、皆様と共に全力を尽くし
ていくことをお約束させていただきたいと思います。皆さん、頑張りましょう
(拍手)。
櫻井 次に日本維新の会の幹事長、藤田文武さんです。宜しくお願いいたします
(拍手)。
◆改めて今日決意を胸に
藤田文武(日本維新の会幹事長、衆議院議員)
皆様、こんにちは。本日の国民大集会にあたり、一言党を代表してご挨拶をさ
せていただたいと思います。
先程の横田拓也さんのお話をお聞きして、この問題の難しさ、そして直球勝負
でまっすぐ行くだけでは前になかなか進まない。そういう難しさを改めて私自身
も胸に受け止めました。
様々な悔しさ、やるせなさがある中で、こうしてある種の譲歩とも取られるよ
うな表明をなされた。そういう強い気持ちを持って戦ってこられた関係者の皆様
の思いを思う時、私も一人の政治家として力不足、無力さを感じる次第です。
今日岸田総理が語られた決意、党は違えど私は支持したいと思います。そして
決意だけに終わらず一歩進み、すべての拉致被害者の皆様が即時に帰国されるよ
う、ありとあらゆる活動を、党派を超えて、そして国民が一致結束して取組んで
いく、その決意を新たに致しました。
私たちは、党としては様々な啓発活動、様々な小さな取組の積み重ねをやって
きましたが、なかなか進まないこの難しい問題に力不足を感じるわけですが、そ
の小さな積み重ねを止めてはならないと、改めて今日決意を胸にしました。
国民一丸となって、即時一括帰国を実現するために手を取り合って頑張りましょ
う。宜しくお願いいたします(拍手)。
櫻井 次に国民民主党の拉致問題対策本部長の川合孝典さんお願いいたします
(拍手)。
◆コロナ禍の3年間で250万筆の署名を集めた
川合孝典(国民民主党拉致問題対策本部長、参議院議員)
皆様、ご苦労様です。皆さんと同じように、私もブルーリボンバッジを付けさ
せていただいています。私がこのブルーリボンバッジを初めて身に付けたのは
1989年のことでした。私たちの職場の先輩だった人が実は拉致被害者だったとい
うことを知り、当事者意識を持ってこの問題に取り組まなければならないと思い、
一サラリーマンの立場で拉致問題に向き合ってきました。それから30年以上が経
過しています。
こうした状況の中、一向に解決に向けて歩みが進まないこの問題に、もどかし
い思いを抱えながら向き合ってきました。我々ができることは一体何なのだろう
ということに思いを致し、私たちは「拉致被害者の即時一括帰国を求める署名活
動」を一貫して続けてきました。
コロナ禍の3年間でも、250万筆を超える署名を集め、特にこの1年間では87万
筆を超える過去最高の署名を集め、官邸に届け、拉致問題担当大臣にお渡しした
上で、拉致問題解決に向けた取組を前に進めることを要請し続けてきました。
野党の立場でもありますので、我々ができることは、世代が交代する中国民の
皆さんが拉致問題の記憶を決して風化させないこと、そして国民世論に訴え続け
ることしかできないわけですが、そうした取り組みを粘り強く進めて、必ずすべ
ての拉致被害者の方を皆さんのご家族の元に取り戻す、その覚悟を持って取り組
みをこれからも進めていきたいと思っています。
先ほど岸田総理から、首脳会談を求めるといった踏み込んだご発言をいただき
ました。心の底から期待しています。この動きがどうなるのかを注意深く見守り、
そして本日お集まりの皆様、全国の拉致問題と向き合っている皆様たちと力を合
わせて、政府、そしてこの活動に取り組むすべての方々をバックアップしましょ
う。
私たちの力で必ずこの問題を解決する。この決意をお集まりの皆様とご確認を
させていただく。このことを申し上げて、私から名様への決意と連帯のメッセー
ジとさせていただきます。共に頑張っていきましょう(拍手)。
櫻井 会場にはその他の国会議員の方々がいらしています。拉致議連の事務局長、
北村経夫さんからご紹介いたします。
◆参加国会議員紹介
北村経夫(拉致議連事務局長、参議院議員)
本日ご出席いただきました国会議員の皆様をご紹介させて頂きます。
まず政府側から、
岸田文雄 内閣総理大臣(拍手、以下略)
松野博一 拉致問題担当大臣
次に各党代表で、先ほどご挨拶いただきました
山谷えり子 自由民主党拉致問題対策本部長
松原 仁 立憲民主党拉致問題対策本部長
三浦 信祐 公明党拉致問題対策事務局長
藤田 文武 日本維新の会幹事長
川合 孝典 国民民主党拉致問題対策本部長
次に拉致議連の役員を紹介いたします。
古屋 圭司 拉致議連会長
笠 浩史 拉致議連事務局長代理
次に衆議院議員
中野 英幸 大臣政務官
三ツ林裕巳 厚生労働委員長
谷田川元 衆議院議員
米山 隆一 衆議院議員
中川 宏昌 衆議院議員
次に参議院議員です。
上田 清司 参議院議員
堀井 巌 参議院議員
井上 義行 参議院議員
竹内 真二 参議院議員
小林 一大 参議院議員
星 北斗 参議院議員
以上です。ありがとうございました(拍手)。
(3につづく)
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■岸田首相にメール・葉書を
首相官邸のホームページに「ご意見募集」があります。
下記をクリックして、ご意見を送ってください。
https://www.kantei.go.jp/jp/iken.html
葉書は、〒100-8968 千代田区永田町2-3-1 内閣総理大臣 岸田文雄殿
■救う会全国協議会ニュース
発行:北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会(救う会)
TEL 03-3946-5780 FAX 03-3946-5784 http://www.sukuukai.jp
担当:平田隆太郎(事務局長 info@sukuukai.jp)
〒112-0013 東京都文京区音羽1-17-11-905
カンパ振込先:郵便振替口座 00100-4-14701 救う会
みずほ銀行池袋支店(普)5620780 救う会事務局長平田隆太郎
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