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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

民族統一を否定?北朝鮮の大変化と拉致問題4(2024/07/29)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2024.07.29)

◆中朝関係が悪化し、北朝鮮の日本に対する関心は下がっていない

西岡力

 もう一つの大きな変数は、今中朝が悪いんです。もう最悪です。

 習近平は金正恩に、「何か大きなことをやる時は私に報告しなさい」と言って
いたそうです。

 しかし、何にも言わないでプーチンとやっている。「改革開放政策をやれ」と
言っても、言うことを聞かない。一方金正恩は、「無償食糧援助を30万トンし
てほしい」と繰り返し言っているのに、一切くれない。

 今年の4月に、中国共産党のナンバー3が平壌を訪問しましたが、何もお土産
を持っていかなかった。そしてこういうことが起きています。

 5月に大連港で、貨物船にヨーロッパから買ってきたブランドの服とか、カバ
ンとか、金正恩の奥さんとか娘が使うぜいたく品をコンテナ1つに積んで北朝鮮
に運ぼうとしていたら、中国公安が来て没収した。

 ぜいたく品の輸入は国連制裁違反です。中国が国連制裁を今まで守ってきたの
かということですが。それで北朝鮮の高官が来て、「これは1号物資だ」と言っ
た。「1号物資」というのは、金ファミリーの物資のことです。金正恩の行事は、
「1号行事」と言います。

 「1号物資だから多めに見てくれ」と交渉してもだめだった。今までは、中国
共産党も「1号物資」を大目に見てきたのです。

 4月末から5月初めに外交官4人と防衛関係者が逮捕された。そもそも外交官
は逮捕されない権利があるのですが、その外交官の自宅を捜索したら麻薬が出て
きた。金や鉛の密輸で生活していて、それは中国も大目に見ていたらしいのです
が、「麻薬までやるとはなんだ」ということのようです。そして金の延べ棒や外
貨がたくさん出てきた。

 これは今話題になっているんですが、亡命者がいっぱい出ているという話があ
りますね。その中で、史上最大の持ち逃げ事件が起きています。

 6月11日に、中国共産党の目を盗んで兵器の質を上げるために必要な精密機
械等を密輸していた朴という、軍隊の位では少将で人民軍の保衛局(昔の保衛司
令部)の中の政治警察の幹部で、保衛局の外貨稼ぎ事業の総責任者が、金正恩委
員長の秘密資金3000万ドル(約48億円)を持ち逃げした。

 その人に、金正恩がその人を信じて1億ドルを預けていた。ロシアに砲弾を売っ
て得たなけなしの資金だったそうですが、それを北京の秘密口座に預けていた。
そしてそれで密輸をしていた。しかし、その人は自分で欲を出して、1千万ドル
を香港の株に投資していたが、暴落していた。
そこで、これはまずいということで、香港にある自分の秘密口座に2千万ドルを
移して姿を消した。保衛局の局長が中国に飛んできて捜査をしているけれど、多
分既に第三国に出たと思われます。

 なお、3000万ドルなんてカバンで運べませんから、香港の口座に移してい
るので、中国が協力してくれたらその秘密口座が分かるはずですがまったく協力
してくれない。

 今10万人くらいの北朝鮮の労働者がコロナ前から中国にいます。国連制裁違
反で、ビザは留学生ビザ等の方法でごまかしていた。やっと帰る時期になったの
に、北朝鮮は返すことに同意しているが、代わりを入れてくれと言っている。

 少しずつ交代させてくれということですが、中国は全員帰れ、と。代わりの人
のビザは審査する、と。中国は今回国連制裁を守っているのです。これは韓国の
「東亜日報」が報道しました。

 中朝関係がそういうことになっているので、日本に対する関心は下がっていな
い。もちろん、日米韓が連携して軍事圧力をかけてきていることに、ものすごく
危機感を持っています。それは久保田さんが行った通りで、だから何が起きるか
分からない。

◆「塀」を作るのは兵士の脱北が恐いから

 金正恩は臆病ですから、韓国が「報復する」と言っている時は、多分できない。
今韓国の国防大臣は、文在寅政権の時は市内のアスファルトの上に出てきて、太
極旗(国旗)デモをやっていた人で、激しく文在寅を批判していた人です。

 元軍人で、国防大臣になった。「北朝鮮が軍事挑発をしたら、即時、強力に、
終わるまで報復せよ」と言っています。「即時」というのは、何かあった時上に
報告しなくていい。大統領の決済はなくても、その場で即時報復しなさい、とい
うことです。大統領の決済は既にとってある、と。

 「強力」というのは、やられたことを何倍にしてやり返す。そして「最後まで
で、〈即・強・終〉で報復するんだぞ」と、国防長官が演説して回っている。

 だから北朝鮮はミサイルを日本海に向けて撃つことしかできないのです。文在
寅政権や金大中政権の時には軍事挑発をしましたが、それは報復されなかったか
らです。

 もちろん核を使うつもりならできるでしょうが、核を使ったらアメリカだって
黙っていないでしょうし、自分の身が危険にさらされるか、ソウルを取れるかと
いう時だけしか使わないでしょう。

 韓国が本気になって、「報復する」と言ったら、なかなか動けないのです。北
朝鮮が国境に「塀」を作っていますが、韓国軍が来るのを怖がっているのと、兵
士が逃げるのを怖がっているのです。

 以前は北朝鮮軍が恐くて韓国軍が「塀」を作っていたのですが、今は北朝鮮が
「塀」を作っています。韓国では米軍が北進していないわけです。韓国の憲法に
「統一する」と書いてありますが、「平和統一する」と書いてあります。

◆北朝鮮が本当に追い込まれている

 なのに「塀」を作るというのは、もしかしたら来るんじゃないかということよ
りも、兵士が逃げないようにすることです。兵士には韓国が明るく見えるのです。

 今日再開しましたが、大きな拡声器で北朝鮮に向けて、「今日は俺たちは何を
食べたぞ」とか言うわけです。あと天気予報をします。韓国の天気予報が当たる
のです。ソウルの若い女性が出てきて放送したり、歌も流しています。10年も
そこにいると、韓国の歌が見について離れなくなる。脱北者がそう言ってました。

 そういうことをやられると、兵士も「韓流ドラマ」を見ていますから、亡命す
るのではないかと恐れるのです。

 最近聞いたのですが、北朝鮮の兵士が地雷を埋設する時に、地雷が爆破して死
んだ事件がありました。そう韓国側が発表しましたが、どうもそうではなく、兵
士が逃げようとしたようです。「30人が死んだ」と北朝鮮当局が言っています。
だから余計に防ごうとする。

 みんな忠誠心がないのです。1億ドルを預かった人は、一番忠誠心があると思っ
ていたから金正恩が預けたわけです。外交官も次々に逃げる。兵士も逃げようと
している。

 私は予言しますが、ウクライナに行った北朝鮮の工兵部隊からも逃げる人が出
るでしょう。1万人も行ったら、絶対逃げます。ウクライナ軍の捕虜になれば韓
国に行けるのだから。

 そういうことが今起きています。北朝鮮が本当に追い込まれている。追い込ま
れていることを事実上認めている。その認め方は、金日成、金正日まで否定する
形で認めています。

 そして、「核を使うぞ」と言い始めた。もう、なりふり構わず、ですね。「核
を使うぞ」と言われたら、韓国の親北勢力も、「俺たちの所に落とすのか」とな
りますよ。

 朝鮮総連が、今すごく人数が少なくなっています。朝鮮籍を維持している人は
2万6千人くらいになった。一番大きな契機は、2002年に金正日が拉致を認
めた時と、北朝鮮が核実験した時です。

 「ここにも撃つのか」と総連の人は思ったのです。「核開発はしていない」と
言っていたわけですから。拉致していないとも言っていた。同じことが多分、ソ
ウルの主体思想派でも起きると思います。

 革命が起きて北朝鮮が攻めてきたら、「俺は幹部になれる」と思っていた人た
ちが、核を撃たれたら、「主体思想派だから殺さないでくれ」と言っても、でき
ないのです。朝鮮総連本部でも、東京に核を撃たれたら死ぬしかない、というこ
とでみんな離れた。

◆核と拉致を共に解決する戦略に戻るしかない

 こういう大きな状況の中で、久保田さんは拉致問題について、「これから大き
なことが起きる。日本はどうすればいいか」と言われましたが、私も拉致問題で
まだ勝負は終わっていないと思っています。

 今までは、岸田政権と共に、拉致問題と核問題を切り離して、人道支援を使っ
て拉致を先にやってくれということで、北朝鮮も2月15日までは、岸田政権の
メッセージに金正恩は応えていたのです。

 「岸田文雄首相が平壌を訪問することもありえるだろう」と金与正談話が出ま
した。3月25日に別の筋から、「拉致は解決済み」と言って、次の日に、林官
房長官が、「拉致は解決済みとは認めない」と言ったことを理由にして、「もう
会わない」という談話が出た。

 「拉致は解決済みとは認めない」というのは、政府の方針です。「拉致が解決
済み」なら拉致問題対策本部は要らないわけです。拉致大臣を兼務する官房長官
が、「解決済みなのか」と言われたら、「そんなことはない」と言うに決まって
いて、新しいことを言ったわけではないのです。

 何か水面下で話があり、条件が合わなかったのではないかと思っています。詳
しいことは分かりません。その内7月になってしまい、9月には自民党の総裁選
挙があるという状況になりましたから、9月までは動くことはないと思います。
岸田さんが再選されるかどうかは誰も分かりません。そういう時には、交渉相手
として認めることはできないのです。

 もう一つの変数は11月のアメリカの大統領選挙です。トランプ氏は、今日の
大統領候補就任演説でこう言いました。

「北朝鮮の金正恩委員長とうまく付き合ってきた」、「メディアはそれを嫌った。
どうすれば彼とうまく付き合えるのかと言った」、「多くの核兵器を持った誰か
とうまく付き合うのはいいことだ」、「どうすればそんなことがうまくできるの
か。私は、彼とうまく付き合ってきたし、北朝鮮のミサイル発射を中断させた」、
「北朝鮮は最近また挑発を続けている。しかし我々がまた会えば、私は彼とうま
く付き合えるだろう。」、「彼はおそらく私にあいたがっているだろう。私を懐
かしんでいるはずだ」と言いました。

 私が聞いたのでは、「トランプ陣営と金正恩ラインとがどこかで接触はしてい
る」と。そして金正恩氏が懐かしく思っているのは間違いない。核実験はずっと
していない。核実験をする準備はしていて、戦術核攻撃訓練までやっているので
すが、あまり威力がない。

 年が全部とんでしまうのではなく、戦場で相手の部隊を攻撃できるようなもの
です。威力の小さい核ミサイルを持ちたいわけです。彼らは、「持った」と言っ
ていますが、その実験はやっていないのです。やりたいけど我慢している。やり
たいのはファクトです。

 私が聞いているところでは、「トランプが当選する可能性がゼロになるまでや
るな」と。ところが今、可能性がどんどん上がってきています。そうするともう
一度、トランプ政権が核問題で北朝鮮に圧力をかけて、米朝首脳会談が行われる
時に、その圧力を利用して核問題と拉致問題を一緒に解決するという戦略に戻る
しかない。

 安倍首相はそれをしようとしたわけです。トランプ大統領はハノイで金正恩委
員長に会って、「核を止めなさい」、「核を止めたら豊かな国になれますよ」と
言ったのです。

 しかし、「アメリカは経済支援はしませんよ」とも言った。でも日本は、韓国
に1965年に、当時のお金で5億ドルの経済協力をした。北朝鮮と国交正常化
をすれば、韓国にやったと同じような国際協力方式で、大規模な経済協力をする
と約束している。それは平壌宣言に書いてある。

 そして安倍政権も、菅政権も、岸田政権も、「拉致と核・ミサイルを包括的に
解決する」と言って、「平壌宣言に基づいて国交正常化をする」と言っているわ
けです。

 でも岸田政権は、「国交正常化をします」が、といって、拉致問題だけに「時
間的制約」があると言ったわけです。でも包括的解決をすれば、日本はお金を出
す。トランプ大統領はそのことを金正恩に行ったはずです。

 ハノイで金正恩はトランプ大統領に、「日朝の間で拉致問題がある」というこ
とを認めた上で、「安倍首相と会ってもいい」と言った。そのことを、「安倍さ
んはトランプさんから聞いていた」と「産経新聞」が書きました。誰が書いたか
色々調べたら、安倍さんに近い記者から聞いたということでしたので間違いない
と思います。

 この9月に岸田さんが選ばれるのか誰が選ばれるのか分かりませんが、日本の
安全保障に絶大な関係がある核問題を含む米朝交渉が、来年の前半に起きるかも
しれない。

◆金正恩は全部核を止められるか

 トランプ大統領はすぐやろうとするでしょう。金正恩も苦しいわけですから、
そして韓国に経済で撒けたので今地方を回って、「地方の格差が大きすぎる」と
言って、どなりまくっている。「地方に工場を作る」と言って、「20か所作る
が、それを10年でやる」と言っていますが、元手がないのでできないわけです。

 一方日本から100億ドル貰えるかもしれないという約束がある。しかし、ア
メリカが反対している間は日本も出せない。「核問題で自分と話がしやすいトラ
ンプとやろう」として、核実験しないで待っていたのです。

 その時に金正恩氏が全部核を止めるのか。止めると言えば拉致被害者を返して
くれて、日本としては国交正常化までやっていいと思いますが、中途半端な形で
カードを出してきた時に、トランプ大統領がそれに乗るかどうか。

 例えば、北朝鮮にアメリカまで届く核はなくなって、日本や韓国に届く核が残っ
た時に、日本が大規模な支援をしようとすると、尹錫悦大統領が絶対に、「止め
てくれ」と言うでしょう。日本国民だって、それに賛成できるかと言えば簡単で
はない。

 しかし、その道しかなかったらどうするのか。北朝鮮を核保有国として認めな
いという大前提があった上で、国交正常化への道が開けるのなら、核が全部なく
なるまでの時間が少しかかった場合にどうなるか。

 先に被害者を返してもらって、北朝鮮が守らなければこちらも経済協力を止め
ればいいのですから、あまり手の内を明かしたくはないのですが。そんなことを
色々考えています。

 今まで岸田政権がやってきた、核問題と切り離して拉致を先にやるということ
は、どうも難しくなったのではないかと思います。100%とは言えませんが。
だから、ハノイでの条件に戻るのではないかと思っています。

◆日本の対北戦略を考えなければならない

久保田るり子

 私もそう思います。トランプになれば、必ず米朝が始まると思います。両方に
意思があるわけですから。トランプはノーベル平和賞を狙っていますので、「北
朝鮮の核を止める、ウクライナの戦争を止める、イスラエルはそのままやらせる」、
そういうことだと思います。

 ウクライナを止めさせる、北朝鮮の核をやめさせることを必ず4年で狙うと思
います。その時に金正恩は、いくらトランプが経済支援をすると言っても、核を
手放しますか。それは難しいと思います。

 2年前に、アメリカの「ポリティコ」というニュースメディアが、トランプの
側近で、安全保障政策に関わっている三人に、「次期トランプ政権ができた時の
対北政策はどうなるのか」と聞いたら、三人とも「凍結」で、現実的とは思って
おらず、「全部破棄するのは無理だ」と言っていました。

 その通りになるかは別だし、ハノイの時と比べて、「全非核化」にハードルを
上げるかもしれませんが、バイデンの「人道支援で」という方式は、おそらく終
わりだろうと思います。

 新しい考え方で、トランプ政策と、金正恩の今の新しい状況を考えた上で米朝
が始まった時に、日本はどうするかということを戦略的に考えなければならない
と思います。

 日本の世論も、その時に、「凍結で全員帰ってこなかったらだめ」と絶対なる
と思いますから、色々と難しい計算を我々はどうやってとっていくかということ
ですね。

◆様々なことが錯綜するような状況が起きてくる

西岡力

 バイデンが勝つかもしれませんが、バイデンが降りて新しい候補が出てくるか
もしれません。その人の任期が急上昇して、民主党政権になる可能性もあるので、
今のバイデン政権のように、「北朝鮮の窮状を放置する」ことが続くかもしれま
せん。

 そういう中であれば、岸田政権がやっている拉致問題と核問題を切り離す戦略
が友好かもすれませんし、さまざまな変数があるので、「絶対」ということはあ
りません。

 我々は2つのことをずっと言ってきたわけです。アメリカが北朝鮮を核問題で
追い込んで、核で交渉が始まった時に、拉致を議論のテーブルに置くことです。
それはハノイでほぼ成功しかかったけれども、交渉が決裂したので訪朝がなかっ
たということです。

 この間日本のマスコミは、「20年間何も見なかった。これは安倍政権の強硬
姿勢が原因だ」と書いています。

 そうではなく。安倍・トランプの関係があったから米朝首脳会談があって、そ
こで金正恩が「拉致問題がある」と認めた上で、「(安倍総理に)会ってもいい」
と言ったというのはかなり解決に近づいたのです。

 しかし、金正恩にとっては、「アメリカがウンと言わないのに、安倍首相と会っ
ても、核が動かないならお金もこないだろう」ということですから、会談もなく
なったのです。

 一方岸田政権は、結果として残った経済制裁の結果、北朝鮮が疲弊してきて、
韓国との体制競争でも負けたという中で、当面人道支援がほしいとなったから、
「核と拉致を切り離す」ということに金正恩も一時ふらっとしかけた。今年の2
月までです。

 それを全部否定して、今までの路線が間違っていたから、「朝日新聞」に出た
ある専門家の人が、「例えば朝鮮学校の無償化をやったらどうか」と提案をして
いるんですが、先に制裁を緩めたら、その部分だけ北朝鮮に取られて、何も起き
ないということがずっとあったのです。

 「制裁を緩めることに私たちは賛成だ」と彼は言っていますが、それは被害者
が帰ってきた時です。

 大きな議論が今後起きてくるとすると、一方で「先に国交正常化をした方がい
いとか、制裁を緩めた方がいい」と言う人たちが一定程度日本にもいますから、
そういう人たちも色々出てくると思います。

 様々なことが錯綜するような状況が、9月、11月以降起きるのではないかと。
そういう時、久保田さんにも知恵を借りて、我々は民間の運動として間違えない
戦略を建てながら、運動方針を考えていかなければならないと思います。

 「全員を返さない限り制裁を緩めてはならない」という原則を曲げないことだ
と思います。まだ勝負はついてないんです。しかしもう少し時間がかかるのかな
と思っています。

 拉致だけが先ではなく、核と一緒に動くのかなというのが今の所の結論です。

◆これから始まる

久保田

 終わってないというか、これからですよ。今の状況だとトランプさんが出てく
る感じじゃないですか。トランプが出てきて、敵方に金正恩とプーチンと習近平
がいて、日本の首相が誰になるか分からない状況です。

 取り敢えず拉致問題について北朝鮮とやる時は、日本のリーダーが誰になるか、
我々の原則を絶対に曲げないことを、日本の中の敵といいますか、それがいるの
で、それは絶対に許さないことをやらなければならないので、これから始まるわ
けです。

西岡 これから始まる、ですね。

以上


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■岸田首相にメール・葉書を
首相官邸のホームページに「ご意見募集」があります。
下記をクリックして、ご意見を送ってください。
https://www.kantei.go.jp/jp/iken.html

葉書は、〒100-8968 千代田区永田町2-3-1 内閣総理大臣 岸田文雄殿

■救う会全国協議会ニュース

発行:北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会(救う会)
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