家族会・救う会が石破総理に面会、横田代表挨拶(2024/10/18)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2024.10.18)
◆家族会・救う会が石破総理に面会、横田代表挨拶
家族会・救う会は、10月17日、首相官邸で石破茂総理に面会しました。
参加者は政府側が石破総理、林官房長官・拉致問題担当大臣等、家族会からは
横田拓也代表、飯塚耕一郎事務局長、横田哲也事務局次長、有本明弘さん、横田
早紀江さんが、救う会から西岡力会長が参加しました。
以下は当日の横田拓也代表の挨拶文です。
◆横田拓也代表挨拶
おはようございます。家族会代表の横田拓也です。
本日は大変お忙しい中、お時間頂きまして誠に有難うございます。
岸田前首相は国民大集会やその他の公の場で、日本と北朝鮮との間で水面下交
渉を実施している旨を発言され、北朝鮮の金与正副部長も交渉がある事を認めて
います。
一方、岸田前首相は自民党総裁選に出馬されない旨を8月14日に表明されまし
た。この事は事実上、水面下交渉が停止する事を意味するものとなり、自由の無
い北朝鮮国内で拘束され続け、再会を待つ拉致被害者に更なる苦しい時間を強い
る事になりました。
どれだけ辛い中で私達の助けを待っているかを真剣に感じ取って欲しいと思い
ます。
家族会は1997年3月に発足しました。発足から本日の石破首相面会まで数えて、
実に13人の首相に面会させて頂き、「一刻も早く家族や兄弟を救出して欲しい」、
「生きている内に再会させて欲しい」、「拉致問題を解決させるために北朝鮮へ
毅然とした外交を貫いて欲しい」と訴え続けてきましたが、2002年9月の日朝首
脳会談以降5人の拉致被害者のみを取り返せただけで誰一人取り戻す事が出来て
いません。
家族会の親世代は拉致された家族や兄弟との再会を果たせず、他界した方が何
人もいらっしゃいます。親世代で健在なのは、本日出席させて頂いている横田め
ぐみの母早紀江88歳と有本恵子さんの父明弘さん96歳のお二人のみです。私達が
北朝鮮に求めている事は、「全拉致被害者の即時一括帰国」です。また親世代が
健在・存命の内に再会を果たす事を強く求めています。万が一、親世代が健在な
内に再会が叶わなければ、我々は日朝国交正常化に全面的且つ強く反対する立場
をとる事になります。石破首相の強いリーダーシップで人権問題である拉致問題
を解決して頂きたいと思います。
最後に、家族会・救う会が求めている事とは真逆な事、つまり一切求めていな
い事を改めてこの席でお伝えします。
それは、日朝両国に連絡事務所の開設や合同調査委員会を設置すると言う考え
方に強く反対します、と言う事です。北朝鮮は申し上げるまでもなく、監視国家
です。2500万人の北朝鮮国民はもちろん、拉致被害者を24時間”誰が・いつ・ど
こで・何を”しているかを厳重に把握しています。どこに居るか分からないと言
う嘘の前提に立ち、連絡事務所や合同調査委員会を設置する手法は、拉致問題を
時間稼ぎした上で幕引きする事にしか寄与しません。日本国は「全拉致被害者を
即時一括帰国させよ」と強く訴え続けるべきです。被害国である日本が加害国で
ある北朝鮮に迎合する必要は一切ありません。
また、横田家の事で申し上げれば、私達は拉致された横田めぐみ本人との再会
を強く求めているものであり、キム・ウンギョンとの面会はめぐみ本人との再会
前には求めていない事を改めて立場の表明を致します。監視員がいる中で「母め
ぐみは亡くなりました」と言わせる残酷なショーを作ってはなりません。
一方、拉致問題解決には、その先に両国が明るい未来を描けるのだと言う事を
石破首相の口から金正恩委員長に向けて強く発して欲しいと思います。両国が抱
える問題を解決するために、速やかに日朝首脳会談を実現して頂き、この日本の
地で拉致被害者と再会出来るようお願い致します。加えて、家族会・救う会が掲
げている運動方針である「親の世代の家族が存命のうちに全拉致被害者の一括帰
国が実現するなら、我が国が人道支援を行うことと、わが国がかけている独自制
裁を解除することに反対しない」方針の背景にある苦しみと意味を分かって欲し
いと思います。
個人の立場では、北朝鮮への感情は”怒り””憎しみ””敵対心””恨み”し
かありません。それでも拉致被害者家族の親世代の家族が自分達の家族との再会
を実現させる事を優先させるために大きく方針を変えた事、これが苦渋の判断で
ある事を是非理解して欲しいと思います。
宜しくお願い致します。
当日の石破総理の挨拶は下記から
https://www.kantei.go.jp/jp/102_ishiba/actions/202410/17menkai.html
以上
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■石破首相にメール・葉書を
首相官邸のホームページに「ご意見募集」があります。
下記をクリックして、ご意見を送ってください。
https://www.kantei.go.jp/jp/iken.html
葉書は、〒100-8968 千代田区永田町2-3-1 内閣総理大臣 石破茂殿
■救う会全国協議会ニュース
発行:北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会(救う会)
TEL 03-3946-5780 FAX 03-3946-5784 http://www.sukuukai.jp
担当:平田隆太郎(事務局長 info@sukuukai.jp)
〒112-0013 東京都文京区音羽1-17-11-905
カンパ振込先:郵便振替口座 00100-4-14701 救う会
みずほ銀行池袋支店(普)5620780 救う会事務局長平田隆太郎
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◆家族会・救う会が石破総理に面会、横田代表挨拶
家族会・救う会は、10月17日、首相官邸で石破茂総理に面会しました。
参加者は政府側が石破総理、林官房長官・拉致問題担当大臣等、家族会からは
横田拓也代表、飯塚耕一郎事務局長、横田哲也事務局次長、有本明弘さん、横田
早紀江さんが、救う会から西岡力会長が参加しました。
以下は当日の横田拓也代表の挨拶文です。
◆横田拓也代表挨拶
おはようございます。家族会代表の横田拓也です。
本日は大変お忙しい中、お時間頂きまして誠に有難うございます。
岸田前首相は国民大集会やその他の公の場で、日本と北朝鮮との間で水面下交
渉を実施している旨を発言され、北朝鮮の金与正副部長も交渉がある事を認めて
います。
一方、岸田前首相は自民党総裁選に出馬されない旨を8月14日に表明されまし
た。この事は事実上、水面下交渉が停止する事を意味するものとなり、自由の無
い北朝鮮国内で拘束され続け、再会を待つ拉致被害者に更なる苦しい時間を強い
る事になりました。
どれだけ辛い中で私達の助けを待っているかを真剣に感じ取って欲しいと思い
ます。
家族会は1997年3月に発足しました。発足から本日の石破首相面会まで数えて、
実に13人の首相に面会させて頂き、「一刻も早く家族や兄弟を救出して欲しい」、
「生きている内に再会させて欲しい」、「拉致問題を解決させるために北朝鮮へ
毅然とした外交を貫いて欲しい」と訴え続けてきましたが、2002年9月の日朝首
脳会談以降5人の拉致被害者のみを取り返せただけで誰一人取り戻す事が出来て
いません。
家族会の親世代は拉致された家族や兄弟との再会を果たせず、他界した方が何
人もいらっしゃいます。親世代で健在なのは、本日出席させて頂いている横田め
ぐみの母早紀江88歳と有本恵子さんの父明弘さん96歳のお二人のみです。私達が
北朝鮮に求めている事は、「全拉致被害者の即時一括帰国」です。また親世代が
健在・存命の内に再会を果たす事を強く求めています。万が一、親世代が健在な
内に再会が叶わなければ、我々は日朝国交正常化に全面的且つ強く反対する立場
をとる事になります。石破首相の強いリーダーシップで人権問題である拉致問題
を解決して頂きたいと思います。
最後に、家族会・救う会が求めている事とは真逆な事、つまり一切求めていな
い事を改めてこの席でお伝えします。
それは、日朝両国に連絡事務所の開設や合同調査委員会を設置すると言う考え
方に強く反対します、と言う事です。北朝鮮は申し上げるまでもなく、監視国家
です。2500万人の北朝鮮国民はもちろん、拉致被害者を24時間”誰が・いつ・ど
こで・何を”しているかを厳重に把握しています。どこに居るか分からないと言
う嘘の前提に立ち、連絡事務所や合同調査委員会を設置する手法は、拉致問題を
時間稼ぎした上で幕引きする事にしか寄与しません。日本国は「全拉致被害者を
即時一括帰国させよ」と強く訴え続けるべきです。被害国である日本が加害国で
ある北朝鮮に迎合する必要は一切ありません。
また、横田家の事で申し上げれば、私達は拉致された横田めぐみ本人との再会
を強く求めているものであり、キム・ウンギョンとの面会はめぐみ本人との再会
前には求めていない事を改めて立場の表明を致します。監視員がいる中で「母め
ぐみは亡くなりました」と言わせる残酷なショーを作ってはなりません。
一方、拉致問題解決には、その先に両国が明るい未来を描けるのだと言う事を
石破首相の口から金正恩委員長に向けて強く発して欲しいと思います。両国が抱
える問題を解決するために、速やかに日朝首脳会談を実現して頂き、この日本の
地で拉致被害者と再会出来るようお願い致します。加えて、家族会・救う会が掲
げている運動方針である「親の世代の家族が存命のうちに全拉致被害者の一括帰
国が実現するなら、我が国が人道支援を行うことと、わが国がかけている独自制
裁を解除することに反対しない」方針の背景にある苦しみと意味を分かって欲し
いと思います。
個人の立場では、北朝鮮への感情は”怒り””憎しみ””敵対心””恨み”し
かありません。それでも拉致被害者家族の親世代の家族が自分達の家族との再会
を実現させる事を優先させるために大きく方針を変えた事、これが苦渋の判断で
ある事を是非理解して欲しいと思います。
宜しくお願い致します。
当日の石破総理の挨拶は下記から
https://www.kantei.go.jp/jp/102_ishiba/actions/202410/17menkai.html
以上
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■石破首相にメール・葉書を
首相官邸のホームページに「ご意見募集」があります。
下記をクリックして、ご意見を送ってください。
https://www.kantei.go.jp/jp/iken.html
葉書は、〒100-8968 千代田区永田町2-3-1 内閣総理大臣 石破茂殿
■救う会全国協議会ニュース
発行:北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会(救う会)
TEL 03-3946-5780 FAX 03-3946-5784 http://www.sukuukai.jp
担当:平田隆太郎(事務局長 info@sukuukai.jp)
〒112-0013 東京都文京区音羽1-17-11-905
カンパ振込先:郵便振替口座 00100-4-14701 救う会
みずほ銀行池袋支店(普)5620780 救う会事務局長平田隆太郎
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