救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

家族会・救う会合同会議における横田拓也代表の冒頭挨拶(2025/02/19)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2025.02.19)

■家族会・救う会合同会議における横田拓也代表の冒頭挨拶

 家族会代表の横田拓也です。

 本日はお忙しい中、令和7年の家族会・救う会の運動方針を決めるため、全国
からお集まり頂きました事、心からお礼申し上げます。また本日の議連秘書会に
はお世話になりますこと感謝申し上げます。

 10時から家族会総会を開催致しました。7家族11人が集まりました。私の母早
紀江は今月4日で89歳を迎えました。この合同会議にも参加させて頂いておりま
すが、身体を押しての出席となります。また有本恵子さんの父明弘さんは96歳で
す。有本のお父さんは上京される時は車いすでの移動です。ご無理されない事を
祈るばかりです。

 本日は寒さが厳しい事に加え、ご無理しない事を優先して欠席させて頂いてお
ります。家族会の親世代の高齢化は厳しい現実を突きつけられています。残され
た時間は長くはありません。

 家族会・救う会の運動方針は、全拉致被害者の即時一括帰国を北朝鮮に求め、
そしてそれには家族会の親世代が健在に内に家族や兄弟との再会を日本の地で実
現させる事をタイムリミットとしています。万が一、この要求が反故にされた場
合、私達は日本政府に対して強く抗議をすると共に、北朝鮮への制裁強化と圧力
堅持を求め、日朝国交正常化交渉に対して強い反対の姿勢を示します。

 こうした事態になった場合、全国の救う会の皆様のお力添えを今以上にお願い
する事があるかもしれません。世論を巻き込んで、北朝鮮に対して圧力強化に軸
足を移した運動を求める事になります。この点、どうか引き続きのご支援を頂け
ますよう宜しくお願い致します。

 話は変わりますが、1月31日の衆議院予算委員会の場で石破首相は日朝連絡事
務所設置について「交渉するにあたり連絡事務所がある事はそれなりに有効な事
だと思っている。しかしながら、北朝鮮の術中にはまるという反対意見がある事
もよく承知している。検証して行かなければならない」と発言されました。

 この発言の前半部分ですが、石破首相自身は私達が何度もその事に反対の意思
表示をしている連絡事務所設置について前向きな見解を述べているのです。極め
て残念な姿勢ですし、私達の立場として改めてこの考え方は間違っているとこの
場でも申し上げておきます。北朝鮮は厳重な監視国家です。拉致した日本人を、
いつ・誰が・どこで・何をしているかを把握しています。どこに居るか分からな
いと言った嘘の前提に立って最初から調査しましょうと言うやり口は北朝鮮の時
間稼ぎと幕引きのための工作です。こうした手口に日本政府が自ら乗ろうとして
いるのであれば、私達は声を大にして反対を致します。

 私達家族会は1997年に立ち上がり、毎年「勝負の年」の覚悟で声を上げ、炎天
下で座り込みを行い、署名のお願いをするために慣れない声を上げ、全国各地を
駆け巡って来ました。それでも50年近く人権侵害問題である拉致事件は5人の方
が帰国出来た以外に誰一人救出する事が出来ていません。

 この環境下、1月20日に4年振りにトランプ氏が米国大統領に返り咲きました。
そのトランプ大統領は2018年・2019年に米朝首脳会談を行い、金正恩委員長と対
面しています。交渉自体は北朝鮮が核施設の廃棄について米国側に嘘をついた事
から決裂してしまいましたが、米朝の関係が再び動き出す可能性が大きい訳です。

 実際にトランプ大統領は金正恩委員長と関係に対して前向きなコメントを出さ
れています。米朝関係が前進すれば、日朝関係が大きく前進する事が考えられ、
今年は例年以上の強い期待を持っています。

 先の日米首脳会談の場で、米国側の拉致問題に対する理解が得られた事は良かっ
たと思います。今後重要となるのは当事者である日本の強い意志と覚悟です。人
権問題をトップ同士の決断によって解決する事により、日朝両国に明るい未来が
描けることを石破首相の口から語って頂きたいと思います。

 その際に、先程申し上げたように、私達が全く求めていない連絡事務所や合同
調査委員会の設置と言った誤った選択、つまりハイレベル協議ではなく格下げさ
れた決定権や権限も何も無いこうした欺瞞の工作に加担する事が無いよう、国民
一人一人が厳しくチェックしてく事が重要です。

 本日の合同会議において、こうした点も含めてご議論頂けますよう宜しくお願
い致します。

 最後に、これまで家族会の副代表として参加しておりまた浜本さんですが、ご
本人からの申し出があり、昨年12月に副代表職からおりましたので、この場でご
報告させて頂きます。ご承知おき頂けますよう宜しくお願い致します。

以上



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■石破首相にメール・葉書を
首相官邸のホームページに「ご意見募集」があります。
下記をクリックして、ご意見を送ってください。
https://www.kantei.go.jp/jp/iken.html

葉書は、〒100-8968 千代田区永田町2-3-1 内閣総理大臣 石破茂殿

■救う会全国協議会ニュース

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