緊急情報(2001/08/24)
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救う会全国協議会ニュース
発行:北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会
TEL 03-3946-5780/FAX 03-3944-5692 http://www.asahi-net.or.jp/~lj7k-ark
〒112-0015 東京都文京区目白台3-25-13
担当:荒木和博(事務局長 k-araki@mac.email.ne.jp)
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恐縮ですが送信を希望されない方は荒木のID宛メールをお送り下さい。
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■緊急情報
すでに日本でも報道されているかもしれませんが、韓国の大手新聞で、太陽政策を
続ける金大中政権から徹底した圧力を受けている「朝鮮日報」の24日付NKレポート
(週1回の北朝鮮特集面)は以下の記事を掲載しました。
ちょうど昨日から私(荒木)がソウルに来ていますので、帰国するまでに確認作業
を行おうと思いますが、これが事実なら大変なニュースです。以下、訳載し、その後
にコメントをつけておきます。
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朝鮮日報8月23日付記事 拉致日本人8人平壌で「集団管理」
北朝鮮に拉致された日本人8人が現在平壌で厳重な管理のもとに集団生活をしてい
ることがわかった。
ある対北消息通は「北朝鮮は去る90年末までに合わせて8人の日本人を拉致したも
のと把握された」「この拉致工作を担当したのは労働党本部作戦部」と明らかにした。
作戦部は日本海岸に停泊した米航空母艦や艦隊などを写真撮影して平壌に転送する任
務も遂行すると伝えられた。
日本政府はこれまで北朝鮮によって拉致された日本人を7件10余人にいたるという
疑惑を提起してきた。
この消息通は「これら被拉致日本人は現在平壌市ピョンチョン区域(日本の区に該
当)アンサン招待所で厳格な統制を受け集団生活をしていることが確認された」とし、
「これら日本人の管理は労働党組織指導部幹部5課が担当している」と伝えた。幹部5
課は金正日警護室である護衛総局を担当するところであり、北朝鮮が拉致日本人管理
にどれだけ神経を使っているかを伺い知ることができる。
この消息通によれば拉致された日本人は大部分女性で10歳内外の少女のときに拉致
され現在10代後半から20?30代にわたっている。
このような事実はわが情報当局がこれまでアンサン招待所に居住する被拉致日本人
を目撃した北朝鮮側関係者らから入手した証言と写真資料を通し確認されたものと分
かった。この消息通は「拉致された日本人を管理する要員の中には労働党組織指導部
幹部5課責任指導員玄ナムジュンの妻も含まれているという事実も確認された」と伝
えた。
日本外務省は昨年極秘裏に調査チームをソウルに派遣、我が国の情報当局が把握し
たこのような事実を入手したことが明らかになった。日本政府が昨年下半期になって
北朝鮮に「被拉致日本人問題が解決しなければ国交正常化できない」という立場をさ
らに固守するようになったのはこのためだと消息通は伝えた。日本はこれまで北朝鮮
の日本人拉致問題を提起してきても物証と証言確保に困難をきたしてきたが、韓国の
情報当局を通してこれを確保し拉致を事実として確認することになったということで
ある。昨年8月と10月、東京と北京で引き続き開かれた第4次、5次日朝国交会談は日
本のこのような確信で決裂した。
去る5月初め、不法入国しようとして逮捕された金正日の長男金正男を日本政府が
中国に追放すると被拉致日本人問題を解決することのできる良いカードを逃したとい
う非難の世論が日本国内で起こったこともある。(李ギョガン記者)
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<コメント>
極めて詳細な記事であり、おそらくほぼ事実に近いと思いますが、とりあえず事実
と仮定して、コメントします。マスコミの皆さんはこの記事に該当すると思われる行
方不明者が存在するか、ぜひ取材をお願いします。(全国協議会事務局長 荒木)
1、全くこれまで確認されてこなかった被拉致者がさらに存在する
90年末に拉致されたと確認されている日本人は救う会の資料でも存在しない。しか
も現在10代から30代となると、今まで分かっている人のなかでは37歳の横田めぐみさ
ん以外には存在せず、少なくとも未確認被拉致者が7人いるということである。しか
もめぐみさんよりさらに幼いうちに拉致された人もいるということ、また、日朝国交
正常化交渉をやっているさ中にも北朝鮮は拉致を行っていたということになる。
2、日本政府は7件10人以外の拉致も把握している
これはすでに公然の秘密だが、政府が7件10人以外の拉致を確認していることが再
確認された。私たちが警察庁などの担当者に聞けば常に「法と証拠」に基づいてやっ
ているとか、捜査のために情報は公開できないと建前ばかり話しているが、実は政府
はほとんどの事件を分かっているということであろう。もちろん、こういう種類の事
件だから、拉致された人々の救出のために秘密にするというのはあってしかるべきだ
が、金正男の中国への拙速な追放を田中外相が指示したことにも見られるように、そ
ちらの方は極めて御座なりで、要はこの事実を知っていながら明らかにすると世論が
沸騰することを恐れて秘密にしていたということではないか。写真まで入手していた
となると、それでも積極的な救出に乗り出していない外務省や李恩恵のときは埼玉県
警に記者会見までさせておきながら、その後は情報を封鎖している警察庁の責任は問
われざるをえないだろう。
救う会全国協議会ニュース
発行:北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会
TEL 03-3946-5780/FAX 03-3944-5692 http://www.asahi-net.or.jp/~lj7k-ark
〒112-0015 東京都文京区目白台3-25-13
担当:荒木和博(事務局長 k-araki@mac.email.ne.jp)
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恐縮ですが送信を希望されない方は荒木のID宛メールをお送り下さい。
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■緊急情報
すでに日本でも報道されているかもしれませんが、韓国の大手新聞で、太陽政策を
続ける金大中政権から徹底した圧力を受けている「朝鮮日報」の24日付NKレポート
(週1回の北朝鮮特集面)は以下の記事を掲載しました。
ちょうど昨日から私(荒木)がソウルに来ていますので、帰国するまでに確認作業
を行おうと思いますが、これが事実なら大変なニュースです。以下、訳載し、その後
にコメントをつけておきます。
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朝鮮日報8月23日付記事 拉致日本人8人平壌で「集団管理」
北朝鮮に拉致された日本人8人が現在平壌で厳重な管理のもとに集団生活をしてい
ることがわかった。
ある対北消息通は「北朝鮮は去る90年末までに合わせて8人の日本人を拉致したも
のと把握された」「この拉致工作を担当したのは労働党本部作戦部」と明らかにした。
作戦部は日本海岸に停泊した米航空母艦や艦隊などを写真撮影して平壌に転送する任
務も遂行すると伝えられた。
日本政府はこれまで北朝鮮によって拉致された日本人を7件10余人にいたるという
疑惑を提起してきた。
この消息通は「これら被拉致日本人は現在平壌市ピョンチョン区域(日本の区に該
当)アンサン招待所で厳格な統制を受け集団生活をしていることが確認された」とし、
「これら日本人の管理は労働党組織指導部幹部5課が担当している」と伝えた。幹部5
課は金正日警護室である護衛総局を担当するところであり、北朝鮮が拉致日本人管理
にどれだけ神経を使っているかを伺い知ることができる。
この消息通によれば拉致された日本人は大部分女性で10歳内外の少女のときに拉致
され現在10代後半から20?30代にわたっている。
このような事実はわが情報当局がこれまでアンサン招待所に居住する被拉致日本人
を目撃した北朝鮮側関係者らから入手した証言と写真資料を通し確認されたものと分
かった。この消息通は「拉致された日本人を管理する要員の中には労働党組織指導部
幹部5課責任指導員玄ナムジュンの妻も含まれているという事実も確認された」と伝
えた。
日本外務省は昨年極秘裏に調査チームをソウルに派遣、我が国の情報当局が把握し
たこのような事実を入手したことが明らかになった。日本政府が昨年下半期になって
北朝鮮に「被拉致日本人問題が解決しなければ国交正常化できない」という立場をさ
らに固守するようになったのはこのためだと消息通は伝えた。日本はこれまで北朝鮮
の日本人拉致問題を提起してきても物証と証言確保に困難をきたしてきたが、韓国の
情報当局を通してこれを確保し拉致を事実として確認することになったということで
ある。昨年8月と10月、東京と北京で引き続き開かれた第4次、5次日朝国交会談は日
本のこのような確信で決裂した。
去る5月初め、不法入国しようとして逮捕された金正日の長男金正男を日本政府が
中国に追放すると被拉致日本人問題を解決することのできる良いカードを逃したとい
う非難の世論が日本国内で起こったこともある。(李ギョガン記者)
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<コメント>
極めて詳細な記事であり、おそらくほぼ事実に近いと思いますが、とりあえず事実
と仮定して、コメントします。マスコミの皆さんはこの記事に該当すると思われる行
方不明者が存在するか、ぜひ取材をお願いします。(全国協議会事務局長 荒木)
1、全くこれまで確認されてこなかった被拉致者がさらに存在する
90年末に拉致されたと確認されている日本人は救う会の資料でも存在しない。しか
も現在10代から30代となると、今まで分かっている人のなかでは37歳の横田めぐみさ
ん以外には存在せず、少なくとも未確認被拉致者が7人いるということである。しか
もめぐみさんよりさらに幼いうちに拉致された人もいるということ、また、日朝国交
正常化交渉をやっているさ中にも北朝鮮は拉致を行っていたということになる。
2、日本政府は7件10人以外の拉致も把握している
これはすでに公然の秘密だが、政府が7件10人以外の拉致を確認していることが再
確認された。私たちが警察庁などの担当者に聞けば常に「法と証拠」に基づいてやっ
ているとか、捜査のために情報は公開できないと建前ばかり話しているが、実は政府
はほとんどの事件を分かっているということであろう。もちろん、こういう種類の事
件だから、拉致された人々の救出のために秘密にするというのはあってしかるべきだ
が、金正男の中国への拙速な追放を田中外相が指示したことにも見られるように、そ
ちらの方は極めて御座なりで、要はこの事実を知っていながら明らかにすると世論が
沸騰することを恐れて秘密にしていたということではないか。写真まで入手していた
となると、それでも積極的な救出に乗り出していない外務省や李恩恵のときは埼玉県
警に記者会見までさせておきながら、その後は情報を封鎖している警察庁の責任は問
われざるをえないだろう。