訪米団、ライス大統領補佐官に資料を手渡す(2001/03/01)
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救う会全国協議会ニュース
発行:北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会
TEL 03-3946-5780/FAX 03-3944-5692 http://www.asahi-net.or.jp/~lj7k-ark
〒112-0015 東京都文京区目白台3-25-13
担当:荒木和博(事務局長 k-araki@mac.email.ne.jp)
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恐縮ですが送信を希望されない方は荒木のID宛メールをお送り下さい。
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■訪米団、ライス大統領補佐官に資料を手渡す
<リリー元駐中・駐韓大使と懇談>
28日(水)、訪米団は午前中アメリカン・エンタープライズ・インスティテュート
を訪問、リリー元中国・韓国大使と懇談しました。リリー氏の話の概略は次の通りで
す。
日本政府にとって有利に交渉を進める手段は食糧援助ではないか。北朝鮮は非常に
原始的な体制で南が捕えた人(いわゆる非転向長期囚のこと)を返しても北朝鮮は返
すわけではない。軍事的・経済的圧力しか効かない扱いにくい存在だ。北朝鮮に拉致
された人を解放させるためにはそうした見地からやるしかない。かつて米国は中国に
囚われた米兵を返してもらう交渉をしたが、中国の方が北朝鮮より遥かにオープンな
対応だった。見返りのない援助をするのでは全く意味がない。
今は以前にはありえなかったことが起きている。それは彼らがこちらを好きになっ
たのではなく、悲惨な状況になって援助が欲しいからだ。交渉において「もし譲歩を
すれば与える」というメッセージを与えることは必要だ。
<柳井大使と懇談>
続いて訪米団は大使館に柳井大使を訪れ、懇談しました。席上大使は次のように語
りました。
これまで日米韓の三者協議の場で拉致問題を出してきたこと、当初米国はハイジャッ
クの方には関心があったが拉致問題についてはあまり理解がなかった。こちらは拉致
が現在進んでいるテロ行為であると言い続けてきた。次第に理解するようになってき
た。まだ完全に役職者が決まったわけではないがブッシュ新政権の関係者にも説明を
していると語りました。また、新政権が固まると政策尾を見直ししていくので、皆さ
んが来た時期は大変効果的だと思う。
<ヘルムズ上院議院スタッフと懇談>
午後2時、一行は2班に別れ片方はまずジェシー・ヘルムズ上院議院の事務所のスタッ
フであるジェームス・ドーラン氏を訪問。ドーラン氏は「大変心から同乗する。来週
金大中が訪米し、ヘルムズ議員がティーパーティーで同席するので、そのスピーチで
この問題に言及することを約束する。近く北朝鮮問題の公聴会が一度か二度開かれる
ので、そこでもこの問題が扱われるように努力したい」と語りました。
<アムネスティー・インターナショナル事務所訪問>
もう1班は同じく2時にアムネスティー・インターナショナルの米国事務所を訪問。
クーマ・アジア太平洋部長と懇談しました。クーマ部長は拉致問題に非常に強い関心
を示し、日本政府の対応なども含めて詳しく事情を聞き、その場で国会議員や他の人
権団体への連絡などをしてくれました。
<カイル上院議院スタッフと懇談・ライス大統領補佐官に資料を渡す>
その後グループは合流してジョン・カイル上院議院のスタッフであるジョン・ルー
ル氏と懇談しました。ルール氏はこの件については承知しているが、今回は直接皆さ
んから実際のケースについて教えていただきたいと、詳細について家族の声に耳を傾
け、今後の協力を約束しました。
この後事務所を出たとき、ちょうどライス・大統領補佐官がカイル議員の事務所を
訪れました。訪米団は自分たちを紹介し、英文の資料を手渡すことができました。ラ
イス女史からは激励の言葉をいただきました。これは予想外の収穫でした。
■3月1日以降の日程
3/1日(木)
10:00 チャック・ダウンズ氏(前のニュースで人権問題活動家と書きましたが「安
全保障問題を専門にする米国政府のアドバイザー」が正確ではないかと指摘を
受けました)と懇談。
11:00 フランク・ジャヌージ氏(上院外交委スタッフ)と懇談
15:00 2班に別れ片方はヘリテージ財団(蓮池ハツイ・西岡・浜本・蓮池秀量・島
田・横田早紀江)、もう一方は人権団体(現在日程調整中。横田滋・地村・有
本・荒木・福井)を訪問します。
17:00 ワシントン発メトロライナーでニューヨークへ(上記ヘリテージ財団を訪問
したグループ)20:03着。宿泊はリーガルUNプラザホテル。
2日(金)
<ニューヨーク班>★前の日程と変わっていますのでご注意下さい。
9:30 大島国連事務次長訪問
10:00 国連人権高等弁務官オフィスニューヨーク事務所Ndiaye事務所長と懇談
11:00 国連政務局レニンがーアジア太平洋部長との面談
12:00 記者会見(日本政府国連代表部内会議室)
12:40 佐藤国連大使主催昼食会
15:00 ニューヨーク発メトロライナーでワシントンへ。17:59着
<ワシントン残留班>
10:00 ピーター・ヤオ氏(下院外交委員会の民主党スタッフ)と懇談
13:30 トニー・ホール下院議員のスタッフと懇談
15:30 ニューマン・ライツ・ウォッチ(人権団体)訪問
18:30 合流してワシントン市内で記者会見(場所調整中)
3日(土)11:10ワシントン発の全日空001便で帰国
4日(日)日本時間14:45成田着予定
★到着後成田空港で解団式を兼ね記者会見を行います。場所は第2ターミナル2階全日
空B-7特別待合室(結団式を行ったのは4階の特別待合室ですのでお間違えのないよう
ご注意下さい)です。よろしくお願い申し上げます。
救う会全国協議会ニュース
発行:北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会
TEL 03-3946-5780/FAX 03-3944-5692 http://www.asahi-net.or.jp/~lj7k-ark
〒112-0015 東京都文京区目白台3-25-13
担当:荒木和博(事務局長 k-araki@mac.email.ne.jp)
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■訪米団、ライス大統領補佐官に資料を手渡す
<リリー元駐中・駐韓大使と懇談>
28日(水)、訪米団は午前中アメリカン・エンタープライズ・インスティテュート
を訪問、リリー元中国・韓国大使と懇談しました。リリー氏の話の概略は次の通りで
す。
日本政府にとって有利に交渉を進める手段は食糧援助ではないか。北朝鮮は非常に
原始的な体制で南が捕えた人(いわゆる非転向長期囚のこと)を返しても北朝鮮は返
すわけではない。軍事的・経済的圧力しか効かない扱いにくい存在だ。北朝鮮に拉致
された人を解放させるためにはそうした見地からやるしかない。かつて米国は中国に
囚われた米兵を返してもらう交渉をしたが、中国の方が北朝鮮より遥かにオープンな
対応だった。見返りのない援助をするのでは全く意味がない。
今は以前にはありえなかったことが起きている。それは彼らがこちらを好きになっ
たのではなく、悲惨な状況になって援助が欲しいからだ。交渉において「もし譲歩を
すれば与える」というメッセージを与えることは必要だ。
<柳井大使と懇談>
続いて訪米団は大使館に柳井大使を訪れ、懇談しました。席上大使は次のように語
りました。
これまで日米韓の三者協議の場で拉致問題を出してきたこと、当初米国はハイジャッ
クの方には関心があったが拉致問題についてはあまり理解がなかった。こちらは拉致
が現在進んでいるテロ行為であると言い続けてきた。次第に理解するようになってき
た。まだ完全に役職者が決まったわけではないがブッシュ新政権の関係者にも説明を
していると語りました。また、新政権が固まると政策尾を見直ししていくので、皆さ
んが来た時期は大変効果的だと思う。
<ヘルムズ上院議院スタッフと懇談>
午後2時、一行は2班に別れ片方はまずジェシー・ヘルムズ上院議院の事務所のスタッ
フであるジェームス・ドーラン氏を訪問。ドーラン氏は「大変心から同乗する。来週
金大中が訪米し、ヘルムズ議員がティーパーティーで同席するので、そのスピーチで
この問題に言及することを約束する。近く北朝鮮問題の公聴会が一度か二度開かれる
ので、そこでもこの問題が扱われるように努力したい」と語りました。
<アムネスティー・インターナショナル事務所訪問>
もう1班は同じく2時にアムネスティー・インターナショナルの米国事務所を訪問。
クーマ・アジア太平洋部長と懇談しました。クーマ部長は拉致問題に非常に強い関心
を示し、日本政府の対応なども含めて詳しく事情を聞き、その場で国会議員や他の人
権団体への連絡などをしてくれました。
<カイル上院議院スタッフと懇談・ライス大統領補佐官に資料を渡す>
その後グループは合流してジョン・カイル上院議院のスタッフであるジョン・ルー
ル氏と懇談しました。ルール氏はこの件については承知しているが、今回は直接皆さ
んから実際のケースについて教えていただきたいと、詳細について家族の声に耳を傾
け、今後の協力を約束しました。
この後事務所を出たとき、ちょうどライス・大統領補佐官がカイル議員の事務所を
訪れました。訪米団は自分たちを紹介し、英文の資料を手渡すことができました。ラ
イス女史からは激励の言葉をいただきました。これは予想外の収穫でした。
■3月1日以降の日程
3/1日(木)
10:00 チャック・ダウンズ氏(前のニュースで人権問題活動家と書きましたが「安
全保障問題を専門にする米国政府のアドバイザー」が正確ではないかと指摘を
受けました)と懇談。
11:00 フランク・ジャヌージ氏(上院外交委スタッフ)と懇談
15:00 2班に別れ片方はヘリテージ財団(蓮池ハツイ・西岡・浜本・蓮池秀量・島
田・横田早紀江)、もう一方は人権団体(現在日程調整中。横田滋・地村・有
本・荒木・福井)を訪問します。
17:00 ワシントン発メトロライナーでニューヨークへ(上記ヘリテージ財団を訪問
したグループ)20:03着。宿泊はリーガルUNプラザホテル。
2日(金)
<ニューヨーク班>★前の日程と変わっていますのでご注意下さい。
9:30 大島国連事務次長訪問
10:00 国連人権高等弁務官オフィスニューヨーク事務所Ndiaye事務所長と懇談
11:00 国連政務局レニンがーアジア太平洋部長との面談
12:00 記者会見(日本政府国連代表部内会議室)
12:40 佐藤国連大使主催昼食会
15:00 ニューヨーク発メトロライナーでワシントンへ。17:59着
<ワシントン残留班>
10:00 ピーター・ヤオ氏(下院外交委員会の民主党スタッフ)と懇談
13:30 トニー・ホール下院議員のスタッフと懇談
15:30 ニューマン・ライツ・ウォッチ(人権団体)訪問
18:30 合流してワシントン市内で記者会見(場所調整中)
3日(土)11:10ワシントン発の全日空001便で帰国
4日(日)日本時間14:45成田着予定
★到着後成田空港で解団式を兼ね記者会見を行います。場所は第2ターミナル2階全日
空B-7特別待合室(結団式を行ったのは4階の特別待合室ですのでお間違えのないよう
ご注意下さい)です。よろしくお願い申し上げます。