「労働新聞」地方議員の会非難の論評全訳(2000/02/04)
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発行:北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会
TEL/FAX 03-3946-5780
mki@ppp.bekkoame.ne.jp
http://www.asahi-net.or.jp/~lj7k-ark
〒112-0015 文京区目白台3-25-13 現代コリア研究所内
担当:荒木和博(k-araki@mac.email.ne.jp )
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このニュースは拉致問題に関する情報をお送りするものです。
恐縮ですが送信を希望されない方は荒木のID宛メールをお送り下さい。
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「労働新聞」地方議員の会非難の論評全訳
前にお知らせした1月31日付労働新聞の論評「対話線が切られることもある」の全
訳をお送りします。多少日本語としておかしいところがありますが、ご了承下さい。
本文だけ読むと激烈さに驚くかもしれませんが、労働新聞の文章はいつでもこんな文
章です。最後に簡単に解説をつけています。
---------------------------------------------------------------------------
日本で反共和国騒動が続けられている。地方議員たちを初めとする政界人物たちが
その先頭に立っている。
報道によればさる1月23日、日本全地域の地方議員たちが東京「友愛会館」に集ま
り「北朝鮮に拉致された日本人を救出するための地方議員の会」というものを造作し
全国各地で「意見書」などの採択と署名運動を通して「被害者達の早期救出」をする
よう政府に圧力をかけることにした。そうかと思えば3200の地方自治体の議員達に
「早期救出運動」を繰り広げるよう訴えもした。この会の組織者である東京都議会の
土屋議員と自民党の西村衆議院議員は各地方議会で「拉致問題」に対する認識を深め
ていくことによって「国家を動かす活動に拡大」せねばならないと言った。さらに彼
らは「国会で取り上げられるよう力を合わせよう」とまで大げさにいいふらした。こ
れに先立って開かれた「拉致被害者家族連絡会」と「拉致された日本人を救出するた
めの全国協議会」との「合同会議」とかいうところでは全国会議員を対象に「拉致問
題」に対する世論調査をし、その結果を公開して4月30日には東京ヒバヤ市公会堂で
「第2回住民大集会」を開催することにした。また昨年12月26日と27日わが国の貿易
船が停泊した港に2日続けて8回にわたり100余名の日本右翼暴力団たちが集まり「拉
致した日本人を返せ」などの悪口をわめきながら悪らつな反共和国謀略騒動を繰り広
げた。
朝日間の関係改善の動きが見えはじめているときに日本の全国的な規模でこのよう
な前例ない悪らつな様相を帯びて行われている反共和国謀略騒動は明白に計画的で意
図的な挑発である。
我々はこれに対し決して見過ごしていることはできない。
「拉致問題」について言えば日本反動たちには語ることのできる立場にはいない。
朝鮮に対する植民地統治時代日帝が強制的に拉致、連行した朝鮮人の数だけでも実
に600余万名に達する。20万名近くに達する朝鮮女性を拉致、誘引して「従軍慰安婦」
生活を強要したのも日帝であり、100余万名の無辜な朝鮮人を残忍に虐殺したのも日
帝である。
それにもかかわらず日本右翼反動たちがこれについては棚に上げ、ありもしない
「拉致疑惑」とやらを持ちだし狂気を振りまいているのは彼らの破廉恥性と精神錯乱
症をそのまま見せているだけだ。
拉致についてありのままに語るなら過去日帝が朝鮮の地で白昼に拉致しあらゆる非
人間的苦痛を与えたり虐殺した数百万の朝鮮人の行方についてからまず確かめなけれ
ばならないだろう。
日本はいつでも拉致行為が行われる国だ。この1年だけでも日本国内で発生した誘
拐並びに失踪事件は3万件にもなる。それ以外にも殺人、強姦、人身売買のような犯
罪行為がヤクザ組織によって毎日のように起きている。
このような日本が南朝鮮傀儡たちが組織した「拉致疑惑」をわめき立て地方議会議
員を初めとする烏合の衆で拉致者救出団体」を糾合して犯共和国騒動を繰り広げ正
常な貿易活動をしているわが貿易船舶と船員たちを対象に無礼な行いをするのはわれ
われの自主権と尊厳に対する乱暴な蹂躙だと言わざるを得ない。
日本反動は朝日二国間にできつつある関係改善の雰囲気に冷水を浴びせ朝日関係を
敵対的対決関係にしようとし続けている。
日本右翼反動の犯共和国謀略策動は彼らの根深い対朝鮮圧殺野望から出発したもの
だ。
日本右翼反動が狙っているのは日本政府と当局者たちに圧力を加えることによって
政府当局者達が彼らの狂乱的な犯共和国騒動に動かされ「国民感情」というものを持
ちだして「拉致問題」を朝日関係改善の「前提条件」にするようにしようとするもの
だ。彼らが「拉致問題」をもって騒ぎ立て何かカードでも持ったかのようにのさばる
のは反共和国孤立圧殺を追求する凶悪な政治的謀略以外のなにものでもない。それを
通して日本反動が得るものはなにもない。
彼らが数百万の朝鮮人を拉致誘拐殺戮した罪業は半世紀が過ぎた今日まで隠してお
いて造作された「拉致疑惑」を持って騒動を繰り広げることに対しわが人民は憤怒を
禁じえないでいる。
ここで明白にしなければならないもう一つの問題がある。それは日本当局が一体わ
れわれと関係を改善する意志があるのかということだ。
万一彼らが言う朝日関係改善意志が真実なら朝日関係改善に冷水を浴びせる右翼反
動の騒動を黙認してはいけないだろう。われわれは日本当局が語る関係改善意志につ
いて疑問視せざるをえない。
日本は「拉致問題」をもって騒ぎ続けるならせっかく作られた対話線が切られるこ
ともあるということをしっかり知らねばならない。(金ジョンソン)
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<解説>
「友愛会館」などの会場名まで入っている、実に丁寧な(?)論評ですが、これは
産経の報道を東京で読んで、その内容を朝鮮語で本国に送ったものを素材にしている
ようです。その過程で日比谷公会堂が「ヒバヤ市公会堂」になったり、メッセージを
送っただけの西村真悟代議士が主催者の一人であるかのようになっています。万景峰
の反対集会が年末にあったとは知りませんでしたが、向こうから見ると同じ行動のよ
うに思えるのでしょう。
600万とか20万近くとかいう数字はすべてでたらめだと思った方がいいでしょう。
そもそも600万人をどうやって強制連行するのか、日本国民あげて戦争を放り出して
やろうとでもしない限り無理でしょう。まあ、金正日の行ったところに夜虹が出たと
報道する国ですから、何でもありなのですが。「ヤクザ組織」を云々するなら、その
「ヤクザ組織」に覚醒剤を売っているのはどこの誰かと言いたくなります。
この論評は日本政府に「救出運動を取り締まれ、そうしないと日朝交渉の席を立つ
ぞ」と言っているのですが、さて、元国家公安委員長の野中先生はどうされるでしょ
うか。もっとも北朝鮮がこういう書き方をするときは席を立ちにくい状況にあるから
です。つまりもっと強く出れば相手はもっと譲歩するということです。
労働新聞は国内向けと外国向けが異なるという話もあるので断定はできませんが、
おそらくこの記事は拉致された人たちの目にも入ると思います。拉致された人々はい
つまでも救いに来ない私たちを恨んでいるかも知れませんが、この報道が多少とも希
望につながってくれればと思います。(荒木)
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本文だけ読むと激烈さに驚くかもしれませんが、労働新聞の文章はいつでもこんな文
章です。最後に簡単に解説をつけています。
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日本で反共和国騒動が続けられている。地方議員たちを初めとする政界人物たちが
その先頭に立っている。
報道によればさる1月23日、日本全地域の地方議員たちが東京「友愛会館」に集ま
り「北朝鮮に拉致された日本人を救出するための地方議員の会」というものを造作し
全国各地で「意見書」などの採択と署名運動を通して「被害者達の早期救出」をする
よう政府に圧力をかけることにした。そうかと思えば3200の地方自治体の議員達に
「早期救出運動」を繰り広げるよう訴えもした。この会の組織者である東京都議会の
土屋議員と自民党の西村衆議院議員は各地方議会で「拉致問題」に対する認識を深め
ていくことによって「国家を動かす活動に拡大」せねばならないと言った。さらに彼
らは「国会で取り上げられるよう力を合わせよう」とまで大げさにいいふらした。こ
れに先立って開かれた「拉致被害者家族連絡会」と「拉致された日本人を救出するた
めの全国協議会」との「合同会議」とかいうところでは全国会議員を対象に「拉致問
題」に対する世論調査をし、その結果を公開して4月30日には東京ヒバヤ市公会堂で
「第2回住民大集会」を開催することにした。また昨年12月26日と27日わが国の貿易
船が停泊した港に2日続けて8回にわたり100余名の日本右翼暴力団たちが集まり「拉
致した日本人を返せ」などの悪口をわめきながら悪らつな反共和国謀略騒動を繰り広
げた。
朝日間の関係改善の動きが見えはじめているときに日本の全国的な規模でこのよう
な前例ない悪らつな様相を帯びて行われている反共和国謀略騒動は明白に計画的で意
図的な挑発である。
我々はこれに対し決して見過ごしていることはできない。
「拉致問題」について言えば日本反動たちには語ることのできる立場にはいない。
朝鮮に対する植民地統治時代日帝が強制的に拉致、連行した朝鮮人の数だけでも実
に600余万名に達する。20万名近くに達する朝鮮女性を拉致、誘引して「従軍慰安婦」
生活を強要したのも日帝であり、100余万名の無辜な朝鮮人を残忍に虐殺したのも日
帝である。
それにもかかわらず日本右翼反動たちがこれについては棚に上げ、ありもしない
「拉致疑惑」とやらを持ちだし狂気を振りまいているのは彼らの破廉恥性と精神錯乱
症をそのまま見せているだけだ。
拉致についてありのままに語るなら過去日帝が朝鮮の地で白昼に拉致しあらゆる非
人間的苦痛を与えたり虐殺した数百万の朝鮮人の行方についてからまず確かめなけれ
ばならないだろう。
日本はいつでも拉致行為が行われる国だ。この1年だけでも日本国内で発生した誘
拐並びに失踪事件は3万件にもなる。それ以外にも殺人、強姦、人身売買のような犯
罪行為がヤクザ組織によって毎日のように起きている。
このような日本が南朝鮮傀儡たちが組織した「拉致疑惑」をわめき立て地方議会議
員を初めとする烏合の衆で拉致者救出団体」を糾合して犯共和国騒動を繰り広げ正
常な貿易活動をしているわが貿易船舶と船員たちを対象に無礼な行いをするのはわれ
われの自主権と尊厳に対する乱暴な蹂躙だと言わざるを得ない。
日本反動は朝日二国間にできつつある関係改善の雰囲気に冷水を浴びせ朝日関係を
敵対的対決関係にしようとし続けている。
日本右翼反動の犯共和国謀略策動は彼らの根深い対朝鮮圧殺野望から出発したもの
だ。
日本右翼反動が狙っているのは日本政府と当局者たちに圧力を加えることによって
政府当局者達が彼らの狂乱的な犯共和国騒動に動かされ「国民感情」というものを持
ちだして「拉致問題」を朝日関係改善の「前提条件」にするようにしようとするもの
だ。彼らが「拉致問題」をもって騒ぎ立て何かカードでも持ったかのようにのさばる
のは反共和国孤立圧殺を追求する凶悪な政治的謀略以外のなにものでもない。それを
通して日本反動が得るものはなにもない。
彼らが数百万の朝鮮人を拉致誘拐殺戮した罪業は半世紀が過ぎた今日まで隠してお
いて造作された「拉致疑惑」を持って騒動を繰り広げることに対しわが人民は憤怒を
禁じえないでいる。
ここで明白にしなければならないもう一つの問題がある。それは日本当局が一体わ
れわれと関係を改善する意志があるのかということだ。
万一彼らが言う朝日関係改善意志が真実なら朝日関係改善に冷水を浴びせる右翼反
動の騒動を黙認してはいけないだろう。われわれは日本当局が語る関係改善意志につ
いて疑問視せざるをえない。
日本は「拉致問題」をもって騒ぎ続けるならせっかく作られた対話線が切られるこ
ともあるということをしっかり知らねばならない。(金ジョンソン)
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「友愛会館」などの会場名まで入っている、実に丁寧な(?)論評ですが、これは
産経の報道を東京で読んで、その内容を朝鮮語で本国に送ったものを素材にしている
ようです。その過程で日比谷公会堂が「ヒバヤ市公会堂」になったり、メッセージを
送っただけの西村真悟代議士が主催者の一人であるかのようになっています。万景峰
の反対集会が年末にあったとは知りませんでしたが、向こうから見ると同じ行動のよ
うに思えるのでしょう。
600万とか20万近くとかいう数字はすべてでたらめだと思った方がいいでしょう。
そもそも600万人をどうやって強制連行するのか、日本国民あげて戦争を放り出して
やろうとでもしない限り無理でしょう。まあ、金正日の行ったところに夜虹が出たと
報道する国ですから、何でもありなのですが。「ヤクザ組織」を云々するなら、その
「ヤクザ組織」に覚醒剤を売っているのはどこの誰かと言いたくなります。
この論評は日本政府に「救出運動を取り締まれ、そうしないと日朝交渉の席を立つ
ぞ」と言っているのですが、さて、元国家公安委員長の野中先生はどうされるでしょ
うか。もっとも北朝鮮がこういう書き方をするときは席を立ちにくい状況にあるから
です。つまりもっと強く出れば相手はもっと譲歩するということです。
労働新聞は国内向けと外国向けが異なるという話もあるので断定はできませんが、
おそらくこの記事は拉致された人たちの目にも入ると思います。拉致された人々はい
つまでも救いに来ない私たちを恨んでいるかも知れませんが、この報道が多少とも希
望につながってくれればと思います。(荒木)