日朝赤十字会談共同発表について(2000/03/14)
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救う会全国協議会ニュース
発行:北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会
TEL 03-3946-5780/FAX 03-3944-5692 http://www.asahi-net.or.jp/~lj7k-ark
〒112-0015 文京区目白台3-25-13
担当:荒木和博(全国協議会事務局長 k-araki@mac.email.ne.jp)
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このニュースは拉致問題に関する情報をお送りするものです。
恐縮ですが送信を希望されない方は荒木のID宛メールをお送り下さい。
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4月30日は東京・日比谷公会堂へ! (午後1時半?4時予定)
北朝鮮に拉致された日本人を救出するための第2回国民大集会
(横田めぐみさんたちを救出するぞ!国民大集会)開催
一人でも多くのご参加をお待ちしております。お誘い合わせの上おいで下さい。
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●日朝赤十字会談共同発表について
報道されているように、北京での日朝赤十字会談が終了し、下の共同発表文が
発表されました。予想されたものとはいえ、「調査の結果、仮に見つかれば」とはよ
く言ったものです。「当該機関」とは社会安全部(警察)だと言われますが、もちろ
んここには党の工作機関が行った拉致を調べる権限など存在しません。万一、社会安
全部が拉致された人を見つけ出したら、その担当者は直ちに銃殺か、よくて収容所送
りでしょう。
この文面の下に何があるのかは分かりませんが、「応じなければ断固とした措置を
とる」とのメッセージが伝わらない限り、単なる時間稼ぎの場を作っただけのことで
す。河野外相は前のニュースでお伝えしたように再三「力ずくではダメ、唯一話し合
いでやるしかない」と言っていますが、なぜ力ずくではダメなのか、全く理解ができ
ません。軍事行動と言わないまでも経済制裁ならいくらでもする余地はあるはずです。
力を背景に圧力をかけたとき初めて北朝鮮は「調査の結果見つかった」と言ってくる
でしょう。
日赤はともかく外務省の担当者は一所懸命やっていると信じたいのですが、そうだ
としても指揮官がこの調子ではおいそれと信頼はできません。さらに世論の盛り上げ
が必要と思われます。(荒木)
●拉致関連番組について
日比谷線事故で先送りになっていた辛光洙の番組(NTV系ニュースプラス1)は15
日の放送(突発的なニュースがない限り)になりました。
13日放送のニュースステーションで赤十字会談についての放送があり、そこで最後
に総聯系のメディアの人間が拉致を否定する発言をしたそうです。ニュースはそこで
終わり、極めて恣意的に感じられたとの連絡がありました。私は見ていないので分か
りませんが、ごらんになった方で同様の感じを受けた方は局に内容の問題を問い質し
ていただけると幸いです。週刊文春の記事にもあったように、最近メディアに対する
北朝鮮・総聯側の圧力(野中筋の圧力もあると言われます)が色々な形で出ています。
おかしな報道に対してはできるだけ敏感に反応する必要がありそうです。(荒木)
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(資料・日朝赤十字会談についての共同発表)
日本赤十字社と朝鮮民主主義人民共和国赤十字会は2000年3月13日、日朝両国が互
いに関心を持っている人道問題を解決するため、北京において、日朝赤十字会談を行っ
た。
会談には近衛忠■副社長を団長とする日本赤十字社代表団と許海龍(ホ・ヘリョン)
副委員長を団長とする朝鮮民主主義共和国赤十字会代表団が参加した。また、会談に
は、それぞれの政府関係者も出席した。
双方は、1999年12月21日の日朝赤十字会談についての共同発表を踏まえ、次の通り
確認した。
1、双方は、第3回日本人配偶者の故郷訪問を4月ないし5月に実施することとした。
また、双方は、その後も、日本に在住している親族の希望も実現しつつ、日本人配偶
者の故郷訪問を継続していくこととした。
2、朝鮮側は、日本側がすでに調査依頼した行方不明者につき、当該機関がしっかり
とした調査を開始した旨通報し、また、調査の結果、仮に見つかれば日本側に通報し、
適切な措置をとる旨説明した。双方は、今後とも赤十字会談にて調査の進捗状況を取
り上げることとした。
3、朝鮮側は、1945年以前に行方不明となった朝鮮人被害者の安否調査を赤十字の通
常の方法に従って日本側に依頼し、日本側は、これを受け取り、真摯に調査を行って、
通報することとした。双方は、今後とも赤十字会談にて調査の進捗状況を取り上げる
こととした。
4、日本側は、3月7日に、日本政府がWFPを通じて朝鮮側に10万トンの食糧支援を行
う旨の発表をしたことを通報した。これに対し、朝鮮側は、謝意を表明した。
2000年3月13日
日本赤十字社副社長 朝鮮民主主義人民共和国赤十字会中央委員会副委員長
救う会全国協議会ニュース
発行:北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会
TEL 03-3946-5780/FAX 03-3944-5692 http://www.asahi-net.or.jp/~lj7k-ark
〒112-0015 文京区目白台3-25-13
担当:荒木和博(全国協議会事務局長 k-araki@mac.email.ne.jp)
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このニュースは拉致問題に関する情報をお送りするものです。
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4月30日は東京・日比谷公会堂へ! (午後1時半?4時予定)
北朝鮮に拉致された日本人を救出するための第2回国民大集会
(横田めぐみさんたちを救出するぞ!国民大集会)開催
一人でも多くのご参加をお待ちしております。お誘い合わせの上おいで下さい。
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●日朝赤十字会談共同発表について
報道されているように、北京での日朝赤十字会談が終了し、下の共同発表文が
発表されました。予想されたものとはいえ、「調査の結果、仮に見つかれば」とはよ
く言ったものです。「当該機関」とは社会安全部(警察)だと言われますが、もちろ
んここには党の工作機関が行った拉致を調べる権限など存在しません。万一、社会安
全部が拉致された人を見つけ出したら、その担当者は直ちに銃殺か、よくて収容所送
りでしょう。
この文面の下に何があるのかは分かりませんが、「応じなければ断固とした措置を
とる」とのメッセージが伝わらない限り、単なる時間稼ぎの場を作っただけのことで
す。河野外相は前のニュースでお伝えしたように再三「力ずくではダメ、唯一話し合
いでやるしかない」と言っていますが、なぜ力ずくではダメなのか、全く理解ができ
ません。軍事行動と言わないまでも経済制裁ならいくらでもする余地はあるはずです。
力を背景に圧力をかけたとき初めて北朝鮮は「調査の結果見つかった」と言ってくる
でしょう。
日赤はともかく外務省の担当者は一所懸命やっていると信じたいのですが、そうだ
としても指揮官がこの調子ではおいそれと信頼はできません。さらに世論の盛り上げ
が必要と思われます。(荒木)
●拉致関連番組について
日比谷線事故で先送りになっていた辛光洙の番組(NTV系ニュースプラス1)は15
日の放送(突発的なニュースがない限り)になりました。
13日放送のニュースステーションで赤十字会談についての放送があり、そこで最後
に総聯系のメディアの人間が拉致を否定する発言をしたそうです。ニュースはそこで
終わり、極めて恣意的に感じられたとの連絡がありました。私は見ていないので分か
りませんが、ごらんになった方で同様の感じを受けた方は局に内容の問題を問い質し
ていただけると幸いです。週刊文春の記事にもあったように、最近メディアに対する
北朝鮮・総聯側の圧力(野中筋の圧力もあると言われます)が色々な形で出ています。
おかしな報道に対してはできるだけ敏感に反応する必要がありそうです。(荒木)
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(資料・日朝赤十字会談についての共同発表)
日本赤十字社と朝鮮民主主義人民共和国赤十字会は2000年3月13日、日朝両国が互
いに関心を持っている人道問題を解決するため、北京において、日朝赤十字会談を行っ
た。
会談には近衛忠■副社長を団長とする日本赤十字社代表団と許海龍(ホ・ヘリョン)
副委員長を団長とする朝鮮民主主義共和国赤十字会代表団が参加した。また、会談に
は、それぞれの政府関係者も出席した。
双方は、1999年12月21日の日朝赤十字会談についての共同発表を踏まえ、次の通り
確認した。
1、双方は、第3回日本人配偶者の故郷訪問を4月ないし5月に実施することとした。
また、双方は、その後も、日本に在住している親族の希望も実現しつつ、日本人配偶
者の故郷訪問を継続していくこととした。
2、朝鮮側は、日本側がすでに調査依頼した行方不明者につき、当該機関がしっかり
とした調査を開始した旨通報し、また、調査の結果、仮に見つかれば日本側に通報し、
適切な措置をとる旨説明した。双方は、今後とも赤十字会談にて調査の進捗状況を取
り上げることとした。
3、朝鮮側は、1945年以前に行方不明となった朝鮮人被害者の安否調査を赤十字の通
常の方法に従って日本側に依頼し、日本側は、これを受け取り、真摯に調査を行って、
通報することとした。双方は、今後とも赤十字会談にて調査の進捗状況を取り上げる
こととした。
4、日本側は、3月7日に、日本政府がWFPを通じて朝鮮側に10万トンの食糧支援を行
う旨の発表をしたことを通報した。これに対し、朝鮮側は、謝意を表明した。
2000年3月13日
日本赤十字社副社長 朝鮮民主主義人民共和国赤十字会中央委員会副委員長