救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

北朝鮮、国民大集会を非難(2000/05/09)
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救う会全国協議会ニュース

発行:北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会
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〒112-0015 文京区目白台3-25-13 
担当:荒木和博(全国協議会事務局長 k-araki@mac.email.ne.jp)
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このニュースは拉致問題に関する情報をお送りするものです。
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■北朝鮮、国民大集会を非難

 北朝鮮の国営朝鮮中央通信は5月6日、以下のような第2回国民大集会を非難する論
評を発表しました。文中にあるように、北朝鮮は「誠意ある努力と雅量」を示してい
るのだそうです。私たち(と、おそらく世界中の大多数の人)はこの文面から「誠意
ある努力と雅量」を読みとることはできないでしょう。もはや、いつまでも話し合い
で時間を費やしているときではないと思います。政府には経済制裁などの強制力をもっ
て拉致された人を奪還する姿勢が求められます。(荒木)

【平壌6日発朝鮮中央通信=朝鮮通信】共同通信によると、東京で4月30日、約2,000
人が集会を開き、「ら致疑惑問題」の解決をめざす努力を強化するよう政府に求めた
という。
 「被害者」家族を参加させ、共和国に対する「経済制裁」を公然と求める「アピー
ル」まで発表するなど、この集会が極右反動勢力の対朝鮮敵視策動の一環であること
は至極明白である。
 朝日政府間の東京会談がまもなく開かれるときに生じたこのような不純な動きに対
し、われわれは特に注目せざるをえない。
 われわれがすでに何度も明らかにしたように、日本反動勢力が騒ぎたてる「ら致問
題」は、われわれとは関係のない日本内部の治安問題である。
 われわれにからめて「ら致」をうんぬんすること自体、反共和国敵対感の表れ以外
の何物でもない。
 しかし、われわれは両国政党間に達成された合意と朝日関係改善を願う両国人民の
志向、そして日本の政治家や当局の再三にわたる要請を考慮して、人道主義的立場か
ら一般行方不明者調査に応じ、現在、両国の赤十字の間に行方不明調査事業が真しに
行われている。まさにこうしたときに、日本反動勢力が「ら致問題」をいっそう露骨
に騒ぎたて、大衆的な世論喚起をねらっているのは結局、行方不明者調査事業と、そ
のためのわれわれの誠意ある努力と雅量に水をさす行動にしかならない。
 日本における極右反動勢力の動きが朝日関係におよぼす深刻な結果に対し、日本当
局と政治家は深く考え、責任ある立場にたって実質的な措置を速やかに講じるべきで
ある。
 これとともに、日本極右反動勢力は「ら致疑惑」をもって騒ぎを起こす愚かな行動
をうちきり、数十、数百万の朝鮮人をら致、誘かいしながらも、半世紀以上が経つこ
んにちまで歴史の闇に葬っている日本の不当な行為から正すために努力すべきである。


  
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