佐藤勝巳全国協議会会長は次の見解を発表しました(2000/06/24)
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救う会全国協議会ニュース
発行:北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会
TEL 03-3946-5780/FAX 03-3944-5692 http://www.asahi-net.or.jp/~lj7k-ark
〒112-0015 文京区目白台3-25-13
担当:荒木和博(全国協議会事務局長 k-araki@mac.email.ne.jp)
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▼来年の正月は拉致された人々が実家で家族とすごせるように、年内解決を!
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このニュースは拉致問題に関する情報をお送りするものです。
恐縮ですが送信を希望されない方は荒木のID宛メールをお送り下さい。
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■佐藤勝巳全国協議会会長は次の見解を発表しました
南北トップ会談についての見解
佐藤勝巳
今回の南北トップ会談によって、多くの人が、朝鮮半島が緊張緩和に向かうかので
はないかと受け取った向きがある。その理解は正しくないと思う。
金正日がトップ会談に臨んだのは、経済破綻の深刻化を回避するため、日朝交渉の
再開、朝中関係改善、南北トップ会談、これ全てカネを獲ることが目的である。
金大中の思惑は、歴史に名を残すと言う、個人の名誉欲から。この二人の思惑がトッ
プ会談を生み出したのだ。
過去の1972年の「7・4共同声明」と1992年の?南北不可侵宣言」が発表されている。
いずれも総論では合意、各論協議・実施と言う段階で破綻している。
破綻理由は、
(1)北が、韓国の情報が、北内部に広まると政権を椎持することが難しいと判断し
たこと、(2)韓国が、北が韓国の「赤化統一」を放棄していないことを知り、警戒
心を高めたためである。
金大中は北のインフラ整備を約束したが、韓国にカネはなく、空手形を切った。こ
れ一つをとっても宣言実施は不可能である。
トップ会談で駐韓米軍の撤追または「中立化」間題が話し合われたことは間違いな
いようだが、この間題に賛成なのは、金正日、金大中と韓国内の北支持派、中国、日
本の杜民党系のグループである。反対は米、日本政府、韓国の保守派という別れ方を
している。
特に、クリントン政権は、駐韓米車撤退の裏に中国の陰を見ているから強硬に反対
するだろう。朝鮮半島の覇権を巡って米中の争いが激化しつつあるため、宣言の実施
が不可能と判明するのは秋ごろであろう。
日朝交渉は、駐韓米車問題が絡んでいるので、どうなるか不透明だ。拉致問題は、
事実をしっかり見て原則的な姿勢を崩さないことが結局は解決の最大の近道である。
平成12年6月23日
救う会全国協議会ニュース
発行:北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会
TEL 03-3946-5780/FAX 03-3944-5692 http://www.asahi-net.or.jp/~lj7k-ark
〒112-0015 文京区目白台3-25-13
担当:荒木和博(全国協議会事務局長 k-araki@mac.email.ne.jp)
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■佐藤勝巳全国協議会会長は次の見解を発表しました
南北トップ会談についての見解
佐藤勝巳
今回の南北トップ会談によって、多くの人が、朝鮮半島が緊張緩和に向かうかので
はないかと受け取った向きがある。その理解は正しくないと思う。
金正日がトップ会談に臨んだのは、経済破綻の深刻化を回避するため、日朝交渉の
再開、朝中関係改善、南北トップ会談、これ全てカネを獲ることが目的である。
金大中の思惑は、歴史に名を残すと言う、個人の名誉欲から。この二人の思惑がトッ
プ会談を生み出したのだ。
過去の1972年の「7・4共同声明」と1992年の?南北不可侵宣言」が発表されている。
いずれも総論では合意、各論協議・実施と言う段階で破綻している。
破綻理由は、
(1)北が、韓国の情報が、北内部に広まると政権を椎持することが難しいと判断し
たこと、(2)韓国が、北が韓国の「赤化統一」を放棄していないことを知り、警戒
心を高めたためである。
金大中は北のインフラ整備を約束したが、韓国にカネはなく、空手形を切った。こ
れ一つをとっても宣言実施は不可能である。
トップ会談で駐韓米軍の撤追または「中立化」間題が話し合われたことは間違いな
いようだが、この間題に賛成なのは、金正日、金大中と韓国内の北支持派、中国、日
本の杜民党系のグループである。反対は米、日本政府、韓国の保守派という別れ方を
している。
特に、クリントン政権は、駐韓米車撤退の裏に中国の陰を見ているから強硬に反対
するだろう。朝鮮半島の覇権を巡って米中の争いが激化しつつあるため、宣言の実施
が不可能と判明するのは秋ごろであろう。
日朝交渉は、駐韓米車問題が絡んでいるので、どうなるか不透明だ。拉致問題は、
事実をしっかり見て原則的な姿勢を崩さないことが結局は解決の最大の近道である。
平成12年6月23日