要請書の受け取り拒否について(2000/08/26)
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救う会全国協議会ニュース
発行:北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会
TEL 03-3946-5780/FAX 03-3944-5692 http://www.asahi-net.or.jp/~lj7k-ark
〒112-0015 文京区目白台3-25-13
担当:荒木和博(全国協議会事務局長 k-araki@mac.email.ne.jp)
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▼来年の正月は拉致された人々が実家で家族とすごせるように、年内解決を!
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このニュースは拉致問題に関する情報をお送りするものです。
恐縮ですが送信を希望されない方は荒木のID宛メールをお送り下さい。
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■要請書の受け取り拒否について
昨日のニュースで北朝鮮側が要請書の受け取りを拒否したことをお知らせしました
が、外務省によると状況は次のようなものだったそうです。
24日夜に北朝鮮側に打診したところ「すぐには受け取れない。鄭泰和団長に相談し
てから考えたい」との回答があった。夜が明けて25日に何度かアプローチし、最終的
に高野大使からも鄭団長に要請をしたものの、拒否されたとのことでした。
今後の対応についてはこちらから下に記した幹事会で検討しました。
■救う会全国協議会幹事会開催-----噂される政治決着に全面対決
本日(8月26日)東京港区のメルパルク東京で救う会全国協議会の幹事会が開催さ
れました。会には家族会から横田滋・早紀江代表夫妻、地村保さん、浜本雄幸さん、
有本明弘さんが、地方議員の会からは土屋敬之会長が参加されました。
会議では日朝外相会談から8月に至る活動についての報告が行われ、現状の流れに
ついて佐藤会長から説明が行われました。議論の中で特に最近噂されている「政治決
着」への強い懸念が示されました。
「政治決着」とは、先日の日朝交渉でも双方の意見が並行線であることから、北朝
鮮側の主張する「過去清算」と日本側の「拉致・ミサイルなど」を共に棚上げし、外
交ルートを飛び越して共同宣言方式の国交正常化をはかるというものです。2日から
森首相は国連総会に出席しますが、この場で北朝鮮の金永南最高人民会議常任委員長
と会談し、そこで訪朝招請を受け、秋に訪朝して金正日とトップ会談→懸案棚上げで
国交正常化という筋書きと言われています。国交正常化が実現すれば膨大な額のOD
Aが供与されるということで、北朝鮮側の意図(及び日本の一部政治家の意図)は充
分に達せられ、一方で拉致をはじめとする日本側の懸案は一切先送りになるばかりか、
拉致された人々の身辺にも危険が及びかねません。
幹事会ではこのような動きに正面から対決し、拉致問題の解決なくして国交正常化
なしとの立場を貫いていくことが確認されましたその意思表示として、9月1日に署
名(累計150万を越える予定)を首相(あるいはその代理)に伝達し、政治決着反対
の意志及を明らかにするとともに国連の場で拉致問題について各国に協力を求めるよ
う要請することとなりました。各位におかれましても、ご協力賜りますよう、お願い
申し上げます。
以下幹事会における議論の要約は以下の通りです。
●北朝鮮代表団の面会拒否及び要請書受け取り拒否への対応について:要請書の宛先・
内容を一部直し、北朝鮮の誰にでも送れる文書にし、各地の会等が様々なルートを通
し送付・手交・配布等を行う。
●コメ支援への対応について:政府は否定しているが準備は進んでいる。現実化した
場合は関東協議会を中心に座り込みなどの対応をおこなう。
●辛光洙送還問題について:韓国政府は原敕晁さん拉致犯の辛光洙を9月2日に北朝鮮
に送還すると決定した。この撤回を求め、週明けに代表が東京の韓国大使館を訪れ再
度要請する。また、昭和60年に辛光洙が原敕晁として韓国に入国しソウルで逮捕され
た際、北朝鮮は辛を含めた三人の逮捕者を「われわれや総聯とは何の関係もない人々」
(同年7月2日付北朝鮮労働党機関紙「労働新聞」)としている。辛を北朝鮮が受け入
れた場合、北朝鮮は事実上原敕晁さん拉致事件を認めたことになる。その点について
も国内外での理解を進める。
●国会議員対策について:拉致棚上げ・国交正常化という政治決着の動きが水面下で
進んでいることの問題性を理解するよう関係議員への文書送付などを行う。内容証明
などの利用も考慮する。
●日朝国交促進国民協会への対策について:同協会役員に対する公開質問状を送付し、
真意を糺す。
●関東協議会タウンミーティング・関西協議会主催大集会についての報告(別途ご案
内します)
●署名提出時期・首相への要請等について:9月2日に前述のように首相が国連総会に
行くのに合わせその前日である1日に官邸に届け、政治決着反対の意志を明確にする。
●韓国家族会との連係した活動について:韓国側の意向と調整の上検討する。
●幹事の追加:島根 渡部俊美・鳥取 今岡祐一
●幹事の変更:長崎準備会 上杉千郷→松尾千秋(以上敬称略)
★上記「政治決着」の問題は来週の国連総会の場から具体化する可能性があります。
阻止のために、可能な限り働き掛けをして下さいますようお願い申し上げます。
(森喜郎事務所FAX:03-3580-8904・同野中広務事務所:03-3502-5003・自由民主党
本部:03-5511-8855)
救う会全国協議会ニュース
発行:北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会
TEL 03-3946-5780/FAX 03-3944-5692 http://www.asahi-net.or.jp/~lj7k-ark
〒112-0015 文京区目白台3-25-13
担当:荒木和博(全国協議会事務局長 k-araki@mac.email.ne.jp)
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このニュースは拉致問題に関する情報をお送りするものです。
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■要請書の受け取り拒否について
昨日のニュースで北朝鮮側が要請書の受け取りを拒否したことをお知らせしました
が、外務省によると状況は次のようなものだったそうです。
24日夜に北朝鮮側に打診したところ「すぐには受け取れない。鄭泰和団長に相談し
てから考えたい」との回答があった。夜が明けて25日に何度かアプローチし、最終的
に高野大使からも鄭団長に要請をしたものの、拒否されたとのことでした。
今後の対応についてはこちらから下に記した幹事会で検討しました。
■救う会全国協議会幹事会開催-----噂される政治決着に全面対決
本日(8月26日)東京港区のメルパルク東京で救う会全国協議会の幹事会が開催さ
れました。会には家族会から横田滋・早紀江代表夫妻、地村保さん、浜本雄幸さん、
有本明弘さんが、地方議員の会からは土屋敬之会長が参加されました。
会議では日朝外相会談から8月に至る活動についての報告が行われ、現状の流れに
ついて佐藤会長から説明が行われました。議論の中で特に最近噂されている「政治決
着」への強い懸念が示されました。
「政治決着」とは、先日の日朝交渉でも双方の意見が並行線であることから、北朝
鮮側の主張する「過去清算」と日本側の「拉致・ミサイルなど」を共に棚上げし、外
交ルートを飛び越して共同宣言方式の国交正常化をはかるというものです。2日から
森首相は国連総会に出席しますが、この場で北朝鮮の金永南最高人民会議常任委員長
と会談し、そこで訪朝招請を受け、秋に訪朝して金正日とトップ会談→懸案棚上げで
国交正常化という筋書きと言われています。国交正常化が実現すれば膨大な額のOD
Aが供与されるということで、北朝鮮側の意図(及び日本の一部政治家の意図)は充
分に達せられ、一方で拉致をはじめとする日本側の懸案は一切先送りになるばかりか、
拉致された人々の身辺にも危険が及びかねません。
幹事会ではこのような動きに正面から対決し、拉致問題の解決なくして国交正常化
なしとの立場を貫いていくことが確認されましたその意思表示として、9月1日に署
名(累計150万を越える予定)を首相(あるいはその代理)に伝達し、政治決着反対
の意志及を明らかにするとともに国連の場で拉致問題について各国に協力を求めるよ
う要請することとなりました。各位におかれましても、ご協力賜りますよう、お願い
申し上げます。
以下幹事会における議論の要約は以下の通りです。
●北朝鮮代表団の面会拒否及び要請書受け取り拒否への対応について:要請書の宛先・
内容を一部直し、北朝鮮の誰にでも送れる文書にし、各地の会等が様々なルートを通
し送付・手交・配布等を行う。
●コメ支援への対応について:政府は否定しているが準備は進んでいる。現実化した
場合は関東協議会を中心に座り込みなどの対応をおこなう。
●辛光洙送還問題について:韓国政府は原敕晁さん拉致犯の辛光洙を9月2日に北朝鮮
に送還すると決定した。この撤回を求め、週明けに代表が東京の韓国大使館を訪れ再
度要請する。また、昭和60年に辛光洙が原敕晁として韓国に入国しソウルで逮捕され
た際、北朝鮮は辛を含めた三人の逮捕者を「われわれや総聯とは何の関係もない人々」
(同年7月2日付北朝鮮労働党機関紙「労働新聞」)としている。辛を北朝鮮が受け入
れた場合、北朝鮮は事実上原敕晁さん拉致事件を認めたことになる。その点について
も国内外での理解を進める。
●国会議員対策について:拉致棚上げ・国交正常化という政治決着の動きが水面下で
進んでいることの問題性を理解するよう関係議員への文書送付などを行う。内容証明
などの利用も考慮する。
●日朝国交促進国民協会への対策について:同協会役員に対する公開質問状を送付し、
真意を糺す。
●関東協議会タウンミーティング・関西協議会主催大集会についての報告(別途ご案
内します)
●署名提出時期・首相への要請等について:9月2日に前述のように首相が国連総会に
行くのに合わせその前日である1日に官邸に届け、政治決着反対の意志を明確にする。
●韓国家族会との連係した活動について:韓国側の意向と調整の上検討する。
●幹事の追加:島根 渡部俊美・鳥取 今岡祐一
●幹事の変更:長崎準備会 上杉千郷→松尾千秋(以上敬称略)
★上記「政治決着」の問題は来週の国連総会の場から具体化する可能性があります。
阻止のために、可能な限り働き掛けをして下さいますようお願い申し上げます。
(森喜郎事務所FAX:03-3580-8904・同野中広務事務所:03-3502-5003・自由民主党
本部:03-5511-8855)