救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

森首相と家族での会見森首相発言要旨(2000/09/15)
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救う会全国協議会ニュース

発行:北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会
TEL 03-3946-5780/FAX 03-3944-5692
http://www.asahi-net.or.jp/ ̄lj7k-ark
〒112-0015 文京区目白台3-25-13 
担当:荒木和博(全国協議会事務局長 k-araki@mac.email.ne.jp)
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▼来年の正月は拉致された人々が実家で家族とすごせるように、年内解決を!
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このニュースは拉致問題に関する情報をお送りするものです。
恐縮ですが送信を希望されない方は荒木のID宛メールをお送り下さい。
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■ 森首相と家族での会見森首相発言要旨


 9月12日に森首相とご家族が会った際、首相は
「拉致を棚上げにするのではないかと言われたが、それはあり得ません。心外です。
これは大切な問題で無視したり棚上げして国交を結ぶことはありません。調印しませ
ん」
「拉致はあってはならないことです。だからこそ相手は認めようとしないのでしょう。
しかし、資料や捜査からして間違いないことです」
 と明言しました。この発言は踏み込んだものとして評価できると思います。
 ただ、「北朝鮮の気持ちを和らげて」拉致の問題を解決するのは不可能です。それ
は拉致が国家目標に沿った国の事業として行われているからです。北朝鮮国内の一部
テログループがやったことなら首相の発言は整合性があるのですが、この点は疑問を
感じざるを得ません。
 また、中山正暉日朝議連会長のように公然と棚上げを主張している与党幹部がいる
ことは厳然たる事実であり、しかもその中で来週にも食糧支援が決定されようとして
います。救う会でも首相の発言が如何に具体化されるのか注視しつつ、バックアップ
すべきはバックアップし、ブレーキをかける必要があるものにはブレーキをかけると
いう両方向で新たな行動を準備しています。各位のご協力をお願い申し上げます。
(荒木)
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 以下、首相の発言要旨をお伝えします。要請後の記者会見で平沢勝栄代議士が説明
した内容を救う会東京西岡力会長がまとめたものです。

 わざわざおこしいただいてありがとうございます。官房長官が皆さんに会われると
聞き、私もこの問題をかねがね重大だと考えてきたので同席し皆さまの声を聞かせて
いただくことにいたしました。拉致は私の選挙区の隣の福井県や近くの新潟県でも起
きており深い関心を持って心を痛めて参りました。どうしたら解決できるのか、どう
したら取り戻せるのかと思いつづけています。
 いま皆様方からかなり厳しいご指摘をいただきました。長い苦しみの中から出てき
たことと理解します。拉致を棚上げにするのではないかと言われたが、それはあり得
ません。心外です。これは大切な問題で無視したり棚上げして国交を結ぶことはあり
ません。調印しません。その点が日朝交渉と日韓交渉の大きな違いです。
 拉致はあってはならないことです。だからこそ相手は認めようとしないのでしょう。
しかし、資料や捜査からして間違いないことです。
 幹事長時代野中さんたちと訪朝したとき、この問題を出したら相手は机を倒さんば
かりの勢いで抗議しました。心の中に思い当たることがあるからかえってそうしたか
もしれない。そのとき行方不明者調査という形で相手が譲歩し、とっかかりが出来ま
した。
 相手は素直な考えを持つ国でありません。しかし相手が乗ってこなければどうにも
ならないのです。
 国際舞台に出て来ませんでした。ただし食糧が苦しく、これだけ情報化社会ですか
らいつまでも北朝鮮社会は続きません。そこでイタリア、オーストラリアとの修交、
南北首脳会談、そして日本との国交交渉にも応じてきました。
 このチャンスに北朝鮮の気持ちを和らげていかなければなりません。
 ニューヨークの国連総会で江沢民中国主席と会ったときも頼みました。金大中大統
領にもお願いしています。
 拉致問題を棚上げして国交正常化することはあり得ません。最終的には国交も拉致
問題も同時に解決しなければなりません。しかし、その過程では拉致問題が先に進み
国交が後になることもあり得るし、反対に国交が先に進み拉致問題が後になることも
あり得ます。どちらかが先に進むこともあり得るということを分かっていただきたい。
 明らかなことは、拉致問題解決のためにあらゆる方法で全力で取り組むということ
です。そのことを分かってほしい。これは交渉に臨んでいる高野大使も同じ思いです。
 自分の子供や孫だとしたらどうかと考えると本当に心が痛みます。ただ、いま北朝
鮮が外に出てくる気配があるのです。そういう中で全力を尽くします。相手を追い込
んではいけません。国際社会の中に出して、先方の気持ちを和らげながら進めていき
ます。
 従来は水面下でやっていたが、今後は表に出して取り組みます。交渉の窓口もあり
ますから。いろんなルートで働きかけていきます。近く国連のアナン事務総長が朝鮮
半島に行くときに、日本に寄ってもらってこの問題を頼むつもりです。
 総理として一生懸命やっていることを分かってほしいのです。

(中川官房長官と安倍官房副長官)全力を尽くしておりますので、ぜひ政府を信頼し
てください。

(再び総理)途中でどちらかが先に進むこともありましょうが、どうかいらいらせず
過激なことはなさらずいてください。
(立ち上がり家族一人一人の手をとって声をかける)




  
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