「すべての拉致被害者を救出するぞ!国民大集会」全記録
拉致議連会長 平沼赳夫
※19:10?
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皆様方こんにちは。ちょうど10年前の9月17日に、当時の小泉総理大臣が平壌に行ったわけであります。ご家族の皆様方は、朝から議員会館でずっと待機されていました。7時間程前に会議が始まったわけですが、ずっと待たされた。
夕方になって飯倉公館に会場を移すから来てほしいとバスが用意されました。(家族会の)みなさん方はその前の日に小泉総理に会おうと思って官邸に行かれたんですが、「前の日に家族の皆さん方に会うのは会議が十分できないから」という言い訳で会えなかった。しかし、「平壌との間に回線がつながっているから逐一報告をする」ということでした。
ですからみなさん方はバスに乗って麻布にある飯倉公館に行ったわけです。そこでも1時間以上待たされた。その挙句、どういうことになったかというと、各家族が一組ずつ部屋に呼び込まれて、「お気の毒です。あなたのご家族は亡くなられた」。どういう場所で、どういう死因でということはいっさいない。全く北朝鮮の言う通りの形で、「あきらめてください」ということでした。
先ほど、記者会見の様子を一緒に拝見しました。ご家族の皆様方は大変立派なことを言っておられた。最愛の家族は、北朝鮮が勝手に「亡くなった」と言っているけれど、亡くなっていない。こういうことで一致団結をした。それが国民の皆様方の共感をいただいて国民運動になったわけであります。
「1000万署名」。これも皆さん方のお力をいただいて一生懸命集めておりまして、先月末の時点で926万筆を越えたわけであります。もうすぐ1000万の署名が集まる。これだけ国民の皆様方が熱心に取組んでいただいている。
多くは申しませんが、北朝鮮の詐欺にあって、ご家族の皆様方は本当に苦労をされているんです。ご家族の中に、論文を書かれた方がおられました。私はそれを拝見した。どういうことが書いてあったか。「今の日本国憲法を変えない限り拉致被害者は戻ってこない」(拍手)。ご家族の方がこう書いているわけです。
現在の憲法の前文には、「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して我らの安全と生存を保持しようと決意した」と。北朝鮮は一体そういう国でしょうか。軍国主義になる必要はありませんが、我々の尊い国の安全と生存は自らの手で守っていく(拍手)。そして、下にいらっしゃる特定失踪者の皆さん方にもその考え方を及ぼして、我々は一致団結、行動していかなければなりません。
今日は盛大にお集まりいただき誠にありがとうございました。心から御礼申し上げます(拍手)。
櫻井 平沼さん、ありがとうございました。さて今日は、内閣総理大臣野田佳彦様にお出でいただいております。わが国総理大臣は、拉致問題対策本部の本部長でもいらっしゃいます。では総理、どうぞ宜しくご挨拶をお願いいたします。