「すべての拉致被害者を救出するぞ!国民大集会」全記録
横田早紀江(横田めぐみさん母)
※電波状況が悪かったため途中映像・音声が途切れることがあります。ご了承下さい
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みなさま、こんにちは。本当に長い年月をこうしてご支援いただきまして、ありがとうございます。
めぐみの13歳までの私たちとの生活の中で、私たちが教えられたことはどれだけあったかと私たちはいつも思いながら、たった13年間しか教えてあげることができなかった。そして私たちがその姿を見せてあげたこともできなかったという、たったそれだけのことをあの子は持ったままで北朝鮮に拉致をされてしまいました。
たったそれだけの知恵の中で、彼女はあのような国でどうしたら生き延びられるんだろうか、どういうことをしたらやられてしまうだろうか。小さいなりにも一生懸命考えながら色々な立場、立場、その時、その時を生き抜いているのでではないのかなあと私はいつも思っております。
本当に平穏に見えた、経済的にも豊かで、そして何でも食べられるようになって、何でも着られるようになって、どんなことを話してもいい。こんな自由な国になった平和な日本の道の真ん中で、学校帰りの女の子が突然北朝鮮の指導員の指令によって使わされた工作員に拉致をされて、暗い海を連れて行かれてしまいました。
たくさんの若者たちが、前途有望な日本のために働ける筈の人だったその人たちが、本当にあっという間に煙のように消えてしまっていました。このようなことを平然とする国を、ブッシュ大統領はお会いした時におっしゃいました。
その国の指導者が指令を出して、そして工作員を他国に放り込んで、そして「拉致をしてきなさい」というような指令を出す国があるなんて、本当に信じられないことだ、とおっしゃいました。
もし北朝鮮が、本当に世界に信頼される国になりたいのならば、あなた方が連れ去った大切な子どもたちを、すぐにこのお父さんやお母さんの胸に返しなさい、ここに抱かせなさいと、言ってくださったのです。本当にものすごい残酷なことなんです。
年令の若かっためぐみは特にそのように思われがちですが、どのお子さんだって、みんなそのようなお年があって20歳になり、24歳になられた、大切な、大切な子どもたちなんです。
その人が、今どんな所で、どんなことになっているのかも分からない。長い20年間の闇を、本当に死にたくなる思いを一生懸命に生きてきて、皆さんの支えがあって、そして北朝鮮にいることが分かってからは、ああ生きていたんだという思いを持って私たちは頑張ってきました。
こんな馬鹿なことを、すぐ隣の国からされながら、なぜ国民は怒らないのでしょうか。どのお方のお子様であったか、お兄さんであったか、娘さんであったか、誰であったかも分からないものすごいことが起きてたということを。本当に実感して、もっと怒っていただきたいと思うんです。
私たちはもう、怒り狂っているんです。本当に。もう悲しいのを通り越しているんです(拍手)。もういつ死んでもいいと思うくらい。いつ倒れてもいいから、とにかくめぐみちゃんたちの姿が見えるとこまででも、再会できるとこまででも、一言話ができてから私は死にたいと思っているんです。
どのお父様やお母様もそうだと思いますが、ご病弱でそれができない方もあったら大変だと思って私たちは頑張っていますので、どうか皆様、本当に日本人の心として怒って、この国をもっと強い国に、そして温かい心の国にしていただきたいと思っております。
どうか宜しくお願いいたします(拍手)。
櫻井 次に、有本嘉代子さんにお願いいたします(拍手)。