救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

「よど号犯による拉致事件を考える 東京連続集会73」全記録



◆よど号犯は「20人くらいは連れて入っている」と


 一番最初に電話した時の外務省の応対がこれで、それからずいぶん後になり分かったことですが、『宿命』を書かれた高沢さんが来られた時に、「私はよど号ハイジャック犯の田宮さんと心安いので何度も北朝鮮に行っています。田宮さんから聞いたことによると、今3人だけとなっていますが、田宮さんが言うには(ヨーロッパから)20人くらいは連れて入っている」と言ってました。
 外務省は「お宅だけじゃないんですよ」という話でした。私が後になって考えたのは、外務省があの時、「まだ帰ってきていない人がたくさんいる」ということと、これだったら合うなという思いでした。
 だからかなり古くから拉致があったと思うんですが、私たちには分かりません。1990年9月に金丸さんと田辺さんが訪朝された。その時私たちは手紙をもっていき、「こういう状態になっていますので、北朝鮮に行かれましたらそういう問題が日本の国にあるということをきっちり言ってください」ということを石井一さんを通じてお願いしたんですが、帰ってきた時点で全然言った気配がなかったんです。
 日本と朝鮮とで国交正常化の話があったようですが、その時、先ほど西岡さんが言われたように、警察が私たちのことを表に出してきたんだろうと思います。88年から90年までは、外務省が「黙っていなさい」というので、ずっと私たちはだまっていたんですが、1990年の終わりには、マスコミの方がたくさんやってきました。
 このままで国交正常化になったら拉致問題は表に出ないままで死んでしまうので、これは大変なことだということで、多分警察が表に出されたと私たちは思っています。
 国会議員も外務省も、とにかく拉致問題はほっといて国交正常化に走ろうとしていたんじゃないかと思います。今思うと本当に恐ろしいことでした。まだ前に進んでいませんが、何とかこの政権で、安倍さんも私の政権で拉致を解決するとおっしゃってくださっていますので、それに期待して、帰ってくるまでは元気にしていないといけないという思いで私たちは暮らしております(拍手)。

  
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