救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

「すべての拉致被害者を救出するぞ! 国民大集会」全記録



総合司会(西岡力救う会会長)
 これから、「すべての拉致被害者を救出するぞ!国民大集会」を開催致します。今年2回目の集会です。残念ながら櫻井よしこさんの日程が合わず、私、西岡が司会をさせていただきます(拍手)。
 みなさんのお手元に今日の集会のちらしがあります。裏を見てください。35年前の夏に、多くの日本人が拉致されましたが、拉致された直後の増元るみ子さんについて、一緒に暮らしていた蓮池祐木子さんは次のように証言しています。
「るみ子さんは、拉致された直後、ずっと泣いてばかりいた。『洋服ダンスの中で泣いていたら、指導員に見つかってしまった。裏山にある栗の木の下で泣いたこともあった。怖くて招待所のおばさんの部屋で一緒に寝ていた』などと、本人から聞きました」
「平壌市内のアパートに2人で住んでいたとき、夜、ベランダに出て外を眺めながら、帰りたいねえとお互い話しましたが、もうあまり泣くことはありませんでした。最初、いっぱい泣いたので、お互いの前でもう泣くことはなかったです」。
 また、拉致直後の田口八重子さんについて、一緒に暮らしていた地村富貴恵さんの証言です。
「八重子さんが北の南浦港に着いた時、女性通訳に『私には子供が二人いて、どうしても日本に帰らなくてはならないので、帰してほしい』と何回も言ってお願いしたそうです。八重ちゃんの思いは最初から最後まで子供のことでいっぱいでしたし、今でも間違いなく、『今彩ちゃんはいくつになって、耕ちゃんはいくつになった』と毎年計算して、どんな大人になったか、知りたがっているはずです。すごく会いたがっていると思います。
 拉致は、国際問題や政治問題ではありません。人間の命がかかった犯罪です。そのことをもう一度心に刻みながら、今日の集会を進めたいと思っています。
 それでは主催者挨拶で、今の田口八重子さんのお兄さんで家族会代表の飯塚繁雄さん、お願いいたします。



  
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