「すべての拉致被害者を救出するぞ! 国民大集会」全記録
◆安倍政権の間に解決する決意
安倍晋三・内閣総理大臣
皆様こんにちは。本日は、家族会、救う会、拉致議連、知事の会、そして地方議連主催の国民大集会が開催されました。開催に当たり、一言ご挨拶を申し上げます。
明日9月17日は小泉総理が訪朝されてから11年目を迎えます。先ほど平沼会長からご紹介がありましたように、私も小泉総理とともに訪朝しました。その前日、16日の段階の報道等においては、八重子さんもめぐみさんも恵子さんも、多くの皆さんが一緒に帰ってこられるのではないかということでした。
しかし、残念ながら、17日北朝鮮側から、「8名の日本人は死亡している」と伝えられました。あの時のショックは今でも覚えています。しかしその後、家族会の皆様の強い主張によって、我々がもう一度しっかり調査をした結果、北朝鮮側が言っている死亡時期あるいは理由等はでたらめであったことが明らかになりました。
あれ以来拉致の認定者数も増えてきました。そして認定された人以外にも、もしかしたらという可能性がある方がたくさんいらっしゃいます。私たちの使命はすべての拉致被害者のご家族の皆様に、自分のお子さんたちを、そしてご親族を自らの手で抱きしめる、その日を目指して、そしてそのことが可能になるまで安倍政権の使命は終らない。こう決意を致している次第です(拍手)。
なんとしても安倍政権の間にこの問題はなんとか解決をしていく決意であります。安倍政権におきましてはこの問題に精通をしている古屋圭司議員に担当大臣を務めてもらっております。そして古屋大臣の下で、まさに今日も出席をしておられる松原仁さんや多くの各党の皆さんにも参加をしていただいて党派を超えて、オールジャパンでこの問題を何とか解決をしていきたいと思います。まさに知見を集めて、情報を集めていかなければこの問題は解決をしません。
私は総理に就任をいたしまして、すでに20か国訪問をしているわけですが、必ず拉致問題について説明をし、相手国の理解と支持を訴えているところです。幸い、国連にも新たな調査委員会ができて、カービーさんがこの前、日本へやって来られました。
しかしまだまだ、世界各国のこの問題に対する理解は十分と言えないわけですから、我々もさらに、しっかりと、国際社会と私たちの認識を、共通の認識を持てるように努力を重ねながら、北朝鮮に対する圧力を強めていかなければならないと思います。
この問題を解決をするためには、なんといっても北朝鮮側にこの問題を解決をしなければならないと、この問題を解決をしなければ国家として今後繁栄をしていくことはできない、と認識させなければならない。まさに圧力をかけながらなんとか対話に持ち込みたいと思っています。
我々は、拉致被害者、そしてご家族の皆様と常に共にある。この思いで、この問題の解決に全力を尽くしていくことをお誓いを申し上げまして、私のごあいさつとさせていただきたいと思います。皆様、共に頑張りましょう。ありがとうございました(拍手)。
◆署名数1070万に
西岡一つ安倍総理にご報告いたします。4月の国民大集会で総理に約1027万筆の署名をお渡しいたしました。現在約44万筆増えて10,712,331筆になりました(拍手)。
西岡続きまして、安倍内閣でどのように拉致問題解決のために各種政策を進めているのか。もちろん言えないこともあると思いますが、台風の中でここに集まってくださっている人たちは一番心配している人たちです。古屋圭司大臣にご報告お願いします。大臣は映像(プロジェクター)を使いながら報告されます。