「すべての拉致被害者を救出するぞ! 国民大集会」全記録
◆今年埼玉県で74万人の署名
上田清司
あらためて皆さんこんにちは。とにかく何回もこういう集会に出ること自体を、我々は恥じなくちゃいけないと思いながら、何ともいえない思いで毎回出席をさせていただいています。
飯塚繁雄代表を初めとする家族会の皆さんと、その10分の1も100分の1も思いを共感できないのではないかと自分を卑下しながらも、しかし100分の1でも共感したい、1000分の1でも何らかの形で受け止めたいという思いで、私たちも色々なアピールをしています。
署名運動を全国的に展開しようという話になりました。私たちは、県議会の皆さんとともに、年に必ず一度や二度は、浦和の駅頭や大宮の駅頭で署名活動をやっていましたが、改めて県内全域で署名運動をやったらどうなるんだろうと、自治会や各種団体にお願いをして掘り下げたところ、埼玉県で74万人の署名が集まりました(拍手)。
そうか、こういう表現の仕方もあったのかということで、改めて多くの県民の皆様たちに拉致の実態について考えていただくチャンスが、この署名運動で与えられたんだなということを改めて感じたところです。
とにかく、安倍総理、古屋圭司担当大臣、今日お集まりの与野党の国会議員の顔ぶれを見て、オールニッポンで実現しよう、被害者を救出しようという気運が、これまでにない、間違いのない大勢だと私は思っています。
水面下で、文字通り色々な形で事が進められていると私は信じています。どんな方法であれ、私は今の安倍総理を初めとする政府を中心としたやり方、どんな方法でもいいんです、是非家族の皆さんたちに、お帰しをしていただきたいと思っています。
是非とも、こうした気運を逃がすことなく、古屋担当大臣もあられますので、どんな方法を使ってもいいですから、必ず家族会の皆様に取戻していただきたいと思っています。
私たちも、47都道府県の採点表を出されても結構ですので、盛り上がりのために一生懸命努力しますので、是非、高度な政治判断、適切な政治判断で事を成していただきたいと、心からお願い申し上げ、挨拶に代えたいと思います。本当に宜しくお願いいたします。ありがとうございました(拍手)。
西岡私も先ほど、古屋大臣のご報告を聞いていて、これは表の部分だなと思いました。すべての方法を使ってやっていただきたいという願いは私たち共通のものだと思います。
一つだけ私が入手した情報を紹介します。北朝鮮は今、日本の状況を2006年以前に戻したいと願っているという情報を最近入手しました。2006年以前とは何か。日本が制裁を始めた時です。対策本部ができた時です。担当大臣ができた時です。制裁は効いています。じわじわとですが、効いています。漢方薬のようなものですが、効いてきました。
その制裁を作ったのは我々じゃありませんか(拍手)。ここにいる議員の先生と、そして家族会・救う会、国民の皆さんで作ってきたんです。是非それを活かして、すべての方法を使って助け出していただきたいと、心から強く思います。
西岡各都道府県から副知事などがご参加いただいていますので紹介します。
東京都秋山俊行副知事(拍手、以下同じ)、京都府山下晃正副知事、神奈川県水田秀子拉致問題担当理事、それ以外に36都道府県から参加されています。代表のみなさんお立ちください(拍手)。
西岡4つ目の主催者で、拉致問題地方議会全国協議会。地方議員の先生方が昨年以降、この集会に総結集してくださっています。その中心で旗を振ってくださっている松田会長(神奈川県議会議員)、お願いいたします(拍手)。