「すべての拉致被害者を救出するぞ! 国民大集会」全記録
◆大会決議
司会 それでは最後に本日の決議を採択したいと思います。拉致議連事務局長代理、笠浩史先生に朗読をお願いします。みなさんのお手元に決議案があります。
笠浩史(民主党衆議院議員)
私たちは本日、今年2回目の「すべての拉致被害者を救出するぞ!国民大集会」を開催した。
思い起こせば35年前、昭和53年に、分かっているだけで10人もの同胞が拉致された。同じ年世界中から約30人が拉致された。我が同胞が口を塞がれ、手足を縛られ、袋詰めにされて無理矢理、船に乗せられて連れて行かれた。そのときの怖さ、悔しさに私たちは本日、あらためて心を寄せながら、なぜ、日本がこのような無法を許したのか、35年経っても未だに被害者を取り戻すことができないのかと、怒りに燃えた。
北朝鮮の金正恩政権は戦争恫喝と先制核攻撃予告など度を超した挑発を続けたが、わが国を含む国際社会は万全の抑止力と制裁強化で立ち向かい、それをしりぞけた。
拉致問題を巡っても、国連調査委員会の活動や政府と与野党政治家の精力的な外交努力などで、国際社会の関心はかつてないほど高まっている。それらの結果、北朝鮮は国際的孤立と経済困窮の中、出口を探してもがいている。
今こそ北朝鮮に伝えたい。わが国は、政府も国民も、拉致被害者が帰ってこないことに腹の底から怒っている。拉致被害者全員をすぐ返しなさい。そうしない限り、わが国のみならず、国際社会の制裁は強まり、支援はあり得ない。
私たちは次のことを強く求める。
1.北朝鮮は、全ての拉致被害者をいますぐ返せ。そのための協議に応じよ。
2.政府は、全勢力を傾けてすべての拉致被害者を早急に救出せよ。そのため、未認定被害者を含むすべての被害者を救うための具体的方策を立てよ。
3.北朝鮮との協議では拉致問題を最優先とし、行動対行動の原則を守って、すべての被害者の帰還を強く迫れ。年内という期限を切って拉致問題を理由として送金停止と人の往来の停止などの追加制裁を断行せよ。
4.緊急時の拉致被害者救出計画を準備し、関係各国にも働きかけよ。
平成25年9月16日 「国民大集会」参加者一同
本日はどうもお疲れ様です(拍手)。
司会 ご賛同いただける方、より一層力強い拍手をお願いいたします(拍手)。
ありがとうございました。最後に、北朝鮮に届くように、この台風の中ですが、シュプレヒコールを叫んで、この集会を終えたいと思います。全員後起立ください。
シュプレヒコール!
オー!
北朝鮮はすべての拉致被害者を今すぐ返せ!
返せ!返せ!返せ!
政府は全勢力を傾けすべての拉致被害者を救出せよ!
救出せよ!救出せよ!救出せよ!
我々はすべての被害者を救出するまで戦うぞ!
戦うぞ!戦うぞ!戦うぞ!
ありがとうございました(拍手)。
以上