「韓国から見た拉致問題?東京連続集会75」全記録
◆北の政変に期待
西岡さんは専門家ですが、どうすれば今晩になるかということです。拉致問題も基本的にはそうですが、北の体制が変わらない限り非常に難しいんじゃないですか。要するに北の体制が崩壊するということですけどね。
それでどうしたら北の体制が崩壊するかですが、一番簡単で、一番効率的、効果的なのはいわゆる政変です。東ヨーロッパがソ連圏から脱して、ルーマニアなんかが民主化革命みたいになったんですが、あれは非常に難しいと思いますね。
一番望ましいのは、政変です。例えば1979年に韓国で朴大統領暗殺事件がありましたが、あれも政変でした。あの後、韓国は大きく変わりました。ああいうのは今晩あるかもしれない。それが一番ありがたい。ぼくがやるわけじゃないですが、当事者がやるんですが、そこはずっと期待しています。30年期待してもまだ起きてないですが。
しかし、北も三代目の金正恩(キム・ジョンウン)という若い指導者が就任しました。30歳で何の経歴、経験もない、そういう人が指導者になったわけです。普通は非常に不安ですよね、あるいは不安定かもしれない。
内部で色々なことがありうる過渡期的な状況ですから、是非期待したいと。それがあれば、結果的には拉致問題も解決すると思います。