「横田めぐみさん拉致事件検証?東京連続集会76」全記録
◆12/13特別セミナーに金東植氏
先ほども言いましたが、戦闘員と工作員という言葉を使いましたが、安明進さんは実は戦闘員です。もともと彼は工作員になる予定で金正日政治軍事大学に行っていたんですが、トラブルがあって工作員になれなくて戦闘員になったんです。
工作員というのは金賢姫さんのような人です。あるいは辛光洙。実際に潜入して長くいて工作をする人。金東植さんは韓国人化教育を受けた工作員です。日本人化教育と韓国人化教育が70年代後半に併行して行われたんですが、彼の同級生が日本人化教育を受けた。招待所の中でどのような日本人化教育が行われていたかについて、同級生から聞いたことを証言してくれます。
彼自身は韓国から拉致された5人の高校生がいますが、そのうちの2人から韓国人化教育を受けています。そういう話を具体的に聞きます。そして我々の調査の報告もしたいと思います。また、特定失踪者問題調査会も現地調査を精力的にずっとやっているので、荒木さんからもその現地調査の報告をしていただきたいと思っています。
古屋圭司担当大臣に、安倍政権が1年経って、一体どこまで進んでいるのかお願いしています。言えることと言えないこともあるでしょうが報告をしていただき、その後、各党代表の政治家の方たちに、それを踏まえて政治はどうするつもりなのかという討論をする予定にしています。
我々として、ここで何度も言っていますが、「3度目のチャンスはくる」、「来させなければいけない」と。金丸訪朝、小泉訪朝がありましたが、北朝鮮が本当に困って日本に接近してきて、拉致のことを彼らが言わざるをえない状況を作る。作っても向こうはまた嘘をつきます。こちらが知っている範囲を調べて、知っている範囲のことしか言ってこないので、できうる限りの情報を集め、分析をして3度目のチャンスに備えたいと思っています。
惠谷 今日はめぐみちゃんの拉致が条件拉致だったのか遭遇拉致だったのかを報告しましたが、これは実は工作船の戦闘員、工作員が上陸する時のオペレーションが違ってくるんです。
西岡さんが言ったように、彼らの手口を調べることが重要なポイントになります。77年だけで言っても、工作員の上陸事例が数十件あります。通算で6?70件はあると思います。それにもそれなりのオペレーションがあるわけです。
しかし、2人連れてくるとなれば、ゴムボートが2台いるのではないかなど色々なことに関係してきますから分析をすることが重要だと思っています。
西岡 これで終ります。ありがとうございました。