特別セミナー「拉致問題の全体像と解決策」全記録
家族会・救う会・拉致議連が主催する「拉致問題の全体像と解決策」特別セミナーが平成25年12月13日、参議院議員会館講堂で開催された。この時期は、北朝鮮人権法で定められた北朝鮮人権週間に当たる。
冒頭、古屋圭司・拉致問題担当大臣が基調報告を行った。
家族会・救う会は昨年後半以降、帰国された被害者の方々から改めて証言を得、また拉致現場の検証を行い、北朝鮮による拉致について、手法、経路、目的、背景などを調査してきた。特別セミナー第1部では、それらの調査結果を元に、またその他の日本人・外国人拉致の調査も踏まえ、拉致の全体像が提示された。全国的に現場検証を続けている特定失踪者問題調査会からも拉致の全体像についての報告がなされた。金東植元北朝鮮工作員にもコメントを求めた。
第2部のパネルディスカッションでは、拉致問題に関する専門組織を持つ各党代表者、家族会から、救出策等について具体的な提言がなされた。
会場には31名の衆参議員と54名の議員秘書もかけつけ、一般参加者の椅子を追加せざるをえないほどの盛況となった。