救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

特別セミナー「拉致問題の全体像と解決策」全記録



◆北朝鮮から接触がある

平沼赳夫(拉致議連会長、衆議院議員)
 皆様方こんにちは。今日は全国から、そして韓国からも、特別セミナーにお集まりをいただいて本当にありがとうございます。心から感謝申し上げます。
 拉致議連のみんなで結束をして、今年も2回、国民大集会をやりました。それぞれ分担して、一生懸命やっていただいた。また1000万を超える署名が集まりました。
 私は今、日本維新の会という政党に所属しています。この夏の参議院選挙でアントニオ猪木という人が当選してきました。かつてのプロレスラーの力道山の関係で、力道山は北朝鮮の人でしたから、その縁で北朝鮮に、当選して時は25回行ったということでした。
 その後2回ほど行って、今朝電撃的なニュースが入ってきましたが、張成沢(チャン・ソンテク)とは非常に親交があるということでした。私は、猪木氏に部屋に来てもらって、「あなたの関係を活かして、一日も早く拉致の問題を解決できるよう」と。彼も、「一生懸命協力する」と言ってくれていたわけですが、あの国は恐ろしい国で、報道によると死刑になったということです。
 そんな中で、拉致問題の解決のために、しっかりとした要人をさらに模索し、努力していかなければならないと思っています。
 私は拉致議連の会長をしていますから、私のところにも北朝鮮から接触があります。「マニラに来てください」、「バンコクに来てください」と。そしてルートをつけて話をすると、最後に出てくるのは「お金をください」ということです。 具体的に「200万ユーロを用意してくれ」と。「できなかったらどうするんですか」と聞くと、最終的に、「1割の手数料をいただく」と。こんな話が来ています。
 しっかりふるいにかけていかなければいけませんが、1日も早い解決が必要であり、皆様方と力を合わせて、この問題解決のために頑張ってまいりたいと思います。
 今の安倍首相も、「自分の内閣でこの問題は終えたい」と。ここに古屋大臣もお見えですが、拉致議連で本当に汗をかいてくれて、この問題を熟知してくれている人です。ですから、みんなで力を合わせて、この問題解決のために、一生懸命頑張っていかなければならないと思います。
 今日の特別セミナーが実りあるセミナーになることをお祈りし、私の挨拶に代えさせていただきます。本日は誠にご苦労様です(拍手)。
西岡 ありがとうございました。これで開会行事を終らせていただきます。第1部の調査結果を踏まえ、第2部でどう解決していくかを討論する予定で、第2部の冒頭で古屋大臣に基調報告をしていただく予定でしたが、大臣の公務のため、これから、安倍政権1年で今どこまで進んでいるのかについて基調報告をしていただきます。

  
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