特別セミナー「拉致問題の全体像と解決策」全記録
◆拉致の疑いを払拭できない事案が862件
今日は大勢の皆様方にご参集いただきました。今政府がどういう取り組みをしているか、簡単な報告をさせていただきました。
最後に、私はできるだけ、拉致議連とこういったところ(拉致現場)に足を運んでいます。一部の心無いマスコミが「何をいまさら」と言います。私は怒りがこみあげてきます。なぜか。やはり現場を見ることは大きなことなんです。まず家族の皆様と心を一つにしていくということです。
現場を見ると、これはプロの仕業だということが分かるんです。共通点がたくさんあります。何かの時に逃げる目印があるとか。現場を見ることが大切です。これからもそれはやっていきたいと思っています。
今日はいいセミナーになるとの期待をしながら、明日の政府主催のシンポジウム、16日のチャリティ・コンサートに、多くの方々にご参加をいただきますようお願いします。
改めてご参集に感謝申し上げるとともに、全員の拉致被害者を取戻すために頑張ります。政府認定は17人ですが、拉致の疑いを払拭できない事案が862件あります。警察が今徹底して再調査を行っています。
ホームページでの公開を通じて、警察にも、数十年前のことでも覚えていて、目撃情報等が入ってきています。警察庁が各県警に任せるのではなく、警察庁がしっかりコントロールして調査し、専門家集団で取組んでいます。そういったことも引き続きしっかり強化したいと思います。
以上でご報告に代えさせていただきます。ありがとうございました(拍手)。