国際セミナー「北朝鮮は世界の拉致被害者をすぐに返せ!」全記録
◆調査報告書を土台として国際連携を
安炳● 拉致被害者家族協議会事務局長(●=王へんに睿)
こんにちは。お会いできて嬉しいです。私たちは韓国で、戦後の拉致被害者家族会として活動しています。日本の皆様が国際セミナーに私を招待してくださったことを光栄に思っています。
今韓国の戦後拉致の家族は高齢化が進んでおり、また経済的にも大変困難な中にいるので、政府とも相談しながら家族支援をしてほしいということで社団法人が作られました。そして私たちは李玉哲(イ・オクチョル)会長が家族たちのために活動しています。
今回の南北離散家族面会においても、戦後の漁民拉致の被害者が2人出てきました。その一人は、実は私の父と同じ「五大洋62号」という漁船に乗っていた人でした。
我々は韓国の中で貧困な家族の生計を助ける活動をしていますが、西岡教授によりこうして国際連帯をしてきて、今日この席に来ることになりました。今回の人権調査委員会の報告書を土台として、私たちも全世界のみなさんと協力して活動したいと思います。ありがとうございました(拍手)。