「もう我慢できない。今年こそ結果を!国民大集会」全記録
◆この1年間が勝負
松原 仁(衆議院議員)
日本の国のまさに主権であり人権問題である拉致問題は、我々は何が何でも解決をしなければならないわけです。そのために我々は、我々が主権を侵されたことへの怒り、人権を侵されたことへの怒りから、様々な経済制裁も行ってきました。
しかし、最終的に私たちは、拉致された人たちを取り返すことが、日本の主権や人権問題の上で最も大事なゴールであることは、お互いに認識をしています。そのゴールをめざして戦う私たちにとって最大のエネルギーはこの集会であり、拉致問題を解決しようとする思いを持った同胞の力こそ、この問題解決の最大の原動力であることは当然であろうと思います。
先ほど平沼拉致議連会長が、まなじりを決して、場合によっては北朝鮮側と拉致議連も膝を交えて徹底的にこの問題に対して結論を得るための努力をするという踏み込んだご発言をなさいました。
もちろん政府は、安倍総理、古屋担当大臣を中心にして徹底した戦いを行い、そして踏み込みながら今申し上げたゴールに向かってひた走りに走っていると私は考えています。
我々は確かに、一方において6か国協議という枠組みにおいて北の核やミサイルの問題を許さないと言っているわけです。
しかし同時に、これは大幅なものではなかったのですが、北がミサイルを撃ったとして、それを乗り越えて安倍内閣が北京において実務者協議をしたという事実は、いかに6か国の枠の中でという議論があろうとも、皆さんのこの熱意、そして時間がないという問題解決に向かっての行動として、私は後世は評価するだろうと確信しています。
この1年間が勝負であるとの確信のもとに、私たちは、今日お集まりのみなさん、そして今までその解決の日を夢見て汗を流してこられたみなさん、関係者、ご家族、10年以上にわたって日比谷公会堂に集まってきた方の怒りや思いや、悲しみや、そしてどうしても解決したいという思いを共にわかちあいながら、頑張っていかなければならないと考えています。
私も、私ができる範囲であらゆることをしながら、とにもかくにも解決である。平沼会長の熱い思いをもらいながら、また被害者家族のみなさんの焦燥に駆られる思いを含めて、この世の中でみなさんいよいよ今年が勝負ということで共に頑張っていきましょう。宜しくお願いいたします(拍手)。
西岡 ありがとうございました。続きまして、三宅博・日本維新の会拉致問題対策委員会事務局長にお願いいたします(拍手)。