救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

「北朝鮮は今どうなっているのか?東京連続集会79」全記録



◆「在外自国民の保護・救出」

西岡 そうすると「在外自国民の保護・救出」の議論もされますか。
 されることになると思いますが、総理会見の時には2つのパネルを使って説明されました。
パネルはこちらを参照
 これが当日使われた2枚目の「駆けつけ警護」です。武装集団にPKOの要員や日本のNGOが攻撃を受けている、その際にPKOに参加中の自衛隊員が警護できるのか。現状の憲法解釈ではできないとされている。この「駆けつけ警護」については、総理としては今後できる方向で検討されると思います。
 実際にこの件については、公明党の抵抗も少ないということですので、おそらく年内に法制化されていくという流れになるだろうと思います。
 この「駆けつけ警護」のパネルの話が、先ほどの配布資料の3番目の範疇に入ります。つまり、拉致被害者の保護・救出ということと、大きく分けると同じ類型で議論をされたわけです。
 しかし、拉致ではなく、「駆けつけ警護」で議論をされたということです。念頭にあるのは、例えば南スーダン、現在自衛隊がPKOで展開しておりますし、実際に現地の情勢が危ないということで昨年末韓国軍から弾薬の提供を求められたこともありますし、日本のJICA職員等もあちらにいるということですので、こうした事態がいつ起きてもおかしくないということで、一つの具体例として述べられたと思います。
 しかし、敢えて申し上げると、日本のNGO職員もPKO職員も自らそういうリスクを承知の上でそうした活動に従事している、あるいはそうした職業を選んだ人たちです。
 そもそも意味なく拉致された人々と、どちらが保護・救出すべき要請が高いかということは敢えて議論するまでもない。私はなぜこのパネルを使用されたのかという点についても理解に苦しんでおります。

  
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