「北朝鮮は今どうなっているのか?東京連続集会79」全記録
◆一番強く制裁している安倍政権になぜ接近し始めたのか
西岡 そこで今日の疑問にもなるわけですが、張成沢処刑後突然安倍政権に接近し始めた。安倍政権はけしからんと言っていたわけです。一番強い制裁を加えている政権です。それに急速に接近をし始めた。
なのに日本側の一部が要求を緩めて合同調査委員会でもいいですよと言っているから向こうがそれに乗ってきたのか、あるいは不安定になって困って、「制裁を緩めてほしい、拉致問題を動かします」というところまで追い込まれているのか、ということがこの記事の背景にあるわけです。
今日本政府の中でこういう記事をリークする人たちがいる。そしてそれを誤報だという人たちがいる。対策本部は拉致のことを考えていますが、外務省は外交全体のことを考えているわけですが、スタンスの違いがあるのかないのか、ということもこの記事から透けて見えるわけです。
そこで、救う会の昨日のメールニュースを見ていただいた方はご存知と思いますが、2008年の交渉がどうだったのかということを検証してみました。2008年も北朝鮮側は宋日昊大使だった。福田政権の時です。「再調査」を約束して、ドタキャンされた。