救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

北の「特別調査委員会」をどう見るか?東京連続集会80 全記録



◆めぐみさんたちは北朝鮮で拉致調査の聞いている

 一方で、何人かの人を返すとか、何人が生きているとか、色々な報道があります。裏交渉がなされていることは間違いないと思うんですが、その裏交渉の中で向こうが数字を言ってきたとしても、「それではだめだ。全員だ。全被害者は譲れない」という交渉がなされているのかどうか。
 前回から今回まで12年かかったわけです。蓮池さんたちが12年前に帰れたということを、多分めぐみさんたちは北朝鮮で聞いていると思います。そして今回は、拉致に関する調査で合意したことが北朝鮮のテレビでも流れました。被害者も当然、そのニュースを聞いているのではないか。
 曽我さんは、1990年の金丸・田辺訪朝団が来た時、「テレビでそのニュースが流れた時、日本の政治家が来たのだから必ず私のことが議題になっているのではないかと、心の中で期待していました」と。
 12年ぶりに、めぐみさんや八重子さんたちが今期待しているのかなあと思います。あるいは名前も分かっていない未認定の被害者もそうだろうと思います。ここで何人かの人たちを取り返すことができなかったら、その人たちの精神状態はどうなるだろうか。絶望というのが人間の健康状態には一番悪いわけです。
 何人かでもいいという交渉を絶対させてはならない。その部分については、政府の方針にある通り、「認定の有無に関わらずすべての被害者の安全を確保し、即時帰還を求める」という決定を絶対に守ってほしい。外務省に強く言いたいところです。


  
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