救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

北朝鮮の再調査結果、予想される問題点?東京連続集会81 全記録



◆外交なのか、被害者救出交渉なのか

西岡 5人の被害者が帰ってきた時、「一時訪問」、「一時帰国」ということでしたが、案内人と称する人たちが付いてきました。彼らは5人を監視し、政治的な活動を指導している指導員です。
 5人の被害者が帰ってきて東京にいる時、指導員もいましたが、別々にして一切連絡ができないようにした。それは当時中山参与が指導されて、一切連絡ができないようにした。
 その前に、飛行機でチャーター便で行ったんですね。特に曽我さん一家の面会の時にチャーター便を使ったことに、「お金をかけすぎだ」とか「ぜいたくだ」という議論があったんですが、チャーター便には意味があるわけです。
 チャーター便の中は日本国ですから、席次を日本が決められるんです。それでまず指導員と離すことをしなければ、平壌にいるのと同じことになってします。別々にして安心してもらって、そして本当の気持ちを聞き出す。
 日本の中でも、東京にいる時は5人は帰ると言っていたわけです。自分たちどうしでも、5人集まっていると、北朝鮮では1週間に1回、指導員が指導するもとで、生活総和というのをするんです。
 これは、労働党の教え、あるいは金日成、金正日の教えを基準にして、この1週間の自分の行動が正しかったかどうかをまず自己批判し、それを相互批判します。それを指導員が監視します。これを1週間に1回、ずっと被害者はさせられているんです。いつ指導員のところに自分たちが出るか分からない5人が一緒にいる席では、「帰る」と言っていました。
 それぞれ故郷に帰って、自宅に戻って、バラバラになって静かになった時に、それでも「日本政府が守ってくれるなら」、「日本に残りたい」という秘密の意思表示があったわけです。だから洗脳はされてないんです。しかし、警戒してるんです。本当に日本が味方なのか。
 今北朝鮮にいるめぐみさんや八重子さんがこの文書を読んだら、「私たちのことを分かっていてくれるんだろうか」と思ってしまうかもしれないなあという点でも残念です。
 外交なのか、被害者救出交渉なのかという観点の違いがどうしても出てきてしまうと思うんですね。

  
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