救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

「北朝鮮の「拉致解決済み」暴言に抗議し政府に毅然たる対応を求める緊急集会」全報告



◆交渉は、拉致被害者のリストを出せということから始めるべき

井上義行 私も、先ほどそれぞれの各党からお話があったこの内容が一番大事だと思います。私も交渉をしてみて、やはり入口というのが非常に大事なんですね。私が北朝鮮に行って、交渉力が高まったのは、やはりあの時は、「制裁をするぞ」という声があって、多くの国民が「絶対許さない」と声があったからです。
 それで取り残されていた拉致被害者の子どもたちを奪還することができたんです。これは最初で決まります。最初の議題で決まるんです。ですから今回の政府派遣では、拉致問題を切り離して、拉致被害者を返す交渉でいくべきだと思います。
 この議題を併行的にやるのは北朝鮮の思うつぼなんです。私は当時、中山恭子先生のもとで拉致問題連絡室、今の対策本部の前身ですが、そこで調査団の色々なことに関わってきました。
 やはり調査団だと、どうしても向こうのペースで、向こうから、じゃあ、あなた方の情報は何だと問い詰められるだけです。そうではなくて、向こうが出すという決断がなければ、拉致問題は動かないと思っています。
 例えば、外務省の名前は言いませんが、めぐみさんの旦那さんが北朝鮮では北朝鮮の人間だと言っていた。ところが私に入ってきた情報は韓国なまりがある、そして正月には実家に戻らずにいたという情報が寄せられました。
 そうすると、もしかしたら韓国から拉致された人ではないかということで、それを北朝鮮に言ってくれと外務省に伝えました。ところが外務省は伝えなかった。だから私は官房長官の秘書官になって秘かに拉致対策本部も使い、韓国に、当時拉致された人間がいるかどうかを調査してもらいました。そして5人がそこで浮上しました。
 その5人のDNAを取って、そして秘かに拉致対策本部に戻って、そしてめぐみさんの夫から髪の毛をもらってDNAを検査したら、ビンゴしたんです。だから小さな情報でも、真剣に考えていくことが非常に大事なんですね。
 ですから、北朝鮮に拉致被害者がいる、間違いなくいるんです。リストを持っているのも間違いないです。このリストをまず出せというところからスタートしなければ、拉致被害者を生き返らせることはできないんです。
 大事なことは、交渉の前に、この生存者リストを出せ、と。ここから入らなければならないんです(拍手)。そのために我々は、どんなことがあっても、どんな総理大臣になろうとも、日本国というのは拉致被害者がいないということは絶対にないという強い意思を持たなければいけない(拍手)。
 是非皆さんの力をお貸しいただきたいと思います。宜しくお願いいたします(拍手)。
西岡 続きまして、拉致議連副会長、西村眞悟先生お願いいたします(拍手)。

  
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