「北朝鮮の「拉致解決済み」暴言に抗議し政府に毅然たる対応を求める緊急集会」全報告
◆「こういう戦略でこうします」という説明会を家族にしてほしい
西岡 最後に一言申し上げます。本来なら、政府が戦略を立てて、「こういう戦略でこうします」という説明会を家族にしてほしかったなあと思います。専門家や議員の先生の意見を聞くのは当たり前のことです。
先ほどから繰り返しおっしゃったように、被害者家族であって、それ以上でも以下でもないわけです。「家族の意見を聞いて決めます」と言われることもプレッシャーになります。
塚田一郎先生は、自民党拉致対の事務局長で拉致議連の事務局長として最後までいてくださって、紙で読んでは分からない家族の方々の気持ち、そして全員取り戻してほしいという気持ちを聞いていただきましたので、是非それを総理にきちんと伝えていただきたいと思います。
そして、できるならば、自信を持ってこの方針で行くんだという説明会をしていただきたいと思います。今日の説明会は、「まだ何も決まっていません」という説明会でした。それはちょっとどうかなと思います。
すべての情報を持っている人が判断すべきと思いますが、今の状況を客観的に見ると心配で、懸念事項がたくさんあるということをみんなで申し上げました。 そして北朝鮮に対して、日本人は全然ぶれてない。すべての被害者が帰ってくるまで我々の怒りは下がっていない。一人でも、月や星を見て、「いつ助けが来るんだろうか」と思っている人がいるならば、解決ではない。助けに行かなければいけないのは私たちだということを確認して今日の集会を終わりたいと思います。ありがとうございました(拍手)。
以上