日朝交渉をどう見るか?東京連続集会82 全報告
◆是非被害者すべての解決を
横田 滋(横田めぐみさん父、家族会前代表) みなさんこんばんは。前回は京都に行っていたため、家でFAXを見たんですが、具体的なことは何も書いてありませんでした。全く新しいことはなく、個人の名前は全く出ていません。今回も具体的なものはありませんでした。
今回の動きには非常に期待をしていました。それは2002年の時に、認定されていた生存者4名と曽我ひとみの5人が出てきて、8人は「死亡」ということでしたが、それは信じていなかったからです。
めぐみは一人だけ自殺ということで、共同墓地に骨があるということでしたが、それ以来全く進展がなく、久しぶりに今年3月に日朝協議がありました。
5月の終わりには再調査の具体的な方法まで決めて、官房長官は「夏の季節が終わり秋が来たころには結果が出るだろう」というようなことをおっしゃっていましたが、新聞を見ると、「もう用意はできている。日本が催促しないから進展しないんだ」という記事もありましたが、何もできあがってないということでした。
特定失踪者は従来あまり話題にならなかったわけですが、今回は警察が(届出数を)出したこともあって、ずいぶん大勢の方がおられます。しかし、年内に出るとは思えません。そういうご家族は、今回しかないのだからちゃんとやってほしいという声が聞こえていますので、是非被害者すべてが何らかの形で解決できるように願っています(拍手)。