日朝交渉をどう見るか?東京連続集会82 全報告
◆私たちは何も知らされていない
横田早紀江(横田めぐみさん母) みなさんこんばんは。本当に長い間、ご支援いただいてありがとうございます。
いつも集まっていだいても、なかなか喜ばしい話がなくて、私自身もせっぱつまったような思いで暮らしています。この度も、日朝会合がありましたが、テレビに映る内容と新聞の内容だけで、私たちはこのように話されたんだなと聞くだけです。
私たちが知らない会合の内容は聞いたこともありませんので、本当のことは分かりませんが、家族会・救う会としては、(拉致は)国家犯罪としてなされたことだということです。そして、「犯罪に巻き込まれた人たちをすぐに返しなさい」と言っているだけです。
政府の方にもそういうことをはっきり言ってくださいとお願いしています。私たちはできる限りのことをお伝えしてきましたが、会合の核心に触れた部分は、私たちは見ていませんし、国民も知らない部分ですので、どこまで踏み込んでいただいているのか、向こうがどれくらいのことを返したのかは誰も分かりません。
しかし、長い年月の重みというものがありますので、何らかの形でやってくださっているのではないかなあと一縷の望みをもって、これからの動きを見つめていこうと思っています。ありがとうございます。