救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

国際セミナー「日朝拉致協議の遅延をどう打開するか」全報告



◆金正日が拉致を指令という内部文書

島田洋一(救う会副会長、福井県立大学教授) 拉致問題の解決のために北朝鮮をつぶさなければいけないということは明白ですが、その点、北朝鮮外交をよく知る一人である金聖●(キム・ソンミン)さんが、北の中で金正恩除去に向けた動きが高まりつつあるとおっしゃったので、私としても期待できるかなという気分です。●は王へんに文
 伊藤博文を暗殺した安重根(アン・ジュングン)は、韓国人にとっては独立運動の英雄かもしれませんが、日本にとってはテロリストです。しかし、金正恩を除去する人間が出れば、これは日韓両国にとって英雄ですから、その時日韓は歴史を共有できることに(笑)。
 日韓が歴史を共有するためにも、そういう英雄が出てきてほしいし、日本としてもバックアップすべきだと思います。
 さて、張真晟さんも西岡さんも、首領の責任を追及し、首領の権威を傷つけることが重要だ、と。そういう姿勢を日本がとれれば、向こうは権威を守るために動いてくる、と言われました。そうだと思います。
 そこで、先ほど惠谷さんもちょっと触れられましたが、アメリカの「ワシントン・タイムズ」という新聞に昨日載った記事を紹介します。書いたのは、ビル・ガーツです。私も何度も会っていますが、国防総省の中のハードライナーのスポークスマンみたいな人です。
 私が過去に国防総省で、リチャード・ローレスという高官に会った時、途中でローレス氏が、「ビル・ガーツも呼んでいいか」と言って、ガーツが部屋に入ってきました。すると翌日、「ワシントン・タイムズ」が日本人拉致問題を取り上げたという経緯もありました。
 そういう位置づけの人物ですが、他の記事によると、最近数年内に北朝鮮で作られた文書を入手した、と。それには、北朝鮮が、労働党何十年史か知りませんが、そういうドキュメントを作る枠組みで作成したレポートです。
 その文書によれば、「金正日自身が、1977年9月29日、及び同年10月7日の2回にわたって、外国人拉致を調査部に対して指示した。特に、魅力的な女性に狙いをつけろと。そして身寄りのない人を狙え」という指示を出したと記事に書かれています。日本政府としても、この記事の信憑性を含めて、きっちり分析し、戦略的に用いてもらいたいと思います。

  
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