救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

国際セミナー「日朝拉致協議の遅延をどう打開するか」全報告



◆ガーツ記者のレポートは、我々が持っている知識とすべて矛盾しない

西岡 一つは情報だと思います。島田さんが報告してくれたガーツ記者のレポートは、今の情報だけですが、私は信憑性が高いと思っています。「調査部に77年9月29日と10月7日に拉致を命令した」。
 そして、「魅力的な女性」、「身寄りのない人」、また、「本人を工作員として使うというプロジェクトもあり、教官として使うこともあった」と書いてあるんですが、これは我々が、惠谷さんと一緒に、世界規模の拉致について何回もここでも発表しましたが、探って北朝鮮内容と一致します。
 松本京子さんの拉致が10月21日で、10月7日より後になります。松本さんから、「若い女性」あるいはアベックの拉致が始まるんです。久米裕さん(9月19日拉致)は前からあった古い形の背乗り型の拉致です。
 新しい拉致は松本さんからで、それをやったのは調査部です。調査部の一人と作戦部の戦闘員三人というパターンでの拉致が始まったのは松本さんからで、当初本人を工作員にするという話があったというのは地村富貴恵さんが証言しています。地村さんと田口八重子さんに、「お前たちは工作員になれ」、「金正日政治軍事大学に入れ」と言われた。
 めぐみさんについても、最初は本人を工作員にしようとしたのではないかという話を金賢姫(キム・ヒョンヒ)さんがしています。「レバノンから拉致された4人の女性は、スパイキャンプに入れられて、工作員になる訓練を受けた」と言っています。これらのことがみんないまの記事と合います。
 「ここ数年の間に労働党の歴史の文書を作った」。実はこれも張真晟さんの本を見ると分かるんです。金日成が死んだ時、労働党は「金日成実録」を作ろうとしたんです。そして張真晟さんは色々なものを見ている。
 今度は金正日が死んだので、「金正日実録」を作ろうとしているのではないか。その過程で過去のドキュメントを探してきて、拉致工作が成功したと書いている。これがもし手に入れば、安保理事会に出してもらいたい。
 我々は間接的な証言から、「金正日が現地化の指令を出し、そのため拉致した」と繰り返し言ってきましたが、ついに文書が出てきたのか。文書自体を見ないと分かりませんが、文書の内容と我々が持っている知識、すべてのことが矛盾しないのです。これは起爆剤になるかもしれない。

  
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