北朝鮮の内部状況と拉致問題の現状‐東京連続集会83 全記録
◆助け出してあげるまでは元気でいるしかない
横田早紀江(横田めぐみさん母) みなさんこんばんは。寒い中を集まっていただきありがとうございます。今飯塚さんがお話しされたことがすべてだと思います。
私たちは、「子どもたちを助けてください」、「早く救出してください」と言い続けて37年になります。あちらにいるのが分かっているのに、どこにいるのかが見えない。姿も見えない。声も聞こえない。本当に何も分からないというこんな不思議なことです。私は不思議で不思議でしょうがないんです。
生きていることが分かっていて、孫がいることも分かっていて、写真も来て、遺骨やあらゆる死亡の証明もおかしいと向こうに言ってあるのに何も言ってこない。日朝交渉も、結局何も分からないままで、迅速に動く感じも見えない。不思議でしょうがないんです。
「なんで何年も動かないんですか」とよく聞かれるんですが、こちらが聞きたいくらいなんです。なんでこんなに動かないのか。私たちは不思議の国だと思っています。やる気がないのか、本気で助けようと気持ちがないのか、それがあっても何があってできないのか分かりません。
健康を守って、助け出してあげるまでは元気でいるしかないと思っていますので、宜しくお願いいたします(拍手)。