「最終決戦のとき、不退転の決意で全員救出を!国民大集会」全報告
◆北朝鮮は広範な人権侵害を行っている国家
柿沢未途 みなさん、こんにちは。国民大集会にご参集の皆様方、本当にお疲れ様です。
わが党も昨年9月に、新たに結党されましたが、拉致問題対策本部を設け、今取り組みを進めています。
「夏の終わりから秋の初め」。こういう話は一体、どこに行ってしまったのでしょうか。やはり、制裁のあり方も含めて、私たちも北朝鮮という国に対する向き合い方を考える必要が出てきているのではないかと思います。
そして北朝鮮は、最近の報道によると、この段階で20発もの核を持ち、ミサイルを持って、この日本も含めて世界に向けてこのような体制をしいているわけです。そして国内でも、自国民、また自らの政府高官に対して背筋も寒くなるような、凄惨な粛清を行い、自国民を強制収容所に入れる。こういう広範な人権侵害を行っている国家です。国連の報告書でも、そのことは「人道に対する罪」とされている。
こうした状況の中で、この拉致問題も含めて、まさに北朝鮮という国家が国家として存立しているということ、そのこと自体が世界に対する、また人間に対する脅威である。このことを、世界に対して、拉致問題の被害者である私たち日本が、また日本人が発信をしていかなければならないと思っています。
そうした気持ちを強く持って、そしてオールジャパンという言葉のもと、日本全体が、日本人が一丸となってこの取り組みを進めていくことが以前にもましてさらに大切になっていると思います。
飯塚代表初め、家族会の皆さん。本当に長年の取り組みに対して、すばらしい、大きな成果を勝ち取ることができるよう、私たちも手を取り合って邁進していくことをお約束し、そして会場の皆様方も、これからもご支援を賜りますよう心からお願いしまして、ご挨拶といたします。みなさん頑張りましょう。ありがとうございました(拍手)。
櫻井よしこ
次に次世代の党の拉致問題対策本部長、中山恭子さんにお願いいたします(拍手)。中山さんは、昨年のこの会で、「ストックホルム合意などでは誰一人取り戻せない」と一番先におっしゃいました。