「最終決戦のとき、不退転の決意で全員救出を!国民大集会」全報告
◆一刻も早く帰れるように
横田 滋(横田めぐみ父、元家族会代表)
どうして拉致のことを優先的に考えているかと言いますと、拉致問題は国の主権の問題とか国民の生命等に関わる重大な問題であるということです。北朝鮮から帰ってもらうことが必要ということです。
例えば北朝鮮は、「地上の楽園」などと言って、新潟からご主人と一緒に行った方で、帰ろうと思っても返してくれないんですが、これは人権問題ではありますが、主権侵害の問題とは少し違います。人数的にはそういう方がたくさんおられます。
現在政府が被害者に認定しているのは17人です。その中で、蓮池さん夫妻、地村さん夫妻と曽我さんで5人。後からジェンキンズさんも帰ってきましたので、帰って来たのは6人です。そして8人は死亡となっています。不自然なことに8人は遺骨がありません。「遺骨」を二度出したりはしましたが別人のものでした。
また、若い人が不自然な事故死をしています。そして遺骨は土葬にしていたが洪水で流されて残っていないというのも不自然です。松木さんの「遺骨」は少し下流にあったからとして、本人のものとは違うかもしれないと言って出してきました。これも実際は別人のものですから全くいい加減なものです。
昨年5月の協議で、早いの(報告)は涼しくなったころに、一番遅くても来年の7月までに結果を出すということでしたが、全然出さない。年末くらいには出すだろうということでしたが、出ませんでした。
今年になって中国で日朝協議をしていますが、成果はあがっていません。約束を破ってばかりいますので、我々としては一刻も早く帰れるように政府のお力をいただけるようにと思っています。これで終わります(拍手)。