救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

「最終決戦のとき、不退転の決意で全員救出を!国民大集会」全報告



◆もうこの辺で全国の大きな喜びに

横田早紀江(横田めぐみさん母) 皆様こんにちは。本当に長い年月このようにご支援いただき、本当にありがとうございます。今日は安倍総理を初め国会議員の皆様、地方議員の皆様、そして支援してくださっている皆様、本当にたくさんの皆様に来ていただき、熱い中、力強いお言葉をいただいて感謝しています。
 先日、小山という所で蓮池薫さんの講演会がありました。私は11年ぶりに対面したんですが、色々なことを考えさせられました。薫さんがおっしゃったことで、「私は命以外のものは全部なくしました」ということでした。
 そして、「拉致被害者は向こうにとって有益に使うための道具にしか過ぎないものですから、拉致をされた人たちは、食べ物など生活のレベルは日本に比べて非常に低いけれども、なんとかやっていける」という感じでした。
 しかし、「精神状態を強く維持していくことだけが最後の問題」ということでした。「誰がどこまで精神状態を維持して頑張りぬけるかということだけです」と。
 私たちは普通の市民でしかありません。だから何にもできないんです。「子どもたちを返してください」と言うだけです。本当にこんなことが起きているなんて全く思わなかったことが、突然家の門から消えて、20年間も何も分かりませんでした。
 親は、「何でいなくなったんだろう。どうしたんだろうか。殺されたんだろうか。海におぼれているんだろうか」とみんな気が狂うように探し回って、本当に絶望の中で死んだ方がいいと思うくらいまでいって、打ちのめされて過ごしてきました。
 本当に多くの皆様のお助けの中で今日まで、私は79歳になりますが、生かされてきました。そしてこれからも訴えていかなければならないかもしれませんが、先ほどどなたかがおっしゃっていましたように、拉致問題という大変なことが、日本の国の中で本当に起きているんだということを知っていただくまでものすごい年月が必要だったんです。
 署名活動をしても、「そんな変なもの私たちには関係ありませんよ」、「そんなこと嘘でしょう」という方が通り過ぎていかれて、それでもたくさんの方に助けていただきながら、署名は本当に集まらなかったものが今は1000万以上を総理にお渡しすることができました。
 今は中学校にもたくさんお呼びいただいて、たくさんの全校生徒が座って、初めて聞くかのような問題を聞いて、真剣に自分たちの問題として、こんなに大変なことを何も知らないで平和に暮らしていて、今日も親とけんかをして出てきたけど、こんなことは罰が当たることだったと涙を流して感想文をたくさん書いていただきます。
 そしてこのような大変な問題が、長々と延びて、延びて、延びて、ちっとも動かないだけに大きな問題であること、そして解決された時、日本にとって最高の喜びの場となると思います。そして一人ひとりの国民の思い、あらゆる人たちの思いをくつがえすほど素晴らしいものに日本が変わっていくのではないかと思います。
 向こうで苦しんでいるであろう子どもたちのことをいつも私は祈りながら、写真を見ながら、「今日も頑張ってね。いつも祈っているから」と。季節ごとにお雛様を飾ってあげたり、どなたかからいただいたあの子の好きなお花を飾ってあげたり、中学生のめぐみちゃんがどんな女性になったかなあと色々なことを思いながら毎日暮らしておりますが、もうこの辺で全国の大きな喜びに変換させていただきたいと思います。
 どうかこれからも宜しくお願いいたします(拍手)。ありがとうございました
(拍手)。


  
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