「最終決戦のとき、不退転の決意で全員救出を!国民大集会」全報告
◆報告書はいらない、被害者を出して
飯塚耕一郎(田口八重子さん長男、家族会事務局次長)
みなさんこんにちは。本日はお日柄もいい中、このように大勢の方にお集まりいただきありがとうございます。また、毎年のように開催していただいてお手伝いしていただいている救う会の方々に本当に感謝しています。
私が本日申し上げたいことは至ってシンプルです。約1年前にストックホルム合意がなされました。端的に言えば、すべての日本人に関わる諸問題を包括的、併行的に協議していく。その結果を2015年の夏ぐらいまでには出したいということでしたが、本日まで見て、まず北朝鮮が特別調査委員会を立ち上げたけれど結果はゼロです。何も出てきていません。
また日本として経済制裁解除をしたままで、1年経っても何もなされていない状況です。昨日、自宅でテレビを見ていたら、どこぞのナンバー2の方が、マツタケの不正輸入に関して操作するのは不当弾圧であると。そして日朝協議が進まないのは日本に問題があるということが報道として流れました。
結果として感じたのは、北朝鮮が本気ではないのは明らかだということです。そして日本がこれまでにないくらい本気で、この問題を解決するんだという姿勢をまず見せる必要があることです(拍手)。そして北朝鮮が本気になる必要があると思っています。その結果、解決が出てくると考えています。
正直に申し上げると、ストックホルム合意に関する拉致被害者の報告書なんかはいらないと思っています。夏までの解決などどうでもいいと思っています。私としては、焦らず確実に最優先で拉致被害者を帰国させる。このことこそが解決だと思っています(拍手)。
これからもご協力の程お願いいたします。そして改めて皆様に申し上げます。我々家族は、30年、40年という長い月日、私たちの家族に会っていないんです。これは怒って当然なんです。ですからこの怒りを北朝鮮に向けたいと思います。どうもありがとうございました(拍手)。