「最終決戦のとき、不退転の決意で全員救出を!国民大集会」全報告
◆日本の政府のどこかに弱腰がある
松本 孟(松本京子さん兄) みなさんこんにちは。大勢の方がお見えになり、本当にありがとうございます。
私の妹がいなくなって39年が経ちます。過ぎた日は帰ってきませんが、妹が一日も早く帰れるように私も一生懸命やってきました。しかし、残念なことに、未だに帰ってきません。
私たちは何も無理なことを言っているわけではないんです。日本から勝手に北朝鮮に連れていって、未だに返さない。だから「妹を返せ」と言っているだけなんです。当たり前のことだと思います。
自分の家族が連れていかれていなくなった。それでいいという家族はいないと思います。「返せ!」と言っているだけのことなんです。脅しているわけでもない。当たり前のことを言っているだけ。その当たり前のことがどうしてできないのか。
それは日本の政府のどこかに弱腰があるからでしょう。もっと強く言えないのか。何も北朝鮮の人をいじめるわけではないんです。
この39年間の苦しみというのは、北朝鮮の人に分かるでしょうか。連れ去られた家族の苦しみを一日でも早くいやしたい。それだけのことです。そして大勢の日本の人たちが怒っている。そのことを北朝鮮の方に、身に沁みて分かっていただきたいと思います。ありがとうございました(拍手)。