「最終決戦のとき、不退転の決意で全員救出を!国民大集会」全報告
◆北朝鮮に家族がいて、子どもがいて、孫がいる拉致被害者
寺越昭男(寺越昭二さん長男) みなさんこんにちは。
昨日新幹線で石川からこちらに来ました。3月14日に北陸新幹線が開通しましたが、私はたまたまその日が誕生日で、65歳になりました。父が拉致されたのは私が13歳の時です。それからもう52年経ちました。
今私の娘の夫が新幹線の運転手をしています。たまたまです。娘が4歳の時に、北朝鮮から手紙が来ました。「突然北朝鮮で暮らすことになった」という叔父(寺越外雄さん)からの手紙でした。それからでも30年経ちます。振り返ってみると、長いようで、あっという間に過ぎたような53年でした。
今一番心配しているのは、北朝鮮にいる従兄弟(寺越武志さん)のことです。従兄弟は、「拉致ではなく救助された」と言わされています。だからこの従兄弟をどうやって日本に連れ戻すことができるか、取り返すことができるかは本当に難しい問題だと思います。
家族がいて、子どもがいて、孫がいて、そういうように北朝鮮で根を張った今の従兄弟の環境を考えると、どうすれば一番いいのかなという思いでいっぱいです。多分、他に被害者の皆さんが帰られた時に、一番最後に残る問題じゃないかと思います。
皆様方の知恵をお借りしながら頑張っていきたいので、宜しくお願いしたいと思います。ありがとうございました(拍手)。