「最終決戦のとき、不退転の決意で全員救出を!国民大集会」全報告
◆力を持って取り返すということを少なくとも選択肢の一つにすべき
荒木和博
もう一つ。私たちはこの間、この資料を作りました。それは昭和20年以降、拉致、失踪、そして北朝鮮の工作事案としてどんなことが起きたのかを表にしたものです。長さにして7メートル。これでも一部です。これだけのことを我々はずっとやられてきたんです。恥ずかしいと思いませんか。これは警察だけの責任ではない。政治家もそうだし、官僚もそうだし、何よりも我々国民がこんなことを許してきたことを恥ずかしいと思わなければいけない。
あんな自分の国の国民もまともに食わせられない国に、こんなことをやられてきたんだということに対して、怒りをもっと多く持っていただきたい(拍手)。
総理は、「北朝鮮が未来を描けないということを知らせなければいけない」とおっしゃいましたが、北朝鮮という国は未来は持っていません。明日どうするかしか考えてない。本当に北朝鮮が国の未来をどうしようかということを考えた愛国心のある人たちは、とっくに処刑されるか、飢え死にしています。
今残っているのは屑ばかりです。トップも含めて(拍手)。北朝鮮の言葉で言えば、インガンスルギと言いますが、人間の屑、こういう連中しか残っていない。その相手とのんびりと交渉するということ自体が、時間の無駄というよりも、拉致をされてる方々を救おうとしない証拠になります。
彼らに未来を描けないようにするためには、いつ日本は爆弾を落とすかもしれないと思わせることが未来を描かせないということになる。その覚悟を我々は持たなければいけないと思います。その覚悟を持てないのであれば、拉致被害者を見捨てることになります。これは認定されている方も、されていない方も同じです。
ともかく見捨てるのなら、今ここにおられる家族会の方々、そして特定失踪者の家族の方々に、「もう我々はできませんから見捨てます」と正面から言っていただきたいと思います。そうでなければ、力を持って取り返すということを少なくとも選択肢の一つにしなければいけないのではないだろうかと思っています
(拍手)。
ご協力をお願いして、私からの話を終わります。ありがとうございました(拍手)。