これだけできる北朝鮮への追加制裁‐東京連続集会86 全記録
◆初めて、朝鮮総連に対し「厳格な法執行」を提言
西岡 力(救う会会長、東京基督教大学教授)
もう一つ。6番目の「朝鮮総連に対し厳格な法執行を行うとともに、総連本部建物の継続使用に係る資金の流れを把握し、整理回収機構による債権回収に万全の対策を講じること」について。先生は少し省略されました。朝鮮総連本部についてはお話の通りですが、それだけでなく、ここで大きな問題は「朝鮮総連に対し厳格な法執行」という表現が入りました。
今までは、厳格な法執行という言葉しかなかったのです。私は色々な所で、厳格な法執行というのは、朝鮮総連や北朝鮮の不法行為の取り締まりを強化することですよと解説していました。ここでは、「朝鮮総連に対し厳格な法執行を行う」と書かれました。
つまり、朝鮮総連をどう見るかという問題です。日本には破壊活動防止法という法律があり、個人の犯罪を取り締まるのではなく、組織が破壊活動をする、日本の治安にとってよくない活動をするかどうかについて公安調査庁という役所を作って監視をし、危険だということになれば法的に解散命令を出すことができる仕組みがあるわけです。
その公安調査庁が監視している団体の一つが朝鮮総連です。その朝鮮総連は、日本の友好国の韓国の法体系では、反国家団体です。国家保安法という法律があるんですが、それによると、反国家団体に加盟しただけで最高罰が死刑です。そういう団体です。