救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

これだけできる北朝鮮への追加制裁‐東京連続集会86 全記録



◆なぜ1年という期限があるのか


増元照明(増元るみ子さん弟)

 みなさんこんばんは。塚田先生たちが一生懸命考えてやってくださったと思います。ところで私は不思議なんですが、なんで1年という期限があるんでしょう。被害者家族にとっては、最初の期限は昨年9月です。
 拉致問題対策本部の幹部がおっしゃったんですが、政府認定拉致被害者は17人、警察認定を入れても19人です。そして行方伊不明者である特定失踪者は880人。日本人妻は1800人。遺骨は2万8千柱。そして、「この数を見ても分かるでしょう」と言われたんです。
 だから9月だと思っていたんですが、9月になってもあのような状況で、家族会・救う会では昨年12月をめどに、何も出てこなければ強い制裁を課すべきだと言って、7月になりました。
 家族の気持ちと、世の中の期限に対する考えに乖離がある。政府とも乖離がある。そういう思いが常にあるわけです。だからなぜ7月が期限なのか不思議なんです。
 塚田先生がおっしゃったように、改めて書くことが必要なんですが、3番目の、情報収集を強化することは、じゃあ今までやってなかったのかと思ってしまうくらいです。何もつかんでいないということですかね。今まで拉致問題で対策本部がやってきたと思うんですが、改めで「強化する」と書くことが違和感があります。
 検査を徹底するというのも含めてです。オールジャパンと言うんですが、北朝鮮の船が入ってきても結局は隠蔽するような体質がある。これが拉致問題をここまで大きくしてきた日本の問題であるということです。政府の認識が徹底していないんです。
 こういうことを許していること自体が、オールジャパンも言葉の遊びとしか考えられない。家族が、特に高齢の家族がどれだけの思いでいるのかです。世の中の動きがあまりにも共有されていないことで、残念な気持ちがあります。
 そういう点では、先日から国民の皆様に訴えていますが、政府の今のやり方に対して国民の皆様が声を出していただくしかないなと思っています(拍手)。

◆7/22水 緊急国民集会


司会 7月22日(水)18時半から、東京・星陵会館で、家族会・救う会・拉致議連主催で、「全被害者を取り戻す緊急国民集会」を開催します。司会は櫻井よしこさん。この時点で何も動きがなければ非常に厳しい制裁を要求しようというものです。どうぞご参加ください。本日は以上で終わらせていただきます。ありがとうございました。

以上


  
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