救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

「特別調査委員会」1年全拉致被害者を取り戻す緊急国民集会全記録



◆本当にこんな交渉でいいのか


平沼赳夫(拉致議連会長、次世代の党党首、衆議院議員)
 皆様方、こんばんは。今日の緊急国民集会に先立って、拉致議連の総会を開催しました。色々意見が出ました。昨年5月、ストックホルムにおいて特別委員会ができることになり、7月には具体的な話が行われて、昨年の夏か秋には正式な返答ができそうだと言っていたわけですが、見事に裏切られてしまったわけです。
 今年に入って、1年にもなるのに、「延期したい」と言ってきました。そして遺骨の問題と日本人妻の問題を先にやりたいと言いました。安倍総理は、「拉致問題の解決なくして北朝鮮の未来はない」と言い切っています。北朝鮮は本当に我々日本をなめていて、そういうことを繰り返してきました。
 今日の総会でも、「いつまでにやるという約束はしていないのか」、「向こうは1年をめどと言っているがいつまでに結論を出すのか。それが交渉事じゃないか」と。外務省からは、そういうふうに決まりましたという具体的な話がなかった。
 さらに、「延期すると言っているけれどもいつまで延期するのかちゃんと取り決めてきたのか」と言ったら、それも外務省の返事は曖昧でした。「こういうことに、拉致の問題の将来がかかっている。そんな交渉でいいのか」という意見が出て、私もまさに同感でした。
 交渉をやるのだったら、期限を切っていつまでにやる、延ばすのだったらいつまで伸ばすということを、交渉なら最低限決めなければいけないのに、そういうこともしていないのです。
 拉致議連としては、侃侃諤諤議論しました。政権政党である自民党は13項目に及ぶ北朝鮮に対する要求を出して安倍総理に話をしましたし、私が所属している次世代の党では、北朝鮮を相手にしていくためには、(外務省だけの交渉でなく)もっと政府として実力のある組織を使った方がいいじゃないかという意見まで飛び出しています。
 いつまでにということすら決められていない。どこまで延ばすかも決めていない。だから本当に国としての実務者が集まった組織で対応すべきじゃないか、ということです。
 おそらく今月内だと思いますが、安倍総理主催で、総理官邸で政府・与野党拉致問題対策機関連絡協議会が開かれます。その中で各党が直に総理大臣に、今言ったようなこともぶつけて、本当にこんな交渉でいいのかということを拉致議連として明確にしていかなければならないと思っています。
 今日の拉致議連の総会では、皆さん方の意見を聞いて、要望も取りまとめました。これに基づいて来るべき協議会においても、しっかりと拉致議連、それぞれの政党で努力をして、一日も早くこの問題を解決できるように努力していきたいと思っています。皆様方のご協力をお願い申し上げ挨拶に代えさせていただきます。ありがとうございました(拍手)。
櫻井よしこ 次に、あの難しい相手の北朝鮮を目の前に置いて、本当に国民のために戦ってくださっている山谷えり子拉致問題担当大臣にお話を伺います(拍手)。

  
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