最終決戦のとき、不退転の決意で全員救出を!国民大集会報告
今年2回目の国民大集会は、平成27年9月13日、「最終決戦のとき、不退 転の決意で全員救出を!国民大集会」として、東京・日比谷公会堂で開催された。 家族会、救う会、拉致議連、北朝鮮による拉致被害者を救出する知事の会、拉致 問題地方議会全国協議会が主催し、政府代表、各党代表、特定失踪者問題調査会役員と同家族も参加した。
安倍晋三首相は「調査の開始から1年以上が経過したが、いまだに具体的な見通しが立っていないことはまことに遺憾だ」と述べ、改めて、「何よりも大切なことは、拉致問題を解決しなければ北朝鮮がその未来を描いていくことは困難であると北朝鮮の最高指導者に認識させること」だと述べた。飯塚繁雄 家族会代表は、「我々としては被害者の帰国だけが目的だ」と述べた。
決議文には、「金正恩政権は遺骨偽造技術開発をつづけ、13年前の死亡、未入境という通報は正しかったという報告書を準備しているという情報がある」との救う会が入手した情報が盛り込まれた(メールニュース2015.09.15参照)。
また、決議文には「日本政府は、全被害者の一括帰国の期限を設定し、それが実現しなければ昨年の合意を白紙にして、未来を描くことが困難になるような強力な制裁と国際圧力をかけると通告せよ」、「立法府は、テロ集団を支える活動をわが国内で行うことを阻止する新法を作れ」との文言も盛り込まれた。